シブヤ大学

授業レポート

2013/5/24 UP

女子大生はなちゃん・19歳の性教育

中高生の時、誰もが感じるであろう、おもはがゆくて、照れくさい、そしてなんとなくタブーな気がする、性教育の授業。本日はそんな領域に真正面から切り込んだ女子大生はなゃんの授業をレポートしたい。講師である大島華奈さん(以下 はなちゃん)は普段、全校の中高生を対象に性教育を実施している。その内容を私たち「オトナ」へと発信してくれた。
内容としては①性行為の大切さ②妊娠の仕組み③避妊の方法④性感染症の危険性とその対処方法⑤中絶を経験した女子中学生の体験談 などでどれもが、はなちゃんからの強いメッセージが伝わってきた。この授業をうけて、まるで中高生の保健の授業にタイムスリップしたような、いやタイムスリップではない、少なくとも受講生の多くが受けた学生時代の保健の授業が一方的であったり、単語の羅列としての学習であった。しかし、はなちゃんの授業は違った。知的サロンのような雰囲気の中、性教育に対しての率直かつ真摯な意見をディスカッションを実施していた。
 何が違うのか。それは、はなちゃんの伝え方の巧さである。講義の中で出された中絶を経験した女子中学生の辛い体験談は胸が痛くなるようなリアリティある話であったし、感染症がどのくらい広く広まるのかの実験、または妊娠の仕組みなど直感的にわかりやすかった。そして、この講義の核は彼女自身が等身大であるということだ。彼女はとてもオープンかつフレンドリーに受講生に接しており、偽ることがない純粋さが伝わる。そして時節「無理をしないで聞いて欲しい」や「人それぞれの考え方がある」など自分の意見を主張しながらも聞き手の目線を尊重している。そういった彼女の等身大であり、優しい視点が聞き手の耳を傾けるのだろう。その結果、タブー視されがちな性について各々が向き合い、共有できる知的サロンの場が提供された。
 私は、はなちゃんの講義の一番の強みは、はなちゃん自身の等身大の魅力であると感じた。彼女は女子大生である自分が同じような視点で中高生に講義をすることに意味があるといっていたがそれだけではないと思う。等身大で優しい視点のはなちゃんだからこそ聞く人の耳を傾け、心を開かせる。はなちゃんが講義することに意味があると思う。だからこそ、この授業の大切なメッセージである「パートナーとのコミュニケーションの大切さ」というありふれたことでも彼女が言うととても説得力があり、素直に共感させられる。私はそんなはなちゃんをこれからも応援したいし、機会があれば今日感じたことを人へ伝えたいと感じた。


(ボランティアスタッフ・大貫 晴美)