シブヤ大学

正解のない”はたらく”について

14:00-16:00
  • 上原社会教育館
  • 重光 喬之 [NPO法人両育わーるど 理事長]
参加費
無料
定員
20名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
月日が経つのは早いもので、この授業からもう7年が経ちました。

2018年2月開催「ほんきでかんがえるゆるいはたらきかた」

この時は「働くうえで制約のある方々が働きやすい職場は、一般社員にとっても働きやすい職場である」というお話をしていただきました。




あれから7年。
重光さんのように難病を抱えている人たちは、以前より働きやすくなったのでしょうか?

7年前、日本でここまでリモートワークが普及するなんて、誰も想像していなかったと思います。

この10年弱で、「はたらく環境」は大きく変化しました。

社会的マイノリティに対するまなざしも、少しずつ優しくなってきたように感じます。

たとえば映画『夜明けのすべて』では、PMSやパニック障害が描かれ、職場の人たちの優しさが印象的でした。

またドキュメンタリー映画『どうすればよかったか』は、ミニシアター系では異例のヒットに。

私自身、満席の客席を見て、「こういうテーマに関心のある人が、こんなにいるんだ」と希望を感じました。
でも、だからといって「よかったね」で終わるわけにはいきません。
まだまだ、私たちは知らないことばかりです。

映画『夜明けのすべて』には、こんなセリフがありました。

「簡単に手に入る情報は、声が大きい人のものばっかりだから、あまり鵜呑みにしないでほしいんだよね」

日本では、9人に1人が何らかの障害や難病があると言われています。

※重光さんが代表を務めるNPO法人「両育わーるど」によって制作されたポスター。「THINK UNIVERSAL」プロジェクトの一環で、さまざまな障害や疾患のある当事者の方々がモデルとして参加しています。数字はその疾患や障害になる可能性を表しています。(◯◯◯◯人にひとり)

今回は、重光さんに加え、実際に様々な制約がありながら働く当事者のみなさんの声を伺える機会にしたいと考えています。
お話いただくのは以下の5人の方々。それぞれ、お話しするテーマは以下のとおりです。

①しょうさん
「頑張れない」日々から始まった、本音で生きるキャリア
~うつを経験したエンジニアが見つけた、「モヤモヤ」の中にある豊かさ~

②しげさん
脳脊髄液減少症になって見つけた時間的柔軟性のある働き方

③おざわさん
黄斑ジストロフィー当事者として高額納税者になる!

④かんちゃん
ギランバレー症候群当事者になって、1日単位で考えて、ようやく出来た私の「働く」

⑤しんさん
クローン病当事者の”はたらく”について

みなさんそれぞれ、いろいろな症状がありながらも、様々な工夫をしながら働いている方々です。

制度や支援の話だけでなく、日々のリアルな気づきや苦労、よかったことなどを、ざっくばらんにお聞きします。

十人十色、と頭で分かっていながらも、まだまだ健常者中心(果たして、”常”に”健”康な”者”はいるのか?と言う疑問もありつつ)の働き方がほとんどな中、「正解のない“はたらく”」について、一緒に考えてみませんか?


【タイムライン(予定)】
13:45 受付開始
14:00 授業スタート、アイスブレイク
14:30 ヒューマンライブラリー・生きづらさがある人と考える「正解のない”はたらく”について」
15:10 両育わーるどの取組、RDワーカーとは?
15:30 感想、質疑応答
16:00 終了

※授業の内容や進行は、当日の状況によって変更する場合があります。
終了後、アンケートのご記入にご協力ください。

(授業コーディネーター:吉川真以)

先生

[ NPO法人両育わーるど 理事長 ]

重光 喬之

NPO法人両育わーるど 理事長、難病者の社会参加を考える研究会 発起人、多摩大学大学院医療・介護ソリューション研究所 フェロー。20代半ばに難病を発症し、二度の退職と5年の寝たきりを経て、2012年にNPO設立。障害や難病のある多様なメンバーと時間的柔軟性のある働き方を模索中。主な症状は24h365dの疼痛で、痛みのストレスで円形脱毛症とせっかちさに拍車が掛かる。
好きなもの:SF小説、4つ打ち


NPO法人両育わーるど

難病があっても、働きたい。「両育わーるど」が目指す、誰もが働きやすい社会とは?(日本財団ジャーナル)
がん教育で患者の思いを ~希少疾患患者の就労支援―患者組織の力~(時事メディカル)

教室

上原社会教育館

社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。大学習室兼展示室、料理室、第2中学習室、和室、和室(茶室)、託児室、音楽室、第1中学習室、印刷・サークル室、資料談話コーナー 、学習室(工芸室)、体育室 などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。

施設案内ページ

所在地


渋谷区上原3-13-8
電話:03-3481-0301
最寄り駅:小田急線・地下鉄千代田線代々木上原駅 下車 徒歩5分。
※お問い合わせは所在場所についてのみお願いいたします

授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局 までお願いします。