シブヤ大学

みんなの図工室18  やってみよう!金継ぎ~漆と金粉でよみがえる器~ 【第2回】

14:00-16:00
  • 西武渋谷店 A館7階 サンイデー渋谷 教室スペース
  • くぼ めぐみ [漆造形作家]
参加費
無料
定員
8名
参加対象
第一回にご参加いただいた方。

当日の持ち物
補修する器とそれを入れる密閉容器、筆記具、カッター、エプロン、アームカバー等(衣服、皮膚を保護するもの)
申し込み方法
本授業は連続授業の第2回目です。新規でのお申込み受付はございません。
※1:3回連続講座の2回目です。今回募集はありません。
※2:参加予定の方には別途メールでもご案内させていただきます。
※3:材料費として、金粉代実費を頂戴いたします。
   *金粉の価格には変動があります。
図工室って、何かを作るところですね。そして、なんだかいい響き。
図工室はいつもの教室とちがった特別な場所のような気がします。いろいろな道具が置いてあったり、
大きな机を囲むように座って、みんなの顔が良く見えたりして、なぜか、楽しい、ワクワクするような、
ある時はちょっと一息つける場だったりします。
作ったり、描いたり、直したり、を楽しむ授業がシリーズ「みんなの図工室」です。 

今回の「みんなの図工室」は、参加者のリクエストが多かった「金継ぎ」に挑戦します。そして、初めての3回連続講座でもあります。
「金継ぎ」とは、割れてしまった陶磁器を漆で接着し、継ぎ目を金、銀、白金など蒔絵で装飾して仕上げる日本古来の修復技術です。発祥は、茶の湯が盛んになった室町時代といわれ、貴重な茶器をどうにか元通りにできないかという想いから、先人が工夫を重ねて出来上がった技術なのではないでしょうか?
さらに、修復後の継ぎ目を「景色」として、破損前と異なる趣を愉しんだりすることもあるそうです。

漆の代わりに合成接着剤を使った、簡易にできる「金継ぎ」もあるようですが、本授業では、漆造形作家のくぼめぐみさんを先生にお招きし、漆を使い、金蒔絵を施す日本古来の「金継ぎ」を学びます。
ぜひ、割れたり欠けてしまったけど、愛着があって大切にこれからも使い続けたい陶磁器をご持参ください。
割れた陶片を接着し、欠けたところを埋め、継いだ部分に金粉を蒔き、新たな景色を持つ器によみがえらせましょう。

漆の乾燥期間が2週間以上必要なこともあり、3回に分けて受講していただきます。

【出来上がりまでの流れ】
第1回:9月9日(日)14:00~16:00 →終了いたしました。
 「接着」・・・ 割れた部分を漆(麦漆)で接着します。(持ち帰り、ご自宅で乾燥してください。)
  ※材料費2,500を頂戴します。
 ↓   
第2回:10月14日(日)14:00~16:00
 「錆付け」・・・かけ部分や割れ線の細かい隙間を漆(錆漆)で埋めます。(持ち帰り、ご自宅で乾燥してください。)※金粉代実費を頂戴いたします。
 ↓
最終回:10月28日(日)14:00~17:00 
 「粉蒔き」・・・継いだ部分に絵漆を塗り、金粉を蒔きます。   
 ↓ 
出来上がりです!


陶磁器をはじめ、身の回りで使うモノは、いつの日にか割れたり、欠けたりしがちです。日々使うものには愛着が沸くものですね。それを修復して使い続けるって素敵なことです。
「金継ぎ」を通して、漆、蒔絵、陶磁器など、より日本の伝統文化に親しむきっかけになればうれしいです。


初めての方でも気軽にご参加いただけます。

【授業の流れ】 第2回 「錆付け」
13:45  受付開始
14:00  はじめに~
14:05  先生から、金継ぎについて~漆の性質、かぶれについて
      作業の説明
      たのしく、金継ぎに挑戦!
15:50  ふりかえり~記念撮影
16:00  終了


(授業コーディネーター 佐藤隆俊)


