勝手に街の先輩訪問『田んぼ』


街の先輩訪問を受けていただいた福住さんが、
勝手に・・・笑、田んぼの岡野さんを訪問(お店に行ってご飯を
食べて、話を聞いてきた)してきました、ととても嬉しい
メールをいただきました!


昨日、ぬか釜ご飯を賞味するため、『田んぼ 代々木本店』に訪問いたしました。
岡野さんにお会いし、少しばかりお話させていただく機会がございました。
まあ何より、銀だら定食を食べましたが、『とにかく旨い!!』。妻も私も大満足で
した。
岡野さんの御厚意にて、ガス釜炊きのご飯との食べ比べをさせていただきましたが、どちらも美味しいの一言に尽きる!!
お米の美味しい炊き方などを教授していただきまして、新年一発目のご飯は土鍋で炊くことにいたしました。

仕事のお話もさせていただきましたが、岡野さんも私も、スタッフの人材育成と思考の転換の難しさが、
私どもの介護業界も、岡野さんの飲食業界も一緒だということがわかりました。
『ご飯を美味しく炊くという目的』をもったうえで『ご飯を美味しく炊くために失敗は成功のもと』というお話は、トライ&エラーの繰り返しをしている、私の仕事にも
力をいただけるものでした。
顧客満足向上のために必要なことは、まず目的が明確になる必要があると、私は捉えることといたしました。
食の大切さは、小生の業界にも必要なことで、何か今後、ビジネスとしての関わり持てれば、なんて考えてしまいました。

人のつながりの基で、このような機会が生まれました。堀田さん、岡野さんに大変感謝感謝でございます。
激動の平成22年、年末になってもとても良いことがありました。


こちらこそ、本当にありがとうございました。
勝手に・・・笑、というタイトルに、週明けから
とても元気付けられました。

9月以降、新しい訪問募集はできていませんが、
来年はやるぞ!


ほった

街の先輩訪問レポート15(enamel.)

先輩/enamel. 石岡良治さん 石岡紗佑里さん
訪問者/丸谷 瞳
訪問日/2010年11月16日(火) 11:00~@enamel.アトリエ
訪問内容/面談

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「人生は邂逅」
という言葉を最近友人に聞きました。
とても今の自分の心に響き、
今回enamel.の石岡良治さん、紗佑里さんにお会いさせて頂きました。
最近仕事で色々な方に出会う機会があります。
しかし、今回の先輩訪問は
私自身が、会ってみたいという意思が強くある訪問。
仕事の出会いとはまた違ったカタチの出会い。邂逅。
そんなことを思いながら
緊張しつつenamel.アトリエに訪問しました。


訪問の目的
いつも通る道にある、気になる建物。
今夏ついにそこの扉を開けてみました。
そこにあった、かわいいカバン。
壁にはそのカバンが広げられ、まるの状態でも展示。
「コレはピクニックの時シートにも使えます。」
とそこのスタッフの方。

カバンとピクニックを結びつける発想。
そこにグッときた私は、
このカバンを作ったデザイナーさんに興味を持ちました。
会ってみたい。ただ純粋に思いました。
どんな方なんだろう。
こんな素敵な発想。かわいいデザイン。
これらを作るインスピレーションってなんだろう。
これらが訪問の目的でした。

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訪問の内容
初めてお会いした、会いたかった、
enamel.デザイナー
石岡良治さん、紗佑里さん。
私の緊張を優しくほどいてくれるような雰囲気のお二人。
デザインされたレースが飾られていたり
すごく私自身、好きなインテリアのアトリエ、
自らデザインされた素敵なティーカップで、もてなしてくださいました。
この時点ですでに、自分の感性に刺激が与えられました。

そしてお二人とのお話が始まりました。
普段のお二人の生活から生まれる、
あ、これいいね。
そんな偶然に見つけたことから
商品が生まれる。
そして、マリメッコ本国から日本に来る
商品の微調整のお仕事内容など、
日本のお店にあるマリメッコの洋服は
石岡さんのお仕事があって並んでいる。
そんな裏側も知ることができました。

お仕事の話の他に私が聞いたこと。
それは「好きな国または行ってみたい、行ってよかった国」など、
そんな質問?と思われるような幼稚な質問。
私は興味のある人は、
一体今まで何に影響を受けてきたのか、
それが知りたくて、そんな質問もしました。
マリメッコは北欧だから北欧なのかな?
と思いつつ。。。。
答えはラテンの国でした。
その時、やっぱり聞いてよかったなぁ。
と思いました。
やっぱりおもしろい。
最後にアトリエにあるお二人が作られた、
バッグや食器類、アクセサリーなど見させて頂きました。

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訪問を終えて
お二人を知る前に見た、ピクニックシートにもなるバッグ
お二人とのお話が始まる前に出てきた、ティーカップと素敵な空間のアトリエ
お二人とお話を終えた後に見た、バッグや食器類、アクセサリー
知れば知るほど好きになる。
そんな気持ちにさせてくれるenamel.というブランドとお二人でした。
「人生は邂逅」
その言葉を実感できた一時でした。
火曜にアトリエで行われてる
バッグ作りにも是非参加したいと思いました。

街の先輩訪問レポート17(堀田 顕人)

日時など別々に2人からの訪問を行いましたので、
レポートも2つ掲載しています。


レポート(1)
先輩:堀田顕人さん
訪問者:鴫原知行
訪問日:2010/10/22 21:00~
訪問内容:面談


◎はじめに
小さい頃から「しごとをする」ってことにたいして、漠然とした憧れを抱いていた。いずれ大人になるとシゴトってものをするんだな・・って事は子どもなりに認識していたんだと思います。当時は「仕事=なりたいもの」って感じで、みんな大人たちは好きでこの仕事をやっているんだなぁと本気で思っていた。だから、僕自身もどれが一番カッコイイおしごとかな、なんて基準で世の中の沢山の仕事をしている大人たちを見ていたんだと思う。
しかし、だんだん大人になるにつれて、それはほんの一握りの大人にすぎないのではないか、と感じるようになっていった。おまけにこんなことも言われる。「働くってことは、実はツライ事の連続だ。ツライことを我慢してやっているからこそお給料をいただけるんだよ。」と。今までの思いは脆くも崩れ去り、大人になることに不安を抱き始め、仕事ってそんなもんなのか?好きなことを仕事をすることってできないことなのか?なんてことをずっと考えてきた。
そんな思いから、人生の大切な時間の大半を占める仕事のことを、率直に語り続けている堀田さんにぜひお会いしたいと思い、今回参加を申し込んだ。


◎訪問の内容
平日の夜に、表参道にあるテラスカフェのまったりとした雰囲気の中で話を聞くことになった。堀田さんが、一方的に質問を投げかけるのでなく、お互いの仕事に対する思いや、現在しごと課で取り組んでいること、これから取り組もうと思っていること、それぞれの夢などを、肩肘張らずに語った。
例えば仕事、働くことについて、、
「仕事ってその人を形作っているようなもの。ツライものって思ってしまえばそれまでで全部が嫌な事だけじゃないし、ふとした瞬間、ああこの瞬間はいいなぁって感覚はだれにでもある。そういうちょっとした喜びを見つけられることが大事なんじゃないかと。」ツライ、イヤだ。そういった負の感情からは何も生まれない。仕事にもどこかのりしろの部分を持つことが大事になってくる。
今現在しごと課は、3人で運営しているようだ。
仕事を斡旋するというよりは、とことん好きなことをしている、好きの延長線上がこうなったという大人をたくさん紹介するような形になっている。
そんな彼らに共通していることは、「ぶれない軸というか思いがあることだ」と。
話は、ひとりひとりの思い(想い)に移った。
「うまく言葉にできないんだけど何かやってみたい、何だかわからないけど、こういうことを成し遂げたいと思った時、大事なのは拙いかもしれないけど、自分の言葉で語りつづけることだと思う。なぜそれをしたいのか、それをすることで誰をハッピーにしたいのか・・。語り続けることで、想いが確信になり、それに共感してくれる人がいて、やがてコトが動いていくんじゃないだろうか。」と。
逆にやりたいことが見つけにくい時代だからこそ、自分はこうしたい、と主張できる人はけっこう稀有な存在なのかもしれない。でも、往々にしておもしろいことをやる人って、どこかゴツゴツととがっているところがある。できることとできないことがしっかり自分で分かっていて、できない部分はできる人に任せて、できることに集中しちゃう。それが周りから、あんなに働いて体大丈夫・・?なんて心配されるんだけれど、とうの本人は好きなことをやっているので、全然苦痛など感じていない。そしてどんどん自分でシゴトを創ってしまう。そんな感じなのではないだろうか。
徐々にに話は深まり、夢の話へと移った。
今の子どもたち(中・高校生など)が何を考え、感じているのかが、正直見えてこない。  
彼らは毎日何かしらに悩み、将来に対する漠然とした不安があり、自分の人生の中で確固たるものは何ひとつないけれど、時間だけが無限にあるような、そんな生き方をしているのではないかと。「夢を持てって言われるけど、それってけっこうきついよね・・。正直持ったって何が変わるわけじゃないし、周りでは受験だ、塾だって感じだからそんなの感じられないくらい、彼らは忙しい生活を送っているんだ」と。でも、やっぱり夢は持ったほうはいい。最初は憧れでいいと思う。問題なのは、仕事と夢を直結させちゃって、仕事が目的になっちゃうことなのではないか。例えば、『野球選手になりたい』って思っても、実際なれる人はほんの一握りだったりする。野球選手になることが目的になってしまうと、なれなかったから夢は叶わなかった。ってなってしまう。
そうではなく、野球選手にはなれなかったけど、野球には興味があるんだとしたら、審判員という仕事、球場管理という仕事、スパイクやグローブを作るという仕事だってある。一つの仕事を俯瞰して見る視点。野球という一つの括りの中で関わることができるシゴトというのを、私たち大人が教えていく必要があるのではないか。
そんな感じで、話は終了した。

