シブヤ大学

【オンライン開催】
映画「ドンバス」を配給する、という仕事

19:30-20:30
  • オンライン
  • 有田 浩介 [サニーフィルム代表]
参加費
無料
定員
80名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
PC(推奨)またはスマートフォン、イヤホン(推奨)
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1:1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。
※2:この授業はYouTube Liveにて配信いたします。
※3:申込みいただいた方には、当日参加いただくためのURLをお送りします。授業の3時間前になってもメールが届かない場合は、info@shibuya-univ.netまでお問い合わせください。
\好評につき、増枠しました!/

いやなニュースに気が滅入る日、私は映画を観ます。
現実から離れたり、逆に現実を突きつけられたり。
「映画をつくるのも人間だよな」と思うと、また人間を好きになります。

戦争のニュースを見ながら、何もできない無力さを感じていた矢先、映画「ドンバス」を知りました。ウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督が2018年に手がけた映画です。
ドキュメンタリータッチで描かれるその作品は、人間と戦争の「おかしさ」が詰まっていて、私は唖然としたまま映画館を出ました。
パンフレットを買って読んでみると、「実際に起きたことを元に描かれた劇映画」であることがハッキリとわかりました。劇映画。真実を元に再構成したもの。そう考えると、映画の中のショッキングな出来事も、「劇映画だもんな」と少しホッとする自分もいて、でも、「実際に起きたこと」でもあるから、これは、新聞やテレビニュースと何が違うのだろう、と思ったり…。
この戦争が何なのか、戦争とは何なのか、ますます考えるようになりました。

膨大な映画作品の中から、2018年に製作されたこの映画を発掘し、「いま公開しなければならない」と思った人に話を聞いてみたいと思いました。
世界中の映画からその映画を選び取ったのは、なにか、戦争や平和に対する考えがあるのではないか、と思ったからです。

そこで今回先生をお願いするのは、映画「ドンバス」を配給した映画会社「サニーフィルム」代表の有田浩介さんです。
映画はビジネスであり、お金を稼ぐ手段でもありますが、社会に対する強い願いのようなものがないと出来ない仕事のようにも思います。
いま、何を選択するか、何を伝えるべきなのか。
それは映画配給という仕事だけでなく、どんな仕事、どんな生き方にも通ずる大切な共通点があるような気がします。

有田さんが次に配給を手掛ける映画は「バビ ヤール」。
海外の映画祭では賛否が起きたというこの映画、日本での公開を前に何を思うのでしょうか。また、映画配給という仕事から、有田さんがなぜその仕事をしているのか、なぜ「ドンバス」を公開しようと思ったのか、そして有田さんにとって映画とは何か、聞いてみたいと思います。



【授業の流れ】(予定) 
19:15 受付開始
19:30 シブヤ大学について・授業紹介
19:40 映画「ドンバス」を配給すると決めたとき
    映画の配給という仕事について
20:00 映画と社会について
20:10 質問コーナー
20:30 終了

(授業コーディネーター:吉川真以)

先生

[ サニーフィルム代表 ]

有田 浩介

1979年テキサス州ヒューストン生まれ。
レコード会社での仕事を経て2010年よりフリーランスの映画パブリシストに転身する。
2015年にシリア内戦の初動を描いた『シリア・モナムール』を初配給する。
2017年に映画配給会社サニーフィルムを設立する。
オーストリアのウルリッヒ・ザイドルや、「ホロコースト証言シリーズ」で知られるブラックボックス社、
ウクライナのセルゲイ・ロズニツァなど、その他世界各国の作品の配給を手がける。
www.sunny-film.com

教室

オンライン

本授業はオンラインにて行われます。

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