シブヤ大学

【※18歳〜30歳対象】
明治神宮代々木の杜に学ぼう!〜いま、未来のためにできること〜

12:00-15:00
  • 明治神宮代々木の杜
  • 杉山 子竜 [NPO法人響 スタッフ]、中村 りん [NPO法人響 スタッフ]、井梅 江美 [NPO法人 響 理事 兼 事務局長]
参加費
無料
定員
15名
参加対象
18歳から30歳までの健康な方

当日の持ち物
汚れても良い長袖/長ズボン・歩きやすい靴・軍手・ビニール袋2枚・雨具・防寒具・飲み物・筆記用具・虫除けスプレー(貸出あり)、リュック
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【集合】集合場所へは、集合時間までに必ずお越しください。立入禁止区域などでの活動が含まれるため、原則として遅刻された場合は授業に参加することができませんのでご注意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、集合場所への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
■明治神宮「代々木の杜」を知っていますか?
1920年、今から102年前に造営された人工林「明治神宮代々木の杜」を訪れたことはありますか?
この杜は、日本全国から集まった延べ11万人の青年たちによって1本1本植林されて創られました。
そして、なんと、植林された約10万本の樹木は全国からの献木でした。

■青年たちが未来を夢見て創った杜。私たちはいま、この杜から何を学べるだろう?
環境問題が深刻化する中漠然とした不安を抱えながらも、一体どうしたらいいのだろうと考え込んでしまう人もいると思います。
でも、約100年前この場所に私たちと同じ世代の若者たちが集まり、渋谷の真ん中にこんなにも豊かな杜をつくったことを考えると、少しの勇気と未来への希望が湧いてきませんか?
1人では何もできなくても、同じような未来を描く仲間がいれば、できることが見えてくるかもしれない。
この杜でともに考え学びあいながら、そんな風に前を向ける時間をつくりたい、と思いこの授業を企画しました。

■NPO法人響の大学生メンバーと一緒に考えてみませんか?
授業には、明治神宮代々木の杜を守り未来へ継承する活動をされているNPO法人響さんをゲストに迎えます。明治神宮代々木の杜を舞台にした響の皆さんとの授業は、シブヤ大学の開校以来続いており、今年でなんと17回目。開校当時は、気候変動や環境問題に対する社会の意識も今ほど高くなく、SDGsという言葉も耳慣れない時代でした。時代や社会の変化に合わせて、授業の内容もアップデートしてきました。

今年は、響のメンバーであり現役大学生の杉山子竜さん、中村りんさんと一緒に、代々木の杜に学び、未来を考える時間をとりたいと思います。
大都市渋谷で、約100年ものあいだ人々の手で守られてきた豊かな杜で、同じ未来を夢見る仲間とつながり、自分たちの暮らす未来のためにできることを話してみませんか?

■こんな人に参加してほしい!
この授業では、18歳〜30歳までの同世代の皆さんと、まずは一緒に学ぶところからはじめたい!と思っています。そのため、環境問題に関する知識は一切問いません。渋谷区にある人工林「代々木の杜」をキーワードに、この授業を通してたくさんのみなさんとつながっていけたらなと思います。

東京に上京してきたばかりのみなさん、
渋谷や原宿にはよく行くけど、明治神宮には行ったことないというみなさん、
学校/職場と家の往復で、久しぶりに自然と触れたいみなさん、
環境問題に対して、なんとかしたい!と思っているみなさん、
100年の代々木の杜の歴史を感じ、未来のためにできるアクションを一緒に起こしていきましょう!

【ゲストからのメッセージ】

皆さんこんにちは、杉山子竜です!
僕は4歳から毎年この授業に参加し続けています。幼い頃は親に連れられて参加するだけでしたが、時が経つにつれ自分から参加したいと思うようになりました。それは、何も無かった土地に100年以上先の未来を見据えて明治神宮の杜を創ろうという想いが今も受け継がれていることに感銘を受けたからです。だこらこそ、この杜をこれから先の100年につなげていきたいと思い活動しています。
元々明治神宮の杜は、11万人もの青年たちの手によって植林されたという歴史があるため、これから先の時代を担う若い世代の方々に是非参加していただきたいと思っています。僕自身今年20歳となり節目となるこの授業、参加者の皆さんと楽しく同じ時間を過ごせたらいいなと思っています。よろしくお願いします!
(杉山子竜)

明治神宮の杜に来る度、自分の中で枯渇していた何かが潤い、私に必要なものはこれだったと気づき、私は自然に生かされているのだなと実感します。そんな杜を100年後もその先もつなげていきたいという思いで活動しています。
この杜が私と同年代の青年たちによって創られたという事実は、勇気と希望を与えてくれます。明治神宮の杜について知らない方々も、ぜひ気軽に一緒に体験を通して学んでいけたら嬉しいです。まずはこの杜を感じてみてください。
(中村りん)

【授業の流れ】
11:45 明治神宮 原宿門 集合
12:00 講義_明治神宮代々木の杜の歴史を知ろう
13:00 どんぐりを拾い_「杜をつくる」を体験しよう
14:00 対話のワークショップ_「いま、未来のためにできること」を考えよう
15:00 終了/現地解散