◎終わりに
時間にして二時間半の間、二人の仕事観、人生観、これからの想いを語り合った。二人の間で共通していたのは、働くことは生きることそのものだということ。堀田さん自身も、今のこの活動を通じて、ひとりひとりが仕事のことを考えるきっかけになってもらえれば、との思いなのだそうだ。もっともっとみんなが笑顔になれるような、社会を創っていく。シブヤ大学しごと課の活躍はこれからも楽しみです。


レポート(2)
先輩:堀田顕人さん
訪問者:マツエダ
訪問日:2010/10/18 14:00~
訪問内容:面談


『BEFORE』
シブヤ大学の先輩訪問に応募したのは、一昨年からずっと私がリクルーターとして活動していてそもそも「働くってなんだ?」って疑問にぶち当たったからです。10月を過ぎても内定が取れない状況。暗中模索の毎日で、息苦しい日々を過ごしていました。シブヤ大学しごと課の募集を見てココで「ブレイクタイム」というようなテンションで、堀田さんとお会いし「仕事とは何」という原点回帰なワードでお話を伺いました。

『訪問』
平日の午後、表参道のカフェで待ち合わせをしました。
堀田さんは、最初大学を出た後に会社勤めをして、一度転職したあと、現在の会社に勤めながらNPO法人シブヤ大学に関わるようになりました。そして、シブヤ大学の新しいプロジェクトとして、シブヤ大学しごと課を立ち上げました。
就職活動は、芸術系の学校に通っていた関係で一般の学生と違って遅くにはじめられたとお伺いしました。一か月の就職活動を通じて"内定"を獲得されたそうです。就職活動をする際にポイントとして挙げたのは、自分がどのようなことに興味があるかの落とし込み。堀田さんが行ったのは、模造紙に生まれてから現在までの年齢を書き「その年その年で何に興味があったのか?」ということを精査していったこと。色々な"自分"が見えてきてこれからの自分がやりたいことを考える際の材料として新たな視点を獲得することが出来たそうです。もし、自分のやりたいことが何かよくわからなくなっているようなら、頭と心の整理と思って、私に是非やってみてはどうですか?と薦めてくださいました。
もう一つ私に話してくださったのは、そもそも仕事に関わることの意義。「関係性」を構築することが、自己の目的達成には重要とMIT(マサチューセッツ工科大学)のダニエル・キム教授の組織の成功循環という理論を例に挙げながら説明を進めました。第三者と仕事をする際に、関係の質→思考の質→行動の質→結果の質→関係の質...(→が続いていく)が重要なカギとなるとの事でした。先方との関係性構築のことを念頭に入れつつ、自分の利益も考えなければならない。それが、仕事の核となる部分であると。相手との関係性が強固になれば、思考の質が高まり、行動も結果の質の向上にも結びつく、そしてまた、次の新たな関係性にも結びつくことが出来るというお話でした。この理論は、仕事に就くという話にも応用が出来るとの指摘も頂きました。仕事において行動や結果がうまくいかないときは、「関係性」が十分に築けていないことが多い、ということです。なので、まずは人間関係をゆっくり構築していくという方法もある、というアドバイスして頂きました。私たちリクルーターの一部には、「ま、いいか」というテンションで職業選択をし、入社3年を迎えるわけでもなく辞めていってしまいます。だから妥協せず少しでも、興味ある分野に飛び込み、そこで少し時間をかけてでも関係性をつくっていく勇気が必要なのだと強く感じました。2時間近く、時に談笑もしながら話をする事が出来ました。

『AFTER』
堀田さんから話を伺い頭の中を一度フラットに戻せたような気がします。今も就職活動が続いているのが私の現状です。少し心が折れそうな時もありますが、自分の"夢"を実現するため熱く奔走中です。早く吉報を堀田さんにお伝え出来れば嬉しいです。

街の先輩訪問レポート16(岡野 真吾)


先輩/岡野真吾さん 有限会社田んぼ 代表取締役
訪問者/すずき
訪問日/2010年10月24日11時~
訪問内容/ぬか釜炊飯見学


◯訪問の目的、動機
もともと私は、フードデザインに興味があり、いつか趣味でも良いので、食をデザインしてみたいという事を漠然と考えていました。
その為、デザインと食に関わる事にはアンテナを張っており、今回の募集を拝見した時も、この訪問で更に食に関する新しい発見が出来るのではないかという事を期待しました。

証券会社勤務から、御飯屋さんを起業し、自分で米作りまでするようになった岡野さん。ここまで米を追求する方からは、面白いお話が聞けるに違いないと思いました。
どのタイミングで起業したのか、日々どのような事を心がけているのかを今後の自分の仕事の参考にしたいと考えました。

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◯訪問の内容
ぬか釜炊飯の見学
この訪問日の天候は雨も降らず、風もない、ぬか釜炊飯日和でした。ぬか釜炊飯の一連の作業を見学し、その合間に岡野さんの仕事に対する考えを伺いました。
途中、ぬか釜炊飯のもの珍しさに声をかけて下さる若い方や、懐かしいとおっしゃる方などとの会話から、私もお米について学ばせて頂きました。

■ ぬか釜炊飯とは
籾殻を燃料にして、お米を炊く事。籾殻は稲刈り後に大量に出るもので、これを燃料にした後も、焼かれた籾殻は、肥料として使用されるという賢い仕組みになっています。使用した釜は底が丸く、これによって釜の中で対流が起きやすくなり、お米が立つ状態になるそうです。

■ ぬか釜炊飯の手順
1 ぬか釜の内側の円筒に籾殻が入らないようにボールで蓋をして、外側の筒に籾殻を入れます。
2 ボールを外し、新聞紙に火を付け、内側の円筒に入れます。
  ※油分の多い杉の葉を普通は使用するらしいです。
3 米と水の入った釜を乗せて、蓋をし、さらにその上に石を乗せて蓋を重くします。
  重ければ重いほど、米は反発して美味しくなるそうです。
4 米が炊けるまで待つと、美味しいぬか釜御飯の出来上がりです。

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炊飯の合間に伺った仕事に対する思いについてのお話。
以下はその時のメモです。

1 証券会社勤務から、御飯屋さんを起業した理由
もともと、お店を持ちたいという夢が昔からあったが、まずは、そのライバルになる証券会社でビジネスを学ぼうと思った。3年で辞める予定で、会社にもその旨を伝えていた。しかし、今までお世話になった事もあり、去り際を会社側に委ね、予定よりも4年時期を延長し、7年勤めた。その仕事の中で、成功している経営者の経験を本人から直に聴く事が出来、良い体験になった。よく成功者について書かれた本を読んでいたが、直にお話を聞けた事は、それ以上に貴重な事だったと思う。そのお話から疑似体験する事によって、自分の望む道を通る術を学んだ。成功者のお話から、どう自分にアレンジできるかが重要だと思う。

2 お米を素材に10年以上お仕事をして、新たに発見出来た事とは?
創業当時からの目標は、現在も変わらず、「美味しい御飯を食べたい」というシンプルな事。だから、自問自答しやすい。このコンセプトを元に、田んぼを自分達で育てて、収穫するようになったし、ぬか釜も地方のホームセンターから買い付け、月1でこれで炊飯するようになった。目標は変わらないけれど、その目標の為に思考錯誤する過程で、新たな発見がある。ますます仕事が楽しくなるスパイラルがある。

3 今後、新たに注力して行きたいと考えている事とは?
お米を多くの人に知ってもらう事。田んぼ代々木店には、店先にも稲を育てている。都内のど真ん中でもお米は育てられる。ガーデニングブームの延長で稲を育てるようになっても良いのではないか。そして、お米について知ってほしい。米を安売りしたくない。多くの人に米の価値を知ってほしい。

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◯訪問後の感想
日本人が毎日食べるお米。御飯が美味しいとその一日は幸せだと思います。その為には、お米について詳しくなる事。良いお米に美味しい炊飯方法をまずは知る事で、食からの幸せを得る事が出来るのではないかと感じました。また、それが広がる事によって、農家の方も自信を持って、美味しいお米をつくり続ける事ができるそうです。今回の訪問先、「おひつ膳 田んぼ」には、老若男女、そして外国人客も数多く見られました。外国人の友人に、高級寿司屋ではなく、美味しいお米を紹介出来るこのお店は素敵だと思いました。 それは、岡野さんの目標がシンプルで、それに照らし合わせて、何をするべきか考え、実行出来ているからなのでしょう。月1でぬか釜炊飯を行っているそうです。多くの方に、まずはここに来て、美味しいお米を食べて米の知識を得る欲求を高めて頂ければ、と思います。ちなみに私は、月1のぬか釜炊飯の時には足を運ぶ予定です。

自宅で出来る美味しい炊飯方法については、田んぼのHPでも紹介しています。


今回は、貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました!


