シブヤ大学

2050年の日常を想像しよう
〜離れていても触れる!?"触覚"を持つロボット体験ワークショップ〜 

10:00-13:00
  • 慶應義塾大学三田キャンパス サイバーフィジカル・サステナビリティ・センター(CPSセンター)
  • 野崎 貴裕 [慶應義塾大学 理工学部 システム工学科 准教授]
参加費
無料
定員
16名
参加対象
どなたでも(高校生以上)

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
※1:お申し込みご希望の方は、「申し込み」ボタンよりGoogleフォームにてお申し込みください。
「遠くに住む祖父母に毎日肩たたきをしてあげられたら...」
「留守番中のペットを外出先から撫でてあげられたら...」
「ネットショッピングのときに画面越しに服を触れたら...」
「整体のマッサージを家でも再現できたら...」

そんな夢のような「もしも」の話が実現するかもしれない社会が近づいています。

慶應義塾大学サイバーフィジカル・サステナビリティ・センター(CPSセンター)と協働した、2050年の日常を想像する体験型ワークショップシリーズの第二弾。第一弾では、メタバースをテーマに、VR体験を通して未来の日常を考えるワークショップを実施しました。第一弾の様子はこちら

2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現することを目指し、CPSセンターをはじめとする研究拠点では、日々最先端の技術の開発や実装実験が行われています。
第二弾となる今回は、「離れていても触れられる技術」「触覚を持つやさしいロボット」とも呼ばれる、”リアルハプティクス”を取り上げます。
リアルハプティクスとは、「触覚」に関する最先端の技術で、簡単にいうと、人間の触覚を搭載したロボットのこと。これにより、優しく撫でる、そっと摘む、ぎゅっと握るといった、私たちが無意識に行なっているあらゆる「力加減」をロボットを通して感じられ、しかもその場にいなくても、遠隔で操作ができるようになる技術です。
すでに、人間が行くことができない災害現場などでの遠隔作業や、専門的な手技が必要となる職人技の再現など、社会の中での実装も始まっていますが、私たちの身近な暮らしに技術が活かされるためには、あと何が必要でしょうか?


今回のワークショップでは、今後私たちの暮らしにも導入されていくであろうこの最先端の技術を研究されている、慶應義塾大学理工学部システム工学科の野崎研究室から、野崎貴裕准教授をゲストにお迎えします。
なぜ研究の世界に足を踏み入れ、普段どんな研究を行なっているのか?
リアルハプティクスとはどんな技術なのか?
ロボットが「触る感覚」を持つとどんなことができるのか?
気になるお話を伺ったあとは、実際に「ロボットを通して触れる体験」をしていきます。
体験の後は、リアルハプティクスが導入された少し先の未来の日常は、どんな風に変わっていきそうか、実際の活用シーンを想像しながら、正解のない問いを皆で議論していきたいと思います。

「離れていても触れられる世の中になったら...?」
「離れた場所に、もう一つの”手”ができたら...?」
そんなことを想像しながら、最先端のテクノロジーを体験し、少し先に訪れる新しい日常を皆で一緒に考えてみませんか?

【ワークショップの流れ】
9:45 受付開始
10:00 開始
 一部:ゲストトーク:未来の日常をつくる研究の世界をのぞいてみよう!
 二部:体験:リアルハプティクス搭載ロボットを操作してみよう!
 三部:ディスカッション:ロボットが身近になった未来の日常を想像しよう!
13:00 終了

【注意事項】
※1:お申し込みご希望の方は、「申し込み」ボタンよりGoogleフォームにてお申し込みください。
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【本ワークショップについて】
・主催:慶應義塾大学サイバーフィジカル・サステナビリティ・センター(CPSセンター)
・シブヤ大学は、CPSセンターからの業務委託を受けてイベント運営を行っています。
・本ワークショップは、CPS研究会の一環としてJSTムーンショット型研究開発事業JPMJMS2215の支援を受けています。
【CPSセンター】
公式ホームページ:https://cps.kgri.keio.ac.jp/

先生

[ 慶應義塾大学 理工学部 システム工学科 准教授 ]

野崎 貴裕

慶應義塾大学理工学部の野崎研究室では、パワーエレクトロニクスや制御工学、ロボット工学を基盤学問として、人工知能を用いたロボットの動作生成や、プロペラの無い静音なドローン、高効率な電力変換機器に関する研究を行っています。また、次世代の人間・機械協調システムの実現を目指し、ロボティクス、リアルハプティクス(力触覚伝送技術)、遠隔操作技術に関する先端的な研究も行っています。特に、触感を遠隔地へ忠実に伝送する技術や、サイバネティック・アバターによる身体拡張の実現に注力しており、医療・福祉・災害対応など社会課題の解決への応用を視野に入れています。各社先進企業との産学連携や、MITをはじめとする各国の研究機関との国際共同研究にも積極的に取り組んでおり、未来社会を支える技術創出の最前線で、学際的な挑戦を続けています。

HP:https://nozaki-lab.jp/

教室

慶應義塾大学三田キャンパス サイバーフィジカル・サステナビリティ・センター(CPSセンター)

サイバーフィジカル・サステナビリティ・センター(CPSセンター)は、国立研究開発法人化学技術振興機構(JST)のムーンショット型研究開発事業、JPMJMS2215の支援を受け、同開発プログラム目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」におけるプロジェクト「アバターを安全かつ信頼して利用できる社会の実現」で、研究開発課題「サイバネティックアバター(CA)*の知的財産保護及び社会的・政策的展開」の一環として、サイバーフィジカル空間を通貫して持続可能な社会システムと法政策について研究を行っております。拠点を形成するために、設置されました。サイバネティック・アバター技術が開発されるなか、社会通念を踏まえて社会的受容性の研究を推進するため、ワークショップを実施してユースケースの創出を目指しております。

慶應義塾大学三田キャンパス 南別館5階
田町駅(JR山手線/JR京浜東北線)徒歩8分
三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)徒歩7分
赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩8分
https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

所在地
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45