シブヤ大学

いろゑうるはし~古伊万里の色~

17:00-18:30
  • ケアコミュニティ・原宿の丘
  • 中島 由美 [戸栗美術館キュレーター]
参加費
無料
定員
40名
参加対象
古伊万里に興味がある方。

当日の持ち物
筆記用具をご持参ください。
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。 
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は7月7日(月)に行います。(抽選予約受付は7月6日(日)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、7月17(木)0時まで先着順でお申し込みを
受付いたします。
食卓の上に並ぶ、日本の家庭らしさ溢れる食器たち。
それらをよく見ると、白い食器の上には赤、黄、緑、さまざまな色で文様が描かれています。現在当たり前のようにある、こうしたカラフルな器は、江戸時代に入るまで日本には存在しませんでした。それはどのように生まれ、どのように発展を遂げたのでしょう。

カラフルな色彩で文様の描かれた白い磁器を「色絵」と呼びます。はじまりは江戸時代、伊万里焼から。
文献によると、初代柿右衛門が、1647年頃の少し前に中国人から技術を伝授され、試行錯誤した結果、開発に成功したと書かれています。
その伊万里色絵の誕生と発展の物語には、職人の創意工夫、大名家の思惑、中国政権交代、海を越えたヨーロッパの事情、多くの登場人物とできごとが詰め込まれています。
濃厚な色彩で躍動感ある古九谷(こくたに)様式にはじまり、余白を巧みに用いた柿右衛門様式、ふんだんに施された金彩が元禄時代のにぎわいを感じさせる金襴手(きんらんで)様式などの色絵付けなど、その種類はさまざまです。

時を越えて、形を変えながらも、脈々と現代の私たちの食器棚につながっているもの。
本授業では、色彩美の変遷を辿りながら、色絵の魅力について迫ります。

(授業コーディネーター:嘉村真由美)

先生

[ 戸栗美術館キュレーター ]

中島 由美

東京芸術大学大学院美術研究科修了(保存科学専攻)。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て現在、戸栗美術館評議員・学芸員。執筆、カルチャースクール講師等の活動を行う。著書「古伊万里との対話」「古伊万里からくさ美術館」監修「週刊やきものを楽しむ」他。

教室

ケアコミュニティ・原宿の丘

渋谷区が旧原宿中学校の校舎を改修し、幼児から高齢者、障がい者まで、地域で生活するすべての人々が集い、支え合える地域コミュニティの拠点施設として設立。グラウンド・体育館や音楽室などは当時の雰囲気を極力残し、屋上にあったプールはビオトープとして活用するなど、旧中学校校舎という建物の独自性を残している。1・2階はケアコミュニティ施設、3階は教室をリフォームし、会議室などで地域の人々が利用している。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
*スロープ、エレベーター、点字タイル設置

所在地
渋谷区神宮前3-12-8
電話:03-3423-8815
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、シブヤ大学:080-7507-7332(代表)までお尋ねください。)

最寄り駅:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅 下車 徒歩7分
<注意事項>
ケアコミュニティ・美竹の丘ではありません。