シブヤ大学

トリノの地区の家 ー 都市再生の新しい考え方と実践のし方

14:00-16:30
  • ケアコミュニティ・原宿の丘
  • アンドレア ボッコ [建築家、トリノ工科大学建築学科建築技術専攻准教授]、多木 陽介 [批評家/アーティスト]
参加費
無料
定員
40名
参加対象
どなたでも。自分の住む地域の生活を見直すことにご関心をお持ちの方々。

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
 ※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
 ※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】開場および受付開始は13:30です。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※1:本授業の抽選は2016年3月30日(水)に行います。 (抽選予約受付は3月29日(火)24時までとなります。) 
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2016年4月8日(金)10時まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。
トリノでは、すべて取り壊しては新たな建築物を造るという、従来の都市開発の方法に加えて、過去十年の間に、 都市再生プロセスにおいて非常に重要な役割を持つ、「地区の家」と呼ばれる、社会的、文化的な役割を持つセンターがいくつかの地区に生まれています。これらのセンターは、各地区に住む住民たちの間に豊かな関係を築き、これまでにない経験の交換の可能性と連帯感を生み、社会的弱者を補助し、市民生活を活性化するとともに、人々に出会いと楽しみの場を提供しています。

これらの「地区の家」における活動は、教育的なものから文化的なもの、生産的なものから、飲食関係まで、と多様で、 地区ごとに様々な形式と経営モデルにそって実践されています。
今回の授業では、講師自身がその発足から関わっている、駅に近いサン・サルヴァリオ地区の「地区の家」と、町の少し北側のバリエーラ・ディ・ミラノ地区の「地区の家」の二つの事例を特にとりあげて紹介し、これらの新しい施設がもたらす可能性と、またそれらの運営に関する問題についてお話しします。

この授業は、町づくりに関わる方々はもちろんですが、特に市民として自分の住む地域の生活を見直すことにご関心をお持ちのみなさんを対象としています。

(授業コーディネーター:左京泰明)


※当日は、アンドレア・ボッコさんの友人でシブヤ大学でも過去に三度授業をお願いしている演出家でアーティストの多木陽介さんに通訳兼司会をお願いします。

先生

[ 建築家、トリノ工科大学建築学科建築技術専攻准教授 ]

アンドレア ボッコ

1966年生まれ。建築家ではあるが、むしろ社会運動家、そして批評家として活躍する。大学院生だった1994年より、地域生活の再生に関わる問題に取り組み、 トリノのポルタ・ヌオーヴァ駅に隣接し、大量の外国人移民の流入のために危機的状況を招いたサン・サルヴァリオ地区に「サン・サルヴァリオ地区発展事務所」を創設し、長年ディレクターを務めた。幅広い執筆活動の主題は、バーナード・ルドフスキー、施行技術、特に自然素材を使ったローテク技術の分析、建築におけるサステナビリティ、山村再生など。
著書に『バーナード・ルドフスキー/人間的デザイナー』(スプリンガー社 2003)、『石造りのように柔軟な〜北イタリア山村地帯の建築技術と生活の戦略〜』(原著はチェリッド社 2008、邦版は鹿島出版 2015)などがある。

[ 批評家/アーティスト ]

多木 陽介

1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。
芸術活動、文化的な主題の展覧会のキュレーション及び会場構成、講演、そして執筆と、多様な方法で生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。

教室

ケアコミュニティ・原宿の丘

渋谷区が旧原宿中学校の校舎を改修し、幼児から高齢者、障がい者まで、地域で生活するすべての人々が集い、支え合える地域コミュニティの拠点施設として設立。グラウンド・体育館や音楽室などは当時の雰囲気を極力残し、屋上にあったプールはビオトープとして活用するなど、旧中学校校舎という建物の独自性を残している。1・2階はケアコミュニティ施設、3階は教室をリフォームし、会議室などで地域の人々が利用している。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
*スロープ、エレベーター、点字タイル設置

所在地
渋谷区神宮前3-12-8
電話:03-3423-8815
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、シブヤ大学:080-7507-7332(代表)までお尋ねください。)

最寄り駅:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅 下車 徒歩7分
<注意事項>
ケアコミュニティ・美竹の丘ではありません。