【注意事項】
※1:材料費について
   ・金粉代実費(授業時の時価相場にて計算いたします)を頂戴いたします。
※2:持ち物について
   ・汚れても良い服装でいらしてください。
   ・漆は皮膚に触れるとかぶれる事がありますので、エプロンなど衣服、皮膚を保護するものをお持ち下さい。
    長袖やアームカバー(汚れても良いもの)、バンダナ(頭を覆うもの)もあるといいです。
※3:持参いただく器について
   ・一部割れた陶磁器(3片まで)で、径が15cm以下の器類(小皿、湯のみ、急須、蕎麦猪口など。
   ・縁が小さく欠けた陶磁器も修理可能です。
   ・複雑な割れや大きな欠損があるものは適しません。
   ・器を入れるタッパーなどの密閉できる容器を必ずご持参ください。
   (器を入れて周囲に4cm以上余裕がある大きさのもの・持ち運びや漆の乾燥に使用します。)
   ・持参いただいた器が、破損状況により時間内に修復が困難な場合や、
    割れた陶器が無い場合は、ご用意したものを使っていただきます。
※4:連続授業について
   ・本授業は、連続授業の2回目です。
    【全日程】
    第1回 : 9月 9日(日)14:00~16:00(終了)
    第2回 :10月14日(日)14:00~16:00
    最終回 :10月28日(日)14:00~17:00 
    万が一、途中でお越しいただけなくなった場合は、器を完成させることは出来ません。
    また、材料費等の返金も出来かねますので、予めご了承いただけますようお願いいたします。


■株式会社そごう・西武 西武渋谷店



1968年にオープンした西武渋谷店は、
流行と文化の発信地として常に時代に共感しながら「シブヤスタイル」を提案する百貨店です。
さまざまなお客様のご要望にお答えするために、
深い商品知識を持つ「専門販売員」を売場に配置しています。
また、お体の不自由なお客さまのお買い物のサポートを目的とした
「ハートフルアドバイザー」を置くなど、百貨店らしさに加え、一人ひとりの生活スタイルに答え、
地域にも根ざしたサービスをお客さまに提供することで、
豊かな暮らしの創造に貢献していくことを目指しています。

先生

[ 漆造形作家 ]

くぼ めぐみ

1973 生まれ 大阪府枚方市出身 
2000 東京藝術大学漆芸科卒業後、自宅兼工房(千葉県)にて制作活動を開始 
2009 颯工房うるし教室開講・金継ぎ講座(銀座)開講
■近年の主な展示会
2009 自宅兼工房『颯工房』で工房公開と展示会・颯工房うるし教室Open
    廚の会「雛祭り」(蕎麦会席と日本酒の宴)/
    自然な料理人あだちひろみ&漆造形作家くぼめぐみ/木々の音/行徳
2010 絵と漆展 須藤美保&くぼめぐみ/ギャラリー華/広尾 
2011 個展 -手と器-
2012 個展 -乾漆の器-
作品は乾漆技法によるもので、麻布等をを漆で固めた物を素地としています。

教室

西武渋谷店 A館7階 サンイデー渋谷 教室スペース

「サンイデー」の名前はフランス語で「100のアイディア」という意味です。 この場所からたくさんのアイディアやハンドメイクを通したコミュニケーションが広がればいいな、という気持ちが込められています。
■西武渋谷店 A館7階 サンイデー渋谷 教室スペース  電話:03-3462-3324<直通>
<バリアフリーに関して> 西武渋谷店[ハートフルアドバイザー]がご案内いたしますので、安心してお楽しみ頂けます。 尚、[ハートフルアドバイザー]のアテンドをご希望される場合は、 授業前日までにコンシェルジュまでご予約ください。
■西武渋谷店 コンシェルジュ  電話: 03(3462)3904 <直通>

所在地
東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店 A館7階 サンイデー渋谷 教室スペース
電話:03(3462)0111大代表
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。)

最寄り駅:JR渋谷駅、東京メトロ半蔵門線・銀座線・副都心線渋谷駅、東急東横線渋谷駅、京王井の頭線渋谷駅よりそれぞれ徒歩30秒~5分


<連絡先>
シブヤ大学事務局  
03-3479-4285(10:00〜18:00)
070-5563-8840(授業当日のみ)
info@shibuya-univ.net