まちの景色のつくりかた
〜「沼津・狩野川 × 八百屋というメディア」の場合〜

自分が住んでいるまちを歩いているとき、
ふと「ここでこんなことできたらなあ」って思うことありませんか？
とはいえ、その直後に「や、いろいろ難しいんだろうな」って霧散したり。

でも、そこを一歩踏み込んで、もしも実現までこぎつけたら、どうなるんだろう？
そして、それって、もろもろの”難しさ”をどうやって突破するんだろう？

そんな”問い”を立てつつ、
この授業では、なんでもない河川敷にこんな景色↓を実現！ってケーススタディを学びます。まちの先生は、沼津で「やさいのセレクトショップ REFS」を営む小松浩二さん。
ひとつひとつ畑を回って見出したおいしい野菜たちを、その生産者の想いとともに届けるとともに、
狩野川の水辺に、地元の皆さんで力をあわせて、次々と新しい景色を実現させているキーマンです。

なんでまた、まちの景色を八百屋さんが？
、、これ、”八百屋さん”には、他のいろいろな何かを代入できそうなのですが、
今回の授業では、その辺りから紐解いていきましょう。水辺でのバーベキューや、野外ライブ、リバーカヤック、オープンカフェ、ナイトマーケットなどなど、
いま狩野川で起きている様々な取り組みは、最初は”社会実験”という形ではじまりました。

そして、”起点”をもっとフォーカスするなら、
「こんなにいい川辺があるのに、なんで誰も使わないんだろう？」って思った小松さんが
仕事帰りに勝手にハンモックを持ち込んで、ゆらゆら揺れてみたことがはじまりなんじゃないかと思います。
（この”ためしにやってみた”の向こう側には、小松さんがカナダで1年間生活したときに実感した「パブリック・アクセス」という考え方が見えてきます）

誰かの想いが拡がって仲間をつくり、
やがて民間から公共へとつながって、新たな”まちの景色”が実現にいたるまで。

狩野川の事例を学ぶとともに、自分たちにもできそうなことを一緒に考えてみませんか？


（授業コーディネーター：榎本 善晃）

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本授業は西武渋谷店とのコラボレーション講座「Think College」です。

　シブヤに集い、聴き、考える

　シブヤはいつも世界中から文化を吸収し
　東京を新しくしてきました。
　新しいことの集まるシブヤに今、社会問題の
　解決に取り組む人が集まりつつあります。
　世界の課題について知ること、それらに向き合う人に
　触れて、考えてみること。まずはそこからはじめてみませんか。

　西武渋谷店では毎月、世界の問題に取り組む方を招いて
　どなたでもご参加いただける講座を開催します。