街の先輩訪問レポート15(西村 琢)

先輩/(株)ソウ・エクスペリエンス株式会社 西村琢さん
訪問者/フカヤ
訪問日/2010年10月12日(火) 14:00~
訪問内容/面談

<はじめに>
いつだったか、少し昔になにかで見聞きしてエクスペリエンスギフトの存在を知った際、驚きとともにものすごくワクワクしたのを覚えています。
きれいな包装紙と光沢のあるリボンで包むことができないナニカを選び、「カートに入れる」ボタンをクリックして始まる、大事な人の時間とともに刻まれる「体験」。こんな楽しいことをお仕事にしてしまう西村さんやスタッフの皆さんにいつか会えたらいいなぁと思っていて、今回ちょうどしごと課のページで見て応募しました。

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<訪問>
10月にしては半袖でもいいくらいの日差しが射す昼過ぎ、紅葉待ちの桜の木が並ぶ目黒川沿いにあるソウ・エクスペリエンスのオフィスにお邪魔しました。
入り口のドアには、Sow Experience と書かれた白いTシャツがハンガーにかけられていて、会社というよりギャラリーやカフェに足を運んでいるような感覚で、中に入ると真っ白な壁が広がり、四方にある窓からは広々としたオフィス内に秋風が吹き抜け、無駄な仕切りもないそのオープンな空間に楽しそうにお仕事をしているスタッフの皆さんがいらっしゃいました。

西村さんとのお話は肩肘張らずにゆるいかんじで、たまにスタッフさんも私に気軽に声をかけてくださるような、いろんな意味で風通しのよい気持ちいい場所だなぁと感じました。
今後ブライダル方面での体験ギフトの展開に力を入れていこうと考えているとのことで、西村さんから「最近ほしいものは?買ったものは?」「結婚式の引き出物でうれしいものは?」「引き出物のカタログで選んだものは?」などを聞かれ、そこから『うれしいものってなんだろう』を一緒に考えたりしました。
ソウ・エクスペリエンスのおもしろいところは、社内外の壁が全くなくて、自分たちで閉ざして物事を進めるのではなく、全てオープンにして来るものを受け入れるところだなと思いました。そしてそれをカタチにしてしまう力を持っていて。

また西村さんは、自由大学で「未来の仕事」という講義もされていて、なんと7期め!(2010年10月現在)ということでした。
この未来の仕事1期生の方が、「マイクロギフト」というサービスを立ち上げたということで、例えば「残業している友人に、温かいコーヒーを‥」とケータイなどでプレゼントできるようになるそうです。
うれしさとありがとうのスパイラルっていいなぁ!と思いました。

<おわりに>
西村さんに"幸せのイメージ"についてお伺いしたところ、「今、目の前にあること、あたりまえにあること」とおっしゃっていました。
いい顔で生きている人というのは、いい顔で仕事をしている人というのは、自分に"ない"ものを数える人ではなく、自分に"ある"ものを数えていける人なのだと感じました。
西村さん、スタッフの皆さん、シゴトヒトの渡辺さん、お忙しいところ本当にありがとうございました。

街の先輩訪問レポート14(荒 昌史)


先輩/荒 昌史さん
訪問者/木村(他3名)
訪問日/2010年6月5日
訪問内容/面談(その後、GOODDAYの活動に参加)


・応募した動機
私は今大学4年で、就職活動をしながらNPOでインターンをしています。
就職活動では様々な企業を見たけれど、働きたいと思える会社が見つからない一方、生き生きと働いている人の多いNPOに魅力を感じるようになりました。
しかし新卒で入るのは難しく、進路をどうしようか迷っていたときに荒さんの訪問募集を見つけました。
荒さんが仕事とは別にNPOを立ち上げたという点に興味を持ち、またGood Dayそのものにももともと関心を持っていたこともあり、ぜひ話を聞いてみたいと応募しました。


・訪問の内容
フェアトレードショップが隣接したカフェで、4人の訪問者の方と一緒にお話を伺いました。

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まずGood Dayを立ち上げるまでの過程について。
荒さんは社会人になると、仕事だけの生活ではなくて、社会貢献度の高い趣味を持とうと思ったそうです。
Green birdや様々なNPOに参加した経験から、自分でもNPOを作ってみたいと考えるようになり、大学の友達とGood Dayを立ち上げたそうです。
「決められたことを行う役割よりも、自分で企画したほうが楽しそうと思った」という考え方が印象的でした。
この価値観は仕事にも反映され、会社にCSRの部署をつくってほしいという提案が認められたようです。

続いてGood Dayについて。
Good Dayはエコを全面に出さず、友達づくりの場にしたいと考えているようです。
それがエコに関心のない人にも来てもらうため、というのが荒さんらしいなと思いました。
敷居を低くして、ゆるい友達の輪をつくることで、一人ではできないエコ活動を一人でも多くの人とできるようにしていきたいという想いがあるそうです。
ここでも、荒さんの価値観が根付いていて、「いかに"やらされている感"を"自分からやる"にするか」を大切にしているのが伝わりました。

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・訪問後の感想
その後は訪問者一人ひとりの仕事に対する考え方や現状などを話し合い、あっというまに時間が過ぎて行きました。
短い時間でしたが、荒さんや他の参加者の方の話を聞いて、荒さんのように会社で働きながらNPOをつくったり、立ち上げるまではいかなくても参加したりと、色々な働き方・生き方があることを実感した一日でした。

街の先輩訪問レポート13(幅 允孝)

先輩/幅 允孝さん(BACH代表)
訪問者/青山 晃久
訪問日/2010年3月19日
訪問内容/面談

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1. はじめに
モノを生み出す、モノを提供する場を作る、そしてモノとヒトによる喜びを共有する。そんなことを日常の中で考え、自分でもいずれはそんな空間を創りたいと感じていた中、この街の先輩訪問という企画を見つけました。
もとよりBACHの幅さん(以下、幅さん)には大きな魅力を感じ、「まずは話を聞いてみたい、関わってみたい」と思っていました。
それは幅さんが、あまりにも「愉しそうだったから」に他なりません。他の場所で講演を聴いたりした時も感じたことですが。すぐに応募し、運良くお話することが出来ました。

2. ピボットターン
ブックディレクターとしての幅さんの仕事は、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIを始め、国立新美術館のミュージアムショップやCIBONE、シブヤパブリッシングブックセラーズや、最近ではブルックリンパーラーなど、いわば「本のある空間」をプロデュースすること。
とにかく本そのもの、あるいはページを捲るという行為そのものを、もっと広くたくさんの人に愉しんでもらいたい。そんな動機のもと、様々な形態の場所に様々な形式で本を選び、提供していく。
先述した書店やショップのみならず、塾や病院、さらには選定のみならず本の編集に至るまで、多岐に渡る。

青山ブックセンターから、(株)ジェイ・アイに移り、そして独立、現在の多くの仕事。その流れを聞く中で、幅さんはピボットターンという言葉を使われた。

「ピボットターンをするんです。本という軸足を常に置いて、BACHがいろんなところに足を延ばす」

つまり、本という軸、根底さえそこにあれば、あらゆることを試みるということ。それがBACHのやり方であり、BACH流の本の広げ方である。

例えば国立新美術館。これまでのミュージアムショップにありがちな美術を網羅しなければならないという感覚や、特別な本をそろえなければいけないという概念を取り除いて、今のTOKYOで面白い美術、そして美術そのものに興味を抱けるような本を集める。
例えば千里リハビリテーション病院。脳梗塞の患者のための、リハビリテーションとなる本。いわば「効く本」を、短い言葉の本や写真集、阪神タイガースの本など、ジャンルを問わず集める。
例えば駿台予備学校。学生のための、将来や未来を考えさせられる本を集める。
例えばTokyo's Tokyo。少ないブックスペースというものを逆転の発想で生かし、テーマを定めた「この一冊」と思える本を揃える。
例えばJAGDA REPORT。グラフィックデザインという領域に踏み込む。
例えばパークライブラリー。本とカゴと敷物を貸し出すという方式で、「まずは気軽に本に触れてもらう」というコンセプトを、あたたかく具現化する。

