シブヤ大学

私たちの地球温暖化

19:00-21:00
  • Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
  • 江守 正多 [地球環境研究センター/副センター長]、岸 由二 [慶應義塾大学名誉教授]、伊藤 剛 [asobot inc.代表 / シブヤ大学 理事]
参加費
無料
定員
50名
参加対象
どなたでも

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、授業日の10:00まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。
※本授業は、杉並区の生涯学習事業・すぎなみ大人塾2019総合コース『プラネット・ラボ』との共催授業として開催されます。詳しくはこちらのチラシをご覧ください。


いよいよ「地球温暖化」が本格的に現実化してきたのではないか。そう感じるような自然災害が、近年多発しています。2017年の九州北部豪雨、2018年の西日本豪雨、そして今年は台風15号や19号によって東日本エリアを含めた広大な地域で被害を受け、その影響はいま現在も続いています。このような災害が起きるごとに「異常気象」と呼ばれて久しいですが、もはや「異常」ではなく「常態」化しているのではないかと不安も募ります。

言うまでもなく、私たちにとって非常に重要なトピックであるはずの「地球温暖化」。しかし、スケールがあまりに大きすぎるがゆえに、自分事として考える際にはつい「エアコンの節電を!」といった極端にミクロな話ばかりに集約してしまいがちでもあります。

だからこそ、シブヤ大学では改めて真正面からこの「大きさ」に向き合ってみたいと思い、今回の授業ではまったく異なる2つの切り口で「地球温暖化」に迫ってみたいと思います。

Part1. 地球温暖化の最前線 〜「気候変動問題」の全体像を知る〜
Part2. 私たちと地球の関係 〜「流域地図」という新しい思考〜

Part1では、国立環境研究所の江守正多副センター長をお招きして、まず「気候変動問題」の全体像について解説いただきます。江守先生は、世界中の科学者達により地球温暖化についての最新の分析結果をまとめた「IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)報告書」の執筆にも関わられた方です。普段、私たち市民がなかなか理解しづらいマクロの視点を分かりやすくお話しいただきたいと思います。

Part2では、自治体単位の行政地図ではなく、川の流域を軸にした「流域地図」の重要性を提唱してきた慶応大学名誉教授の岸由二先生をお招きいたします。今回の台風19号による水害は、まさに「流域的洪水」とも言えるような広域の自然災害であり、私たち現代人が遠ざけてきた「地球との距離感」を取り戻すためのヒントが、この「流域思考」に詰まっているのではないかと思います。

地球温暖化。とても大きく、そして根源的なイシューではありますが、改めてこの機会に学びにきてください。

先生

[ 地球環境研究センター/副センター長 ]

江守 正多

1970年神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。1997年より国立環境研究所に勤務。地球環境研究センター気候変動リスク評価研究室長等を経て、2018年より同副研究センター長。2016年より低炭素研究プログラム総括、社会対話・協働推進オフィス代表(すべて兼務)。専門は地球温暖化の将来予測とリスク論。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次・第6次評価報告書主執筆者。

[ 慶應義塾大学名誉教授 ]

岸 由二

慶應義塾大学名誉教授。生態学専攻。流域思考を提唱し、鶴見川流域や三浦半島小網代の谷で防災・環境保全活動を推進。著書に『自然へのまなざし』、『「奇跡」の自然の守り方』、『流域地図のつくりかた』、『利己的遺伝子の小革命』、訳書に『利己的な遺伝子』(ドーキンス)、『足元の自然からはじめよう』(ソベル)、『「自然」という幻想』(マリス)など。国土交通省河川分科会、鶴見川流域水委員会委員などを歴任。

[ asobot inc.代表 / シブヤ大学 理事 ]

伊藤 剛

1975年生まれ。大学卒業後、外資系広告代理店を経て2001年にデザイン・コンサルティング会社「asobot(アソボット)」を設立。ジャーナル・タブロイド誌「GENERATION TIMES」の創刊や、「シブヤ大学」の設立など、「伝えたいコトを伝わるカタチに」をコンセプトに、さまざまなコミュニケーションプロジェクトを手掛ける。
また、東京外国語大学・大学院「平和構築・紛争予防専修コース」では、広告PR等のコミュニケーション戦略の視点から平和構築を考えるカリキュラム「ピース・コミュニケーション」を担当している。
主な著書に『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』(光文社)、編著に『被災地デイズ』(弘文堂)、『earth code ー46億年のプロローグ』(ダイヤモンド社)などがある。

教室

Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT

2012年4月26日に渋谷駅前に新しく開業した複合タワー『Shibuya Hikarie』の8Fにあるクリエイティブスペース「8/(はち)」。そのフロアの中心に位置するコミュニティスペース「COURT(コート)」は、グリーンカーペットが印象的な、気持ちのよい空間です。作り手と使い手、個人と社会、地域と東京など、この場所を通じて世界とのつながりをつくるための広場です。

所在地

東京都渋谷区渋谷2・21・1・8F
電話:03-5468-5892
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。
最寄駅:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。東急東横線、JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結。