シブヤ大学

朗読入門ワークショップ~みんな違って、みんないい!

14:00-16:30
  • 上原社会教育館
  • 髙 貴渼 [札幌・朗読家。声活!朗読くらぶココノハイロハ主宰・講師]、富田 欽一 [東京・司会者、朗読サークル「文鳥の会」主宰]、ニシムラ タツヤ [名古屋・朗読者/俳優/演劇制作者]、前尾 津也子 [京都・朗読グルー5Thanks代表]
参加費
無料
定員
25名
参加対象
中学生以上どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【ものがたりを伝える】
「読む」という行為には、「黙読」「音読」「朗読」などがありますが、本来「声」を出すことが「読む」ことだったようです。「素読」は意味の解釈より、文字を声を出して読み上げることを大切としていました。
「黙読」は学校など多くの人が同時に音読することで統率できず、生まれたのではないかと想像します。

文字がまだ無い頃、ものがたりは古老が語り、それが代々口承として伝えられてきました。
ものがたりは、絵を得てよりリアルに語り継がれてていきましたが、伝わる人数や範囲は限られていました。
文字が生まれると、持ち運びできるようになり急速にものがたりは拡散していきます。
とはいえ、読み書きができる人は限られていたので読み聞かせて伝えることが主でした。
このように本来、ものがたりはとてもローカルなお話の積み重ねだったのではないでしょうか?

本授業では、髙 貴渼(たかたかみ)さん(札幌)、富田欽一さん(東京)、ニシムラ タツヤさん(名古屋)、前尾 津也子さん(京都)の四人を先生にお迎えし、朗読の基礎からはじめ、それぞれ四人が考える「朗読」の表現について学び、体験します。

まずは、全員で朗読入門編としてアナウンサーの方たちが学ぶ発音や滑舌などの基本練習してみましょう。「共通語(標準語)」についても聞いてみたいですね。

次に、4つのグループに分かれて、4人の先生からそれぞれの「朗読」を学びましょう。
4人の先生たちは、同じ舞台に立って朗読をされていますが、きっとそれぞれ表現や考え方は違うのではないでしょうか?

それぞれの地方にはいろいろなものがたりがあって興味深いですが、同じものがたりでも朗読する人によって「ものがたり」にも個性が出て、「朗読」がより面白くなりそうです。

書籍にかぎらず、地方紙、もしかすると昔の手紙など、素敵なものがたりが、それぞれのご家庭からも見つかるかもしれませんね。



先生たちからメッセージをいただいていますのでご紹介いたします。

【髙 貴渼 さんから】
「朗読するといいことが次々に起こります!唯一無二のあなただけのその声と感性は魅力にあふれています。脳と身体、豊かな想像力と表現力で、みんな違ってみんないい、自分にちょうどの朗読を愉しみましょう。」

【富田 欽一 さんから】
「朗読なんてしたことがない、僕でもできるだろうか、人前で話すのが苦手、そんなあなたに「朗読の楽しみ方」をお伝えできればいいなと思います。朗読を体験してみてください。」

【ニシムラタツヤ さんから】
「与えられた文章を声に出して読むだけが朗読ではありません。作品を選ぶところから始まります。そして、歴史に残る名作だけに限る必要もないのです。あなたに根付く文をあなた自身の声で読めるように。そのお手伝いをできればと思います。」

【前尾 津也子 さんから】
「作品を朗読するとき、その土地で暮らした作家や作品の背景に思いを馳せると、ものがたりの情景がより鮮明になるかもしれません。どんな風にものがたりの情景を伝えるのか、ワークショップで体験してみませんか。」

【授業のながれ】
14:00 はじめに
14:05 アイスブレイク
14:20 朗読入門講座
      4人による朗読
      4グループに分かれて朗読体験
     各チーム発表&共有しましょう
16:15  ふりかえり (記念撮影)
16:30  終了
※授業の内容や進行は、当日の状況によって多少変更する場合があります。
※授業後10分程度、アンケートのご記入にご協力をお願いいたします。
(授業コーディネーター:佐藤隆俊)

【注意事項】
※1:中学生以上を対象にしています。
※2:持ち物 筆記具
※3:授業の内容や進行は、当日の状況によって多少変更する場合があります。

先生

[ 札幌・朗読家。声活!朗読くらぶココノハイロハ主宰・講師 ]