【注意事項】
※1:当日は【汚れても良い長袖/長ズボン・歩きやすい靴・軍手・ビニール袋2枚・雨具・防寒具・飲み物・筆記用具・虫除けスプレー(貸出あり)】をご持参下さい。また、リュックなどでできるだけ両手が空くようにしてください。
※2:雨天でも授業を決行します。悪天候の場合は、内容を変更して実施します。
※3:集合場所へは集合時間までに必ずお越しください。立入禁止区域などでの活動が含まれるため、原則として遅刻された場合は授業に参加することができませんのでご注意ください。
※4:明治神宮内でのどんぐり拾いは、NPO法人響が特別に許可を頂いている活動です。一般の方々の採取は出来ません。
※5:本授業は、青年層を対象に、体力面や健康面を考慮した内容になっています。身体を動かす作業と、野外での座学が含まれます。また、立ち入り禁止区域での活動があるため、落木や蛇被害などの事故の可能性があることをご了承いただける方を対象としております。

■NPO法人響
NPO法人響は、明治神宮代々木の杜を活動フィールドに、米作りや森作りを通じた人材育成を行い、若者を対象にした環境体験学習、日本の伝統文化の継承普及、緑を増やす様々な緑化推進事業を実践しています。

先生

[ NPO法人響 スタッフ ]

杉山 子竜

NPO法人響スタッフ。神奈川大学人間科学部人間科学科4年。
NPO法人響の活動に参加したのは、4歳の頃母親と一緒にシブヤ大学の授業に参加したことがきっかけです。
そこから毎年この授業に参加するたびに、自分も明治神宮の杜を創る活動に関わりたいという気持ちが強くなり、大学進学とともに響のスタッフとして活動するようになりました。
普段は大学のボランティア活動支援室で活動しており、社会心理学にも関心があります。

[ NPO法人響 スタッフ ]

中村 りん

NPO法人響スタッフ。
響の活動に関わるようになって今年で4年目です。関わり始めたきっかけは、大学3年のときにアースデイのイベントでどんぐりの苗木の活動を知ったことから。自分で体を動かす米作りを通して、自然のこと、生き物のこと、そして日本人と自然の関係ついて学び、人間と自然の共生を目指して学んだことを国内外の人に伝える活動をしています。社会人になった今でも、休日に活動をしています。

[ NPO法人 響 理事 兼 事務局長 ]

井梅 江美

東京都出身。大学時代に仲間と共に「響」を設立。大学生を中心にyouth-club活動を行う。学習・実践・発信を行う7つのプロジェクトのうち、国際文化交流事業長・企画部長・広報部長を務める。メンバーと組織の成長・発展に伴いH15年にNPO法人格を取得。翌年、事務局長に就任。現在に至る。

【NPO法人響】
明治神宮の森を活動フィールドにしているNPO法人。「学ぶ 伝える そして 守る つながる」をテーマに、生活環境と自然環境が調和し、自然と人間が共生できる豊かな社会の実現、ひいては国内だけでなく国際社会の公益の増進や日本文化の継承普及を行っています。

代々木の杜を学び舎にしたyouth-club活動では、「いにしえは とこしへに こだまする」をキャッチフレーズに、古来より伝わる日本人の自然観、伝統文化、持続可能性を学ぶため、無農薬手作業のたんぼ耕作やどんぐり苗の育成などの自然体験と学習を行っています。

一方、NPOの社会貢献活動では、「100年前から いま そして100年先へ」をキャッチフレーズに、代々木の杜を100年先につなげるため、どんぐり苗の育成や全国への恩返し活動など、市民参加ができる様々な活動を行っています。

明治神宮は、1920年に明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社として代々木の地に鎮座しました。ご本殿を囲う70haの森は「代々木の杜(よよぎのもり)」と呼ばれ、 “永遠に続く”ことをコンセプトに、壮大なるグランドビジョンと150年先までの植生の遷移を想定し造営計画された人工林です。日本初のナショナルプロジェクトとして、全国約10万本の献木と述べ11万人の青年奉仕によって完成しました。2020年は杜の節目である100年を迎えています。

平成13年に青年育成団体「響」設立。
平成15年9月NPO法人格取得。

■NPO法人 響 オフィシャルサイト
 https://www.npohibiki.com/

教室

明治神宮代々木の杜

明治神宮は、明治天皇・昭憲皇太后をおまつりする神社で、清らかで森厳な内苑を中心に、聖徳記念絵画館を始め数多くの優れたスポーツ施設をもつ外苑と、結婚式とセレモニー&パーティー会場の明治記念館とからなる。内・外苑一帯にわたって鬱蒼と繁った緑したたる常磐の森は、神宮ご鎮座にあたり、全国から献木されたおよそ10万本、365種の人工林で、面積70万平方メートルは、国民の心のふる里、憩いの場所として親しまれている。

所在地
渋谷区代々木神園町1-1
最寄り駅:JR山手線原宿駅、地下鉄千代田線明治神宮前駅 下車 徒歩1分