どれもが、既存の本屋でもなく、本のための分かりやすいショップでもない。けれどあえてそういうトコロに足を延ばし、本を提供する。
「裾野を広げる」という表現が正しいかは分からないけれど、もの凄く簡略化して言うなれば、そういうことかもしれない。そして広げた本の裾野を、より深化させるということ。

3. 磁場
そのように様々な場所で展開するためには、何が大切なのかを問う。ブックディレクションをするにあたり、何を考え、どのような基準でディレクトするのか。本に詳しいことは前提の上で、何かがあるはず。
 基本的には幅さんが一人で中心的な選定を行う。そしてその軸を活かして、本を集める。いかなる本も幅さんを通過した後に扱われ、通過しない本はない。

 「その土地土地の磁場というか、人々の感覚というか......そういう磁力みたいなもの」

 幅さんにも本の好き嫌いや、オススメなどは勿論ある。けれどただそれを自己満足的に提供を試みて、本の良さをわかってもらおうとしても巧くいかない。
 
 例えば子供。子供たちに急に名作の小説や小難しいお話の本を読ませようとしても、興味すら示さない。それは、それらの本が子供たちの磁場に、未だ入っていないからだ。ならば。マンガから入る。ワンピースから話をして、海賊の話になり、モティーフとも言える小説の話になり、最終的にはマンガから違う本の世界に入る。するとごくごく自然に子供たちは本を手に取り、自ら読み、愉しむ。ワンピースというマンガが子供たちの磁場であり、その磁場にひっかかるところからなら、大いに興味を示す。
 例えば地域。大阪の人々が集う場所には、阪神タイガースの本も良いだろう。けれどそれが名古屋で通じるかというと、それは違う。名古屋は名古屋で今度は、中日ドラゴンズを、広島なら広島カープの本を置くべきだ。東京なら今の東京を映し出すような本、あるいは過去の東京に想いを馳せて明日を想うような本。環境を重んじる場所なら、エコスタイルの本、若しくは自然そのものの本。そんな風に。
 例えばヒト。体が不自由ならば負担にならない本を。これからを夢見るならば、未来を考えられる本を。デザインを意識するなら、ファッショナブルで文化を感じられる本を。

 「本を広めたいとは思うけれど、押し付けても仕方がない。それじゃ広がらないし、意味がない。そこにいる人達が、なんとなく自然に手を伸ばしたくなるように。求めている本を、こちらが持っていく感覚」

 磁場を感じ、その場所のための本、そのヒトのための本ということ。

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4. 本の力
なぜそこまで、本にこだわるのか。多様なメディアが存在する中での、恐らくは原始的とも言える本。

 「本の内容ももちろん、発見がある。でもそれだけではなくて、ページを捲る感覚。印刷インクの独特の香り。本があるというスタイル。そんな形だからこそ、新しいことが生まれる」

 本は形がある。ネット上の情報やテレビなどとは異なる形。それら総てが力になる。紙の質感や重み、文字や写真の色や香り、文章やページに込められた想いや感情...。
 そのどれが、どのように、誰に強く響き届くかはそれぞれだけれど、あらゆる人たちにその面白さを伝えることが出来るのではないか。
 環境の創り方次第で、それらをもっともっと伝え、広げることが出来る「可能性」があるメディアだということ。

 「そして、この世の中の本に、善い悪いはない」と言う。勿論、編集が細かくてしっかりしていたり、雑に製本されていたり、装丁に凝っていたり、印刷が汚いモノはある。けれどそれはその本が善いか悪いかではなく、良く作られたかどうかだ。
 かの本は、ある人には全く無用の長物かもしれない。けれど、違うある人には実用性豊かな大切な一冊になるかもしれない。かの本は、ある人にはただの印刷物に過ぎないかもしれない。けれどまたある人には、人生を変えるほどの衝撃を与えうる一冊になり得るかもしれない。
 だからこそ、選定する側が一方的に善い悪いを定めてはいけない。いかに、その本が読む人にとって意味のある本でありえるか、ということ。

5. 愉しみの連鎖
多くの仕事の流れや感覚を聞いた後に、「どうやって、その情熱を維持しているのか」を問う。
 個人で会社を経営していたり、店を展開している人々が一様に言うのが「開くことは簡単だよ、ただ維持するのが難しい。利益もそうだけれど、情熱を維持することが難しい」と。
 しかし。

 「そんなこと、考えたこともなかったなぁ。情熱というか、愉しくなくなることはないから。本って言っても本当に色々なことをしていて、やりたいことだらけ。選ぶだけでも売るだけでもない、編集もするし周りのものも創る。本に関わる愉しみが尽きることはない」

 BACHのピボットターンゆえの言葉とも言える。本を軸に置きつつ、様々な環境に出ることで、新しい何かが次々と出てくる。パッケージングの出来ない仕事をあらゆる方面で行うために、常に頭をフル稼働させる必要がある。
 ブックディレクションという括りの中には、同じように見える仕事でも、実は内容も濃さも深さも、方向性も違う愉しみが連なっている。そして一つを終えるとまた一つが始まるように、愉しみの連鎖がある。
 
 だからこそ、幅さんは「愉しそうに」見えていたのかもしれない。

6. おわりに
二時間弱という短い時間でしたが、本当に多くのことを遠慮なく訊かせていただきました。こちらの質問の意図するところや考え方を、とてもうまく噛み砕き解釈した上で、幅さんの感覚で語ってくださいました。
僕自身のやりたいことも、愉しみの連鎖がきっと生まれることであると確信が持てたと共に、現実的なアドバイスも頂きました(あまりに具体的なので割愛しますが)。
今回の訪問を通して最も頭に残るのは、「結局はコミュニケーションだと思う」と幅さんが語ったことです。独立するにしても、仕事をするにしても、愉しく過ごすにしても、結局大切なのはコミュニケーションで、人との繋がりが多くを生み出してくれるということでした。
確かに幅さんの事務所を見渡してみると、それだけで様々な方面との繋がりが感じ取れるようでした。ある意味ではカオスのように、ある意味では清流のように。そこには繋がりが渦巻いているような。
今回を通じて、ごくごく僅かながら僕自身も幅さんとつながれたことが、何よりも嬉しく感じます。
真摯な対応と姿勢、学ぶべきところが多く、短い時間とは思えぬほど良い経験、良い感覚を身につけられたと思います。
ありがとうございました。

 

街の先輩訪問レポート12(江口 宏志)


先輩/江口宏志さん
訪問者/ヤマシロ
訪問日/2010年6月29日(木) 10:00~
訪問内容/一日同行


■応募の動機
ユトレヒトの江口さんに会える!という期待から応募しました。
ユトレヒトやzine's mateはもとより、雑誌の書評などでも名前を見かけていて、
どんな方なのだろうと。
先輩訪問のことを知る前から、本の作り手が交流できる場としてのzine'smateにはすごく関心があって、
どういう風に仕事をしているのか見ることができるのはすごくいい機会だと思いました。


■訪問内容
お会いできるとわかってからは、聞きたいこともたくさん会ったのですが、
当日の予定がどうなるかわからなかったので、あまり深く考えず楽しみにしていました。

当日の朝、zine's mate の会場で江口さんに会いました。
すごくラフな方だな、と思いました。そしてもうそのときから、忙しい様子。
その日の4時にはすべての設置を終わらせなければ、ということらしく、会場全体が慌ただしい感じでした。
ついてすぐに、パンフレットの印刷の刷り直しがあり、
会場になっている3331の中にある印刷工場に江口さんが交渉をし、ということをしていました。
その後、ユトレヒトのブース、特集のコーナーの設置やレイアウトを手伝い(手作業の現場主義!)、
4時までは江口さんについて回っていました。
江口さんは会場に来る人、出展する人すべてに声をかけ、言葉を交わしていました。

人が作ったものに対しての関心と愛情がすごく、
「これいいでしょー」
「これ(たまに彼、彼女)いいよねー」とよく言っていました。

あと、あの人はセンスが良い、ということを度々言っていたが、
本当にその言葉はそのまま江口さんに返る言葉だと思いました!
写真家を特集したコーナーがあり、そこに置く本を選んでレイアウトをしているとき、
決断の早さや的確なものを選ぶセンスがやっぱりすごい!
本当にこの場所に必要なものを判断する力に優れているな、と感動しました。

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■訪問を終えて
そばで見ている江口さんは判断力と体力と人付き合い、あとセンスの素晴らしい方でした!
すべての人が江口さんに尊敬と信頼を持って接し、江口さんも同じ様にみんなに対して接している感じでした。

その日は、その場を取り仕切るというのが江口さんの一番大事な仕事のようでしたが、
作品やzineについてや、来ている人と話すときが一番嬉しそうでした。
彼の根底にあるものがそう言うことに対しての愛情なんだろうな、と思いました。

その上で、イベントに集まる人の数もとても多く、
準備をする人、出展者、スタッフ、ボランティア、来場者、などなど...
大勢の人が集まる、人が動く、というのは簡単にはいかないことで、
人を動かす力のある人だということも近くにいてとても強く感じました。

今回、本当に貴重な機会を頂いて感謝しています。
江口さん自身のお話が聞けなかったのは少し心残りではありましたが、
一日近くで仕事を見ることができたのは、それ以上の経験だったと思っています。

江口さん、ユトレヒトの皆さん、シブヤ大学の皆さんありがとうございます!