髙 貴渼

生まれも育ちも北海道。現在、札幌市と知床の2拠点生活をしています。
旅する朗読家として道内各地・東京などで音楽家とともに公演活動をしているほか、音読指導士®・絵本セラピスト®・絵本読み聞かせ講師として、朗読と絵本を介したことば・声・感性・心を響かせ合う場づくりがライフワークです。
「声活!朗読くらぶココノイロハ」主宰。リアルとオンラインのハイブリッドで指導しています。「北のやまねこ朗読倶楽部」代表として、“朗読とハープのアートスケッチ”シリーズ朗読会を定期的に主催・開催中。また、毎月渡辺淳一文学館にて開催している「音夢の会」事務局として、朗読好きな市民の皆様に親しまれるとともに、朗読を学ぶ方々の研鑽の場づくりにも貢献しています。
その他、インターネットラジオ・ゆめのたね放送局「~ききみみアロマ旅~」のパーソナリティをしています。朗読と旅がテーマ。オレンジチャンネル毎週木曜日22時からオンエアです。
私は人々の輝く声と笑顔を見るのが無上の悦びです!朗読で放たれることだまが和して響きあい、ことだまペイフォワードで笑顔と知恵が溢れる地球にしたいと願っています。
NPO絵本推進協会専任朗読指導者。NPO日本朗読文化協会会員。

[ 東京・司会者、朗読サークル「文鳥の会」主宰 ]

富田 欽一

競輪実況アナウンサー、CMナレーター、ケーブルテレビ局勤務を経て司会者に。
一流老舗ホテル等で約1,800件の司会を担当。優しい語り口とシャープな進行が持ち味で、伝統と格式を守りながら常に新しい感性を取り入れた司会進行が好評。現在も帝国ホテルの人気司会者として活躍中。富田欽一司会塾塾長として、後輩の育成にも注力している。また、朗読サークル「文鳥の会」を主宰し、『健康朗読』をテーマに鎌倉、横浜、大塚(豊島区)で開催中。20歳代から70歳代の「本が好き」「朗読が好き」「朗読をやってみたい」方にお集りいただき朗読を楽しんでいます。
朗読サークル「文鳥の会」鎌倉会場、横浜会場では、初めての方にご参加いただける朗読教室も行っています。
ぜひ「お試し体験」にお越しください。詳しくはホームページをご覧ください。
https://tomikinmc.wixsite.com/kamakura

[ 名古屋・朗読者/俳優/演劇制作者 ]

ニシムラ タツヤ

皆様、ニシムラタツヤと申します。愛知県の一宮という街で生まれ、今は名古屋に住んでいます。思えば40年近く前、夜尿症(おねしょ)の治療のため親に連れられて降り立った渋谷にこんな形で戻って、朗読、読むことについてお話することができるとは夢にも思わず、大変喜びを感じています。

原点はラジオでした。聴くだけの日々から、声だけ、音だけで自分を表現できる「読む」という行為に、小中学校は国語の時間、高校は放送部の活動を通じて没頭しました。大学から社会に出ての数年間のブランクを経て、現在は名古屋を挟んだ岐阜と刈谷の2つの街で毎月朗読を続けています。

これをお読みのどなたにも、これまで出会ってきた忘れられない1冊があると思います。あるいは、読んだことはないけど何となく気になる1冊や、本の形を成していない、何らかの文章、フレーズというのもあるかもしれません。いずれも、これまでのあなたの人生に、何かの影響を与えてきたもののはずです。この機会に、それらを声に出して読んでみませんか?案外、明日から目の前の風景が変わったりするかもしれません。お目にかかることを楽しみにしています。

[ 京都・朗読グルー5Thanks代表 ]

前尾 津也子

京都で生まれ、高校を卒業するまで京都で育ちました。京都は文化、芸術、歴史的な背景が深く、私は京都弁も大好きで、朗読でも大切にしたいと思っています。現在は東京在住で、サラリーウーマンを続けながら、朗読をライフワークとして活動しています。 「大人も子供も楽しめる」をモットーとした朗読グループ5Thanksの活動とは別に、NPO日本朗読文化協会の会員として、朗読イベントの企画や協会事業に携わり、銀座博品館劇場で行われる「朗読の日」への出演は10回を超えました。今回講師を務める4人は、協会主催の「朗読指導者養成講座」で出会い、昨年より活動を始めたものです。 「朗読」には声に出して、表現する楽しさがありますが、それ以外にも、朗読を通じて、いろんな方との出会いがあり、世界が広がっていくところに魅力を感じています。また、私はやなせたかしさんの『人生は喜ばせごっこ』という言葉が好きです。朗読して、朗読を聴いて、「楽しかった」、「元気になった」という「喜ばせごっこ」の輪が広がっていけば、そんなに嬉しいことはありません。
前尾津也子のStep by Step  https://tsmaeo.jimdofree.com/
前尾津也子のFacebook  https://www.facebook.com/tsuyako.maeo/

教室

上原社会教育館

社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。大学習室兼展示室、料理室、第2中学習室、和室、和室(茶室)、託児室、音楽室、第1中学習室、印刷・サークル室、資料談話コーナー 、学習室(工芸室)、体育室 などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。

所在地
渋谷区上原3-13-8
電話:03-3481-0301
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局 までお願いします。)
最寄り駅:小田急線・地下鉄千代田線代々木上原駅 下車 徒歩5分。


<連絡先>
シブヤ大学事務局  
080-7507-7332
info@shibuya-univ.net