シブヤ大学

LGBTの家族と友人のためのワークショップ

10:00-15:00
  • ケアコミュニティ・原宿の丘
  • 中村 中 [歌手]、杉山 文野 [トランスジェンダー]
参加費
無料
定員
30名
参加対象
LGBTの家族・友人の方(授業は1日通して参加できる方に限らせて頂きます)

当日の持ち物
昼食代1,000円、筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は2013年4月22日(月)に行います。(抽選予約受付は4月21日(日)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、
   2013年5月1日(水)12時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
みなさんは、大切な誰かにカミングアウトされたことがありますか?
「カミングアウト」はもともと、“coming out of closet”を短くした言い回し。
LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの総称で自らを肯定的にさす言葉)の性的少数者が、
自分を押し込めていたクローゼットを飛び出して、相手に本当の自分を打ち明ける行為をさす言葉です。

当事者にとって、カミングアウトするのはとってもエネルギーがいることです。
それはそれまでいた「クローゼット」の中から、一歩を踏み出すことだから。
一方で、カミングアウトされた方だって、そりゃあ びっくりたまげてしまいます。
それは「クローゼット」にいた相手を、本当のその人だと思っていたのだから。

* * *

今回はカミングアウトでびっくり経験のあるLGBTの家族や友人のみなさんが対象の授業を行います。

カミングアウトはある日突然やってきます。振り返ってみれば、その時の思いは様々だったはず。
今回授業を共催する「LGBTの家族と友人をつなぐ会」のHPには、多くの体験談が寄せられています。
息子の孤独に気づかなかった自分を責めながら、本人には隠れて涙を流した家族がいます。
「女らしくしたら?」と面白がっていた「妹」が「弟」になったお姉ちゃんは、「知ることからはじめて欲しい」といいます。
国外逃亡するつもりで英語を勉強していた同性愛の男子高校生には、
カミングアウトの後、そんなオープンな話ができるようになったお母さんがいます。

参加者のみんなでそれぞれの経験について話をすることで、
新しい発見や、気持ちが少しラクになることがあるかもしれません。
お子さんや友人に面と向かって聴けずにいたことは、
この際ゲストにお招きするいろんな世代のLGBTの皆さんに聴いちゃいましょう!
もしかしたらそこには、同じ思いをもった方がいるかもしれません。

今回もう一人の先生としてお招きする中村中さんは、この日のためのスペシャルソングを用意しています。
みんなでわいわいお昼を食べながら、がやがや歌なんて歌いながら、
楽しく皆さんの大切な「誰か」のことに、思いをめぐらせてみましょう。

* * *

カミングアウトは、する方にも、される方にもエネルギーのいることかもしれません。
けれどもそこには、あなたにもっと伝えたい、あなたをもっと知りたいなんていう、
相手を強く思う圧倒的な気持ちがあるのではないでしょうか。

カミングアウトは、おつきあいを結び直すことかもしれません。
あなたの大切な誰かとのおつきあいが、もっと素敵なつながりになるように、
LGBTの家族や友人の皆様は、是非ぜひ足をお運びください◎

【授業の流れ】
09:30 受付開始
10:00 オリエンテーション 講師:杉山文野(授業コーディネーター・ハートをつなごう学校代表)
10:45 「今さら聞けないこんな話、今だから言っちゃうこんな話!」
     様々な世代のLGBTのゲストと参加者の皆さんで、
     家族や友人のカミングアウトのことについてお話します。
12:00 昼食・休憩
13:00 「ハートをつなごう合唱団」 講師:中村 中先生
15:00 記念撮影・終了

*終了後10分ほどアンケートの記入をお願い致します。
*昼休み以降は同日開催の「ハートをつなごう授業」の参加者と合同の日程です。
*今回の授業はTOKYO RAINBOW WEEK 2013との共催事業です。


(授業コーディネーター:杉山文野 / 文責:平松和旗)


【注意事項】
※1:今回の授業はLGBTの家族・友人の方で、1日を通して参加できる方を対象としています。
※2:お一人につき1,000円の昼食代がかかります。
※3:当日、テレビカメラが入る予定です。
   プライバシーには十分配慮いたしますが、カメラ撮影に抵抗がある方は当日受付時にてお知らせください。
   なお、参加者個人での撮影、録音は固くお断りさせていただきます。

先生

[ 歌手 ]

中村 中

1985年6月28日生まれ。東京都出身。
2006年にシングル「汚れた下着」でデビュー。翌年1stアルバム「天までとどけ」をリリースし、幅広い層から支持を集める。2010年「少年少女」では大きな話題を呼び、第52回「日本レコード大賞優秀アルバム賞」を受賞。デビュー5周年企画ベストアルバム「若気の至り」、5thアルバム「聞こえる」などをリリース。舞台演劇・舞台音楽でも活躍を広げ、2013年10月には新国立劇場にて「エドーワード2世」イザベラ役に抜擢。

[ トランスジェンダー ]

杉山 文野

NPO法人ハートをつなごう学校 代表
Tokyo Rainbow Week 2013 代表
1981年、東京都新宿区生まれ。フェンシング元女子日本代表。早稲田大学大学院にてセクシュアリティを中心に研究した後、その研究内容と性同一性障がいである自身の体験を織り交ぜた『ダブルハッピネス』を講談社より出版。韓国語翻訳やコミック化されるなど話題を呼んだ。卒業後、2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、現地で様々な社会問題と向き合う。帰国後、一般企業に3年ほど勤め、現在は自ら飲食店を経営するかたわら、各地での講演やNHKの番組でMCなども勤める。

教室

ケアコミュニティ・原宿の丘

渋谷区が旧原宿中学校の校舎を改修し、幼児から高齢者、障がい者まで、地域で生活するすべての人々が集い、支え合える地域コミュニティの拠点施設として設立。グラウンド・体育館や音楽室などは当時の雰囲気を極力残し、屋上にあったプールはビオトープとして活用するなど、旧中学校校舎という建物の独自性を残している。1・2階はケアコミュニティ施設、3階は教室をリフォームし、会議室などで地域の人々が利用している。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
*スロープ、エレベーター、点字タイル設置

所在地
渋谷区神宮前3-12-8
電話:03-3423-8815
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、シブヤ大学:080-7507-7332(代表)までお尋ねください。)

最寄り駅:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅 下車 徒歩7分
<注意事項>
ケアコミュニティ・美竹の丘ではありません。