街の先輩訪問レポート11(遠山 正道)

先輩/㈱スマイルズ 遠山正道さん
訪問者/山下翔平
訪問日/2010年6月3日(木) 15:00~
訪問内容/面談及び半日同行

「訪問の目的」
遠山さんとは以前挨拶する機会がありまして話した事はなかったのですが、blogでシブヤ大学のことが書いてあり今回の「街の先輩訪問」を知りました。
最近一番気になっている人が遠山さんだったので迷わず応募。
特に話す事を決めずその場の雰囲気など自然体で話せたらと思っていました。

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「訪問内容」

<会社にて>

初めは自己紹介。
思っていた以上に楽しく面白い人です遠山さん。
今まで何人かのビジネスマンと出会いましたが、ビジネスマンっぽくないビジネスマン。
人としての性格や考え方など誰かに似ているとかではなく、遠山さんにしかないまさに「遠山 正道」スタイルだと思います。
その後、企業理念や指導のDVDを遠山さんの解説を交えながら見せていただきました。

{おもてなしと3W} と {5感}

一番惹き付けられた言葉は企業理念でもある{生活価値の拡充}
遠山さんの頭の中のものが考え方がそのまま出ているものだなと最後に気づきました。

DVDを見終わった後たまたま開発途中の商品についての話し合いを聞かせてもらえることに。
このようにして出来上がっていくのかと私の知らない世界であるが故、ものすごく聞き入ってしまってました。

基本遠山さんにスケジュールは一任ということなのですが彼も「なにしようかな」と、とてもゆったりした感じ。
自分の空気感でマイペースで、時に堅さを感じさせるとても不思議な人だなと思います。
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<会議>

D-BROS(http://www.d-bros.jp/)の方々との開発会議。
会議がどのように進んで行くか、どういった話し方でなどこういったmeetingに関しては無知なので
どのようになっていくのか、膨らんでいくのかが見てて聴いていてとても面白い。
またこういった形でどんどん新しいものができていくのだなととても興味深く、自分でもこういうことをやってみたいと強く思いました。
そしてなにより印象に残ったのは、みなさん率直な意見や思考でぶつかりとても楽しい雰囲気だったこと。
純粋な、子供のような、

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<Fashion show>

EMILIO PUCCIのAfter partyに参加。
とにかくゴージャス、エレガントという言葉に尽きます。
遠山さんから色々な方を紹介していただきました。
どの方もとても優しい方で様々な話を聞かせてもらいましたが、どれも知らない事ばかりでとにかく刺激的。
みなさん遠山さんを見るや、さっと集まってきて。
やはり遠山さんにはどの人にも出せない「自分」といった雰囲気や魅力を持っています。
きっと私もそれに魅せられた一人です。

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<dinner>

Partyが一段落しdinner。
青山にある遠山さん行きつけのお店へ。
遅い時間でしたが、シェフの方は「遠山さんは別です!」と。
とてもおいしい料理をごちそうになりました。
個人的にまた行きたくなるようないいお店です。
遠山さん、ごちそうさまでした。
そして、ありがとうございました。

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「訪問を終えて」

解散してとにかく笑いが止まりませんでした。
とても有意義な時間が過ごせたと、全く知らない世界を覗けたと、色々な方に出会えたと。
一番近い言葉だと"充実"に近いですがそれだけでは足りない表現です。
ただ十分な"充実"ではありませんでした。
まだまだ知りたいことだらけでその片鱗が見えただけに過ぎません。
遠山さんと話す"目的"は成せたかもしれませんが、話はまだまだ尽きるものではないと。
私自身上京してきて初めての"先輩"で、とてもいい"先輩"に巡り会えたと思っています。

書いた内容としてはほとんどが主観であり、これを見てくださった方にどういう影響を与えれるのかはわかりません。
つまらないと思う方もいるでしょう。
ただ私は実際に経験させていただいてそれを自分の思ったように表現しました。
私自身文才があると思ってはいませんし、また、こういうもので巧く人に伝えることが得意でもありません。
ただ一つ言えることはやはり自分が実際に"経験"をすることが一番わかりやすいということです。
このような機会で多数の応募の中からたまたま選ばれた身ですが、こういう機会意外でも色々な人へのapproachはできると思います。
今回遠山さんと話したり行動を共にして感じ取ったものとして、

「自分から行動を起こさないと自分自身変われないのは当たり前」

「ではどうすれば?なぜ?と思うのならそのままにはしない」

百聞は一見にしかず。
今までも気になったら即行動、色々な人の話を聞きにいったり見に行ったりなどしていますが
まだ色々な視点や方法、世界があるのだと知りまだまだだと思った私がいます。
このような機会、シブヤ大学様のこと、まだまだ人やコトはたくさん在ります。
その中でボーダーラインを引かない、枠やジャンルにとらわれない。
一見関わりはないが考え方でどのようなものにも繋げることができるのだなと、とても深く思考することができました。
これからの時代、人生なにがあるのかわかりません。
常にそれだからこそ楽しいのかもしれません。

今回このような機会をいただくことができてとてもいいものを得ることができたと思います。
これからもまたなにか関わる機会があるのかもしれません。


遠山 正道さん、シブヤ大学、しごと課の渡辺さん、

本当にありがとうございました。

街の先輩訪問レポート10(本城 慎之介)


先輩/本城慎之介さん
訪問者/ミヤタ
訪問日/2010年6月12日(金) ~6月13日(土)
場所/森のようちえん ぴっぴなどさまざまな場所


1.訪問参加の目的
私は現在、社会人として働いています。
いま勤めている会社は、特に興味がある業種という訳ではありませんでした。
収入を得るため、合理的に選んだというのが正直なところです。

しかし、それがいつも私の心の中に引っかかっていました。
何か仕事で失敗があったり、嫌なことがあるとすぐに
「好きで選んだわけではないから」「事業内容に興味が持てないから」
などと言い訳をしてしまう。
会社に「合わせる」、会社の指令に「従う」ことを入社以来続けてきた結果、
自分に自信がなくなり、自分を信頼できる感覚が鈍ってきたようにも感じていました。

自分の心に真っ直ぐに、自ら選び、判断してやっていく感覚を取り戻したい。
そう思いながらも、何をどう行動すればよいのか分からず、
何も進まない毎日に焦燥感が募るばかり。
将来に対する漠然とした不安もあり、悩んでいました。

今回の街の先輩、本城さんは、楽天株式会社を立ち上げて副社長を務められた後
教育に方向転換し、様々な活動を進められています。
数ある選択肢から何を、どのように選ぶのか。
そしてその実現はどうやって進めていくのか。
そういったことに興味があり、街の先輩訪問に申し込みました。


2.訪問時の内容
初めての経験が多く、台風のように過ぎ去っていった2日間。
カルチャーショックを受けた出来事がたくさんありました。
以下、箇条書きにて体験を綴ります。

■森のようちえん ぴっぴにて
・本城さんは、同幼稚園でスタッフとして働いておられる。
私も1日、実習生として保育体験させていただいた。

・軽井沢、大自然の中にある幼稚園。
子どもがのびのびできる絶好のロケーション。

・軽井沢の子どもは人懐っこい。一緒に遊ぶ(というよりも「遊ばれる」)。
泥遊び、ごっこ遊びなど。泥はチョコレート、柱の陰が冷蔵庫。
机の上にごちそうを並べて、今日はパーティー!
細く巻き付いた木の枝はヘビ。大木に縄跳びをグルグル巻き付け、熊狩りごっこ。

・色々な個性の子どもがいる。「子どもらしさ」として一括りにはできない。
それぞれの性格、感性、価値観を持っている。

・子どもたちはすぐにケンカをする。
ただし、保育者は大人の判断で善し悪しを押しつけない。
子どもの気持ちを聴き、それを相手に伝えて和解させていた。
一人の人間として真っ直ぐ向き合うことが大切。


