シブヤ大学

語り継ぐ力
― 被爆体験と伝承の対話ワークショップ

14:00-16:30
  • 上原社会教育館
参加費
無料
定員
20名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
今年、戦後80年という節目を迎えるにあたり、広島での被爆体験を語り継ぐ「伝承者」の方をお招きし、体験を直接聞くワークショップを開催します。

この授業は 2部構成 です。
前半では、伝承者の方から、広島での被爆体験や「なぜ語り継ぐのか」という思いをお話しいただきます。体験を「聞く」ことで、歴史を自分の中に受け止める時間です。
後半では、参加者同士でグループワークや対話を行います。「継承とは何か」「自分にとっての継承とは?」という問いを一緒に考え、言葉にしてみる時間です。

この場は、単に記憶を受け取るだけでなく、未来へ語り継ぐ主体としての一歩を踏み出すきっかけになることを目指しています。歴史を「遠いもの」ではなく、「自分ごと」として考える時間を、ぜひ一緒に過ごしましょう。

授業コーディネーターの思い
少しだけ、私自身の背景をお話しさせてください。
私は広島で生まれ育ちました。小学校の頃から、毎年8月になると原爆の話を聞く機会がありました。親族に被爆者はいませんが、近所のおじさんや先生方の中には、被爆体験を持つ方が多くいて、その会話を耳にしながら育ちました。子どもの頃は、核戦争の夢を見ることもあり、その恐怖を強く感じていました。
今回の授業は、こうした私自身の学びや思いから、「戦争や原爆をどう理解し、次の世代にどう伝えるのか」を一緒に考える場にしたいと思っています。皆さんと対話しながら、新しい視点や気づきを共有できれば嬉しいです。


「くにたち原爆・東京大空襲体験伝承者」事業について
「くにたち原爆・東京大空襲体験伝承者」事業は、国立市が委嘱した伝承者が、広島・長崎の原爆や東京大空襲の体験、またはそれらを受け継いだ語りを、市内外の学校や地域で広く伝える活動です。
伝承者は、実際の体験者やそのご家族、または体験を継承するために研修を受けた方々で構成されており、戦争の悲惨さや平和の大切さを次世代に伝えることを目的に、講話やワークショップなどを通じて語り継ぎの活動を行っています。
今回のワークショップでは、広島での被爆体験を中心に、伝承者の方から直接お話を伺います。
 

【プログラム】
第1部:伝承者の語りと対話(前半)
14:00〜14:05 オープニング
14:05〜14:45 伝承者による語り(広島被爆体験)
 語り部:くにたち原爆体験伝承者  李明燁さん
14:45〜15:00 伝承者の方と対話

第2部:参加者同士の振り返りと対話(後半)
15:00〜15:05 休憩
15:05~15:20 継承内容の振り返り(グループワーク)
15:20〜15:45 グループ対話①:「継承とは何か?」
15:45〜16:10 グループ対話②:「私にとっての継承」
16:10〜16:30 クロージング・振り返り

こんな方におすすめ
• 戦争体験の語り継ぎや平和教育に関心がある方
• 被爆体験伝承講話を直接聞いてみたい方
• 対話を通じて自分の考えを深めたい方

授業コーディネーター:山口圭治

教室

上原社会教育館

社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。大学習室兼展示室、料理室、第2中学習室、和室、和室(茶室)、託児室、音楽室、第1中学習室、印刷・サークル室、資料談話コーナー 、学習室(工芸室)、体育室 などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。

施設案内ページ

所在地


渋谷区上原3-13-8
電話:03-3481-0301
最寄り駅:小田急線・地下鉄千代田線代々木上原駅 下車 徒歩5分。
※お問い合わせは所在場所についてのみお願いいたします

授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局 までお願いします。