■本城さんのお宅にて
・軽井沢にて、本城さんのお宅に一晩お世話になった。

・大きな本棚には本がびっしり。

・テレビがない。

・美味しい家庭料理をいただき、癒される。
(普段、私は外食が多く、オヤジのような?食生活を送っている。。。)

・本城さんのお子様がきちんとした挨拶をしてくれた。
「○○さん、こんにちは。」「○○さん、おやすみなさい。」
多くの子どもはこんなにちゃんとした挨拶はできないだろう。大変驚いた。
子育てをしっかりされておられる結果だと思う。

■アカデミーヒルズにて
・翌朝、東京へ移動。
六本木ヒルズのアカデミーヒルズ(六本木ライブラリ)を
オフィスとして利用されているとのことでご案内いただく。

・ライブラリは六本木ヒルズ49階。
東京が一望できる素晴らしい眺望に、しばらくボーッとしてしまった。
静かで洗練された空間に頭がクラクラする。

・利用者は若い人が多い。20~30代がメイン層と思われる。

・普段、公立の図書館しか利用してこなかった私にとって
カルチャーショックを受けるほどの場所だった。
この環境ならお金を出してでも通う価値はあると思う。

■奨学財団にて
・本城さんが理事を務められている奨学財団へ。
この財団では、社会的に意義ある活動をする学生にサポートを行っている。
打合せ、奨学生のつどいへの同席。

・奨学生は非常に個性的、かつアグレッシブ。
年齢層は幅広い。20歳前後の若い子から、社会経験を積んだ後に大学に入り直した人も。

・奨学金は給付。貸与でないので、将来、返還する必要がない。
その分、社会への還元が期待されている。

・給付方法は、(振り込みではなく)小切手を支給する形式。
理事の目の前でサインの上、支給。
奨学生としての自覚を持つには十分なインパクト。

・奨学生ははじめ静かに様子を伺っていた?が、
グループに分かれての自己紹介を進める内に緊張がほどけ、
そのうちワイワイと楽しそうに交流。

・本財団では、奨学生同士の交流ができる機会が設けられている。
同期内にとどまらず、OB・OGを含めた交流の場があるとのこと。
この縁から、新しいアイデアや動きが生まれることもあるだろう。
一人ではできないことも、同じ志を持つ仲間がいることで達成できることもある。

・現在取り組んでいること、将来やりたいことを輝く笑顔で話す奨学生。
世界で起きている諸問題に目を向け、発展途上国の貧困や、地雷の問題などを
「自分の問題として」把握し、「実際に行動して」いる様子。
会社内の仕事をいかにさばくか、そればかりを考えていた
私自身のちっぽけさを感じた。

■本城さんよりいただいたお言葉
・他人の成功論はあまり役立たない。同じ事をやって成功するとは限らないことが理由。

・数ある選択肢から何を選ぶか?
→ 本城さんは「面白そうか」「ピンとくるか」で決めている。
頭で考えるのではなく、胸や腹にストンと落ちるかどうかが大事
(頭で理屈を付けて導出される結論は信用ならない場合がある)。

・その実現について
→ 他の何かを手に入れるために、何かを捨てる場合もある。
「何を手に入れるか」より「何を捨てるか」が大事。

→「できないからやらない」と初めから決めつけない。
まずやってみること。それで合わなかったらやめる。

・「もう少しなんとかならないかなあ」と思うことを改善してみる。
「やりたくない」ことはやらないようにする。

・別の事にチャレンジするのに金銭的な不安がある場合は、
生きて(食べて)いくのに最低限どれだけかかるか、
具体的に試算してみるとよい(案外かからないはず)。

・自分は自己肯定感が強い、と思っている。
自分は運がいい、と思っている。
なんとかなる、と思っている。
根拠はない。根拠なんてそもそも見つからない。


3.訪問後の感想
以下、箇条書きにて訪問で感じたこと(まとめ)を綴ります。

・大事なのは「自分を生きる」こと。

・チャレンジに年齢は本質的に関係ない。
「自分が何をしたいか」「何に興味があるか」を大事にする。

・誰の為でもない、自分のための人生だから、
自分の気持ちに素直になった方が、きっといい。

・新しい体験を大事にする。人生の可能性を広げる。

・新しい人との出会い(縁)を大事にする。やりたいことの支えになってくれる。

・人生に答え(正解)なんてない。

・自分の人生、変えるのも、とどまるのも、ハンドリングできるのは自分だけ。


最後になりましたが、本城さんをはじめ、
今回の訪問でお世話になりました全ての皆様に感謝します。
本当にありがとうございました。

街の先輩訪問レポート9(上田 壮一)

先輩/上田 壮一さん
訪問者/福里 さや香
訪問日/2010年5月11日(火) 15:00~17:00
訪問内容/面談
場所/(株)スペースポート

≪きっかけ≫
私は何のために仕事をしていくのだろう。していきたいのだろう。
日々そんなことを考えていた私にとって、上田さんの言葉はとても心に響き、そして、とても勇気が出る言葉に感じました。

『誰もが生まれながらに与えられている「創造性」という力を、何のために活かして生きるかを意識しながら仕事をしたいと思っています。』
(街の先輩訪問ページに記載されているメッセージ)

私もそんな風に仕事に向き合っていきたいと心から思いました。
そのために、上田さんがどうやって第一歩を踏み出してこられたのか聞いてみたいと思い、訪問に応募しました。

≪訪問≫
スペースポートのオフィスにて、2時間ほどお話させていただきました。
失礼ながら、上田さんはすごく博学で堅そうな方というイメージを持っていたのですが、お会いしてみるととても穏やかで安心感さえあり、とても話のおもしろい方でした。

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●上田さんのはじまり
Think the Earthプロジェクトの第一弾となるアースウォッチwn-1。
「こういう時計があったらいいな。誰か作ってくれたらいいな。」
はじめはそのくらいの気持ちだったそうです。
それが徐々におもしろいと賛同する人が増え、気づいたら「自分がプロジェクトに巻き込まれていったような感じ」だったそうです。

意外でした。
何かひとつのプロジェクトを始めるには、並々ならぬ(?)決意がいるものかと思えば、
案外そうとは限らない。(もちろん、伝えたいメッセージが核として存在するのですが。)

ものをつくって売るとなると、どうしてもどれ位売れるかを勘定してしまいがちだと思うのですが、上田さんは、売れるからやるのではなく、「売れるまでやろう」という思想なのだと言います。

●大切なのはどちらか
「メディアがメッセージを生むのではなく、メッセージがメディアを創る」
上田さんが、広告代理店勤務時代に感じ、フリーとなる背景にある思いだそうです。

例えば広告業界であれば、まず○○を伝えたいという思いがあり、それをどういった形で伝えていくのか、新聞なのかテレビなのか雑誌なのか...と考えるのが本来の形ですが、実際には、企業やメディアありきとなってしまい、△△社向けの企画を考える、とか、△△の広告枠をどう使うか、という考えが先行していることが多かったそうです。

気がつくと手段がゴールになってしまうことは少なくない気がします。これから自分がどんな仕事をするのであれ、目的を見失わずにいられるような心構えも必要だなと感じました。

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●半径3メートルから
上田さんがテーマとされている人間問題(環境、戦争、社会など、人間がうみだしてしまった人間の問題)を「わかった」と感じる人が、やがて「伝える」人へとなっていってほしい。そのために、「あたま、こころ、からだ」の3つのアプローチが必要だといいます。
あたま...学校教育などで学ぶ知識や情報
からだ...実体験、経験
こころ...学びたい、感じたいと思うモチベーション
この3つが揃うとパワーを発揮するということです。

そのために上田さんは、リアルに感じられるもの、創造力やモチベーションとなる「こころ」に届くものをつくっていきたいとおっしゃっていました。

そして、たとえば社会問題に関心があったとしても、それを仕事としたり、活動するのは敷居が高いなと感じるのであれば、夕飯時に家族とその話題の話をしてみるなど、半径3メートルの社会貢献からすればいいとのこと。

第一歩を踏み出すことにためらっていた私にとって、このスモールスタートの発想は大事にしたいなと思いました。

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≪訪問を終えて≫
今回、上田さん訪問の機会をいただき、本当に心から感謝しています。
先輩の経験や考えを直接聞き、肌で感じるのは、web上や本などで話を読むのと、全く違いました。

今回の訪問を通じて、自分はどんな働き方がしたいのだろう、何をやりたいのだろうと考えているうちに、頭でっかちになってしまっていることに気づきました。
もっとシンプルに考えればよいのかもしれません。

また、上田さんのお仕事は「人間問題」と「伝える」が軸にありました。
伝える方法は、プロダクトであったり本であったり様々です。
軸を元に柔軟にチャレンジしていく姿はとても勇ましいなと思いました。
どんな仕事であっても、それを通じて届けたいメッセージがあるんだと思います。
自分の中にはどんなメッセージがあるのか、見つめ直してみたいなと思いました。

レポートでは伝えきれませんが、今回の訪問で得たものは非常に大きかったです。
みなさんも、どんどん先輩に会って刺激をもらってほしいなと思いました。
ありがとうございました。

街の先輩訪問レポート8(山田 遊)


山田遊さんの訪問は、2名で行われましたので、
以下に2名分のレポートを掲載します。


(1)
訪問者/ハセガワ
訪問日/2010年4月20日(火) 18:30~21:00
訪問内容/be my Giftで、ギフトコーナーの商品展示
場所/池袋西武ギフトコーナー

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■訪問の目的(なぜ、応募したのか?)
シブヤ大学しごと課は以前からみていて街の先輩訪問には二度ほど応募していました(参加には至らなかったのですが)。そして山田遊さんの先輩訪問の募集が!インテリアと商品展示に非常に興味があった私は迷うことなく再度応募しました。そのほかの理由に、興味があってただ話を聞くだけでなく、"生"の仕事の実体験をさせていただくいい機会だと感じたからです。
一見華やかにみえる仕事の内容とはどんなものなのだろうという好奇心とワクワクする気持ちでいっぱいでした。

■訪問の内容
集合場所に迷いながらも何とか山田さんがいる現場へ。お店の閉店時間までまだ時間があったのですが、作業を手伝わせていただくことになりました。初めに約1.5m×0.5mくらいの小さな空間の中に六種類のベビー&キッズ小物をディスプレイする作業をしました。最初はどの位置に置いてどう並べるかという「並べ方」ばかり考えてなかなか進まなかったので、山田さんのところへ行き、やり方を見ながらアドバイスを聞きました。注意する点としては、(1)一つの空間に対してモノを一つ一つ魅せるのではなく、コンセプトを決めて並べ方にストーリー感をもたせる。(2)なるべくモノの量を減らし、スッキリ魅せる。(3)お客さんが商品を見る順序は基本的に左から右。それに合わせてモノを配置していく。
とのことでした。特に、1つのコンセプトに沿ってモノを使ってストーリーを描くように配置することは印象的でした。例えば本と筆記用具と紙という三つのモノを並べる場合、始めに本、次は筆記用具、最後に紙を配置していく。(本を読み→誰かに向けてペンを走らせようと→紙を手に取り文字を綴る) 分かりにくいかもしれませんが、山田さんは美しく魅せる以外に、なぜこのモノを選び、この組み合わせなのかという根拠を明確にして作業されていました。
狭い空間の中でもモノを立てる・倒す、箱から出す・出さない、などの無数の選択肢から最良の選択をし、いかに消費者の好奇心をかきたてるかということを常に意識されていました。

■訪問後の素直な気持ち
Web上での山田さんのクールなイメージ写真と違い、実際にお会いしてみると初対面の私にも気軽に話しかけてくださるとても明るく前向きな方でした。大学生の私はこれから社会に出て仕事をするにあたり、特にこれといった目指すべき目標はありません。ですが、少しでも興味のあることにチャレンジして、その中で自分のすべきことを見極め行動する。これを少しずつ積み重ねていった先に何か見えてくるものがあるとだと思いました。また、山田さんの作業における判断の早さは目を見張るものがありました。山田さん曰く、「才能より慣れが大部分を占めている」とのこと。自分にしかない経験をして、何か一つ他の人に勝る部分をつくりあげることが重要で、自ら能動的に働くことの秘けつだと思いました。
お仕事訪問が終わった後にも色々とこれからの自分のためになるお話をしていただきました。終始とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。山田さんをはじめ、関わって下さったすべての方々に感謝いたします。貴重なお時間ありがとうございました。


(2)
訪問者/タムラ
訪問日/2010年4月20日(火) 18:30~21:00
訪問内容/be my Giftで、ギフトコーナーの商品展示
場所/池袋西武ギフトコーナー

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■訪問の目的(なぜ、応募したのか?)
私は、ついこの間まで就職活動をしていました。周りに流されるように、当たり前のように"就活生"になったように思います。「せっかくだから広く社会を見てみたい」と様々な企業を訪問する毎日。「自分は何がしたいのだろう」と思い悩む毎日。そのような時に見つけたのが・・・そう、この街の先輩訪問でした。「覗いてみたい!」と思い、応募させて頂きました。

■訪問の内容
西武池袋本店6階にあるbe my Giftというコーナーの模様替えを一緒にさせて頂きました。このbe my Giftは、20あるコンセプトの1つひとつに3つのストーリーをつけて商品を展示しているコーナーです。今回も、母の日やダイエット、エコに子ども、歴女に紅茶等と様々なコンセプトに合わせた商品が用意されていました。「左から右にストーリーを考えて並べてみよう」、「右利きの人が多いから(商品説明の)パネルは左に置こう」等々・・・。アドバイスを頂きながら、同じ商品でもどの色を使おうか、どのように並べると商品の良さが伝わるかを考え、展示していきました。池袋に足を運ぶ機会がありましたら、ぜひ見て頂けたらと思います☆(笑)

■訪問後の素直な気持ち
消費者の方々を考えながらの展示という事もあり、「自分自身の生活や経験がヒントとなり糧となって活かせるお仕事だな」と思いました。山田さんは、展示はもちろんの事、この展示する商品を選んでいます。そのため商品の説明をされる機会があったのですが、その時のご自身の経験を交えての説明にとても説得力があると感じたからです。(...何だか偉そうにすみません。) また、私自身が展示方法を考えさせて頂く中でも「私ぐらいの身長の人が見たら・・・」であったり、「私はこの色の商品があると嬉しいな・・・」であったりと、消費者を自分に置き換えてあれやこれやと考えている事に気付いた時にも感じました。とても面白かったです。すっかり楽しませて頂きました。お忙しい中貴重なお時間を頂き、大変有益なお話をして頂けて嬉しかったです。山田さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!!

街の先輩訪問(河村 めぐみ)のその後


街の先輩、河村 めぐみさんを訪問した方から、
以下のようなメールをいただきました。

しごと課をやり続けてきて、
心からよかった、と思いました。

シブヤ大学しごと課の皆様

お疲れ様です。
私は、以前「街の先輩訪問」で「河村めぐみ」様の訪問をさせていただいた、井上真理子です。

先輩訪問の際は、求職中という身分でしたが、この度4月1日より、大手生命保険会社の営業職としての内定が決まり、現在勤務しております。

就職活動の際には、「街の先輩訪問」でのつたないインタビュー記事を持参し、企業の採用担当者に見せた所、それが評価につながり、後々の面接のステップへと繋がっていきました。

あの貴重な体験の機会が得られたことを、本当に感謝しています。
ありがとうございます。

まだまだ景気が悪いところは悪いので、私のように再就職に苦しむ人達が前向きに活動できる手段として、こういった「先輩訪問」等の機会を通じて、少しでもより良い「就職」に繋がればと願ってます。

これからのご活躍をお祈りしてます。

それでは失礼します。


ホッタ

街の先輩訪問レポート7(中村 健太)

訪問先/東京仕事百貨
先輩/中村健太さん
訪問者/ホウサヤマ
訪問日/2010年2月23日(火) 18:30~22:00
訪問内容/「東京仕事参観」説明会のアシスタント
場所/原宿サンシャインスタジオカフェ

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<訪問の目的>
私が「東京仕事百貨」を知ったきっかけは、現在受講中の「自由大学」ででした。ちょうど、社会人1年目が終わるころで、「仕事」というものをざっくり見直していた時期でした。偶然しごと課のサイトに中村さんの名前が。これは会って直接話せるチャンスだ。「仕事」について話してみたいと思い参加しました。

<訪問内容>
 店についてそうそう、カジュアルな格好の中村さんが奥にいらっしゃいました。最初に中村さんに持った第一印象は、きさくなお兄さんという感じでした。(失礼かもしれませんが...)
 そこから、その日のアシスタントの仕事を開始。夕方から原宿のサンシャインスタジオで行われた東京仕事百貨の「東京仕事参観」説明会のお手伝いです。説明会に参加される方たちの受付を担当しました。説明会と言っても堅苦しいものではなく、お酒を片手にトークセッションのような形でした。久しく内勤的な仕事ばかり行っていたので、受付の対応はたどたどしいものだったと思います。受付をしながら「東京仕事参観」説明会を聞くという形でしたが、ざっくりとしか内容は把握できませんでした。すみません。(後日、ネットで復習させて頂きました。)

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 説明会の内容としては、「東京仕事百貨の説明」→「仕事参観の説明」→「質疑応答」→「仮想仕事参観/前回の仕事参観の内容(西村琢氏)/ワークショップ(感じたことを話合うとういう形)」→「歓談(自由参加)」でした。
(補足として、終始中村さんは話続けていましたが、一回も噛むことなく饒舌でした。)

 質疑応答、ワークショップの時間は大いに盛り上がっていました。意外に「仕事」に関して考えたり、発言したい人が多いんだなという印象でした。面白い意見や考え方も多くみられ、ぜひ今後の参考にしようと思います。また、こういった「仕事」に関してコミュニケーションできる場が少ないので、もっと中村さんに作って頂ければと思います。

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<東京仕事参観とは>
説明を聞いて僕なりの感想ですが、「仕事」で迷っている人や考えている人に、ヒントをくれるものだと思います。一人で考えたり、友人に話したところで、答えは見つかりません。社会人になって、働いてる人の話を聞くというチャンスはほとんどありませんし、学生時代ならOB訪問等、いろんな方法があると思いますが。しかし、その大切さに気づくのは、社会に出て「仕事」を体験してからだと思います。実際、僕のそう思っています。だからこそ、働いている人に直接話せるというチャンスは、答えを見つけるヒント(仕事に対する姿勢、考えにより)になると思います。そのようにして「生き方=働き方」を発見し、感じてもらうものかなと思いました。

<訪問を終えて>
「仕事」に対する人の考えは様々で、その考えを声に出してみることで、改めて自覚することもあれば、新たな発見もあると思います。それを体験出来たのが、今回の先輩訪問だと思います。実際に参加者の方の意見も勉強になりましたし、新たな発見もありました。
とくに中村さんと話して、「働き方=お金」ではなくても、「働き方=生き方」でもやっていけること。一緒に働く人で仕事を選んでいいこと。ちょうど、その部分が「仕事」をする上で、僕が引っかかっていたところなので、解決のヒントを教えてもらった感じです。自分に会った働きがいを探すということで、今後の弾みになったと思います。その一環として、働いている人に話を聞きに行こうと思います。

最後に、本当にありがとうございました。

街の先輩訪問レポート6(井梅 江美)


訪問日:2010年3月9日(火) 14:00~16:00(雨)
訪問者:田中 万里子 


シブヤ大学しごと課の「街の先輩訪問」で、明治神宮の神宮会館内にあるNPO法人「響」の事務所を訪れました。
「響」は、日本文化の継承を目的とし、明治神宮をフィールドに、緑化推進事業・稲作事業・国際文化交流事業・啓発普及事業を行っています。
今日お話を伺った先輩は、「響」事務局長の井梅江美さん。
 
この日は冷たい雨の降る日で、明治神宮の杜が、いつもよりいっそう「神々の杜」に感じられました。
神宮会館に現れた井梅さんは、ワンピース姿の「きれいなお姉さん」。「森」とか「NPO」という言葉から連想する、ちょっと堅い感じとは、違いました。
初めての先輩訪問で緊張していた私ですが、井梅さんは私と同じ28歳で出身地も東京西部と、意外な共通点があり、話が盛り上がりました。

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1.訪問の目的

2月7日にシブヤ大学オモエコ学科で「森とエコ」という授業が行われ、そこで明治神宮の杜を案内する先生として、井梅さんを知りました。(井梅さんには、これまでにも毎年「どんぐり拾い」の授業をしていただいていますが、残念ながらそちらにはまだ参加できていません。)
この授業にスタッフとして参加していて、「そういえば私も、森林について勉強していたな」ということを思い出しました。(大学では「森林資源科学科」というところにいました。)
森林に関する仕事は限られていて、私自身そういう仕事には就きませんでした。でも、NPOとして緑化はじめ稲作、国際文化交流などを行っている「響」についてもっと知りたい、また、どうやってNPOの活動を始めて、ここまで継続してきたのかを知りたい、もっと言えば「自分に何かできることがあるだろうか?」という思いがあり、「街の先輩訪問」に応募しました。


2.今日のお話

「響」立ち上げの経緯、たった一人の専属職員としての苦労とやりがい、今後の活動、などについてお話いただきました。

<熱意>
井梅さんのお話の中で、一番よく出てきた言葉が「熱意」でした。
「響」を始めたのも、ここまで続けてきたのも、すべては「熱意」しかないと、言い切ってくださいました。「響」を立ち上げた学生たちの熱意、ボランティアとして活動に関わる方々の熱意、井梅さんの「響」という団体に対する想い...たくさんの人たちの熱意が、活動を支えています。

<明治神宮>
「響」にとって始まりの場所であり、活動の場であり、スポンサーとして活動をバックアップしてくれる存在。
前身である学生ボランティア団体「YOUTH-CLUB響」設立のきっかけとなったのが、「明治神宮鎮座80年大祭」というイベント。ここに集まった学生たちが、80年前にこの杜を造った11万人の若者たちに倣い、チャレンジ精神を持って立ち上がろう!という熱い思いでボランティア団体を始めました。当時は、7つのプロジェクトを学生が自ら企画し、運営していたそうです。井梅さんは当時18歳。それから今まで10年間、「響」に関わり続けてきました。
「響」がここまで活動を継続してくることができたのは、明治神宮によるバックアップがあったからだといいます。

<サークルからNPOへ>
設立当初は大学生によるボランティア団体だった「響」。もっと社会貢献活動に力を入れていくため、2年後にはNPO法人格を取得しました。
しかし、それが転機になります。
サークル活動のような趣味の仲間の集まりから、事業を行う団体へ。この過渡期に、活動から離れていった仲間は多かったそうです。社会人になり、自分の仕事を持ちながら休みの時間を使ってボランティア活動を行う。使える時間は限られているけれど、クオリティは確保しなければならない。そのために一人一人の負荷が大きくなってしまった時期もありました。
ところが、NPOとして会社的運営を始めてから、再び人が集まるようになりました。サークルからNPOへ、脱皮を遂げたということでしょうか。
以前の井梅さんは、「お金を払えないのに、負荷を与えてはいけない」と思っていましたが、今は、お金に関係なく皆でつくっていこうという意識を、皆がもって活動しているそうです。

<定着>
「コンスタントに活動に参加してくれるスタッフがいることは、ありがたい。」
NPOの活動を続けていくには、定着してくれるスタッフの存在が必要だそうです。
「響」の専属職員は、現在井梅さん一人。他のスッタッフは、役員・ボランティアとも、社会人や学生とのかけもち。休日の貴重な時間を割いて、無償で活動してくれています。そのことに対して申し訳ない気持ちになることもあると、井梅さんは言います。
ただ、事業として続けていく以上、活動を続けられない人に、仕事を任せることはできません。ボランティアスタッフの熱意を「やりがい」に結びつけることが、井梅さんを始めとする役員の仕事でもあるのです。

<「響」あっての私>
「響」がボランティア団体からNPO法人になったとき、仕事の量・質ともボランティアの手だけでは間に合わなくなり、井梅さんのもとに「専属職員にならないか」という話が舞い込みました。そして悩んだ末に、内定をもらっていた会社への就職を辞退し、NPO職員になることを決めます。
職員は自分ひとりだから、NPO法人「響」に関わることは何でも自分でやらなければなりません。例えば、全く知識のなかった法律や会計についても、独学で勉強したそうです。そんな中、社会人とかけもちで活動する役員や、明治神宮の職員の方が教えてくれることもあり、助けてくれる人のありがたさが身にしみたとか。そうやって、大学を卒業してからの6年間を、「響」とともに歩んできました。
ただ、一人で「響」の全てを背負っている現在、「もし私が交通事故に遭ったら、「響」はどうなってしまうんだろう...」という不安もあるそうです。それくらい、井梅さんと「響」とはイコールに近い存在のように感じました。
印象的だったのは、「皆の熱意でつくったこの団体を続けていくために、私が職員になった。」という言葉。
たった一人で職員をやっている人だから、「私がつくった」とか「私がやらなきゃ」という気持ちでやっていると思っていたので、意外な言葉でした。でも、逆に「皆のために」やってきたからこそ、ここまで続けることができたのかなぁと、気付かされました。「自分のため」だったら、人はついて来ないよなぁ...って。今日のお話の中で、一番ハッとさせられた言葉でした。


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3.訪問を終えて

井梅さんには、「NPOで働く」ことについて、予定していた時間を超え2時間にわたっていろいろなお話を聞かせていただきました。私自身もシブヤ大学のボランティアスタッフとして活動しているので、シブヤ大学と重なる部分もありました。

<3要素>
そこで、お話の中から私なりに、NPOの活動を続ける3要素をまとめてみました。
(1)熱意
団体をつくった人、活動を続けていく人、新しく活動に加わる人など、そこに関わるたくさんの人々の熱意があってこそ、NPOの活動が成り立ちます。
(2)バックアップ
営利を目的としない団体ではありますが、人材、事務所、フィールド、活動資金、などなど必要なものはたくさんあります。
 そんなとき、例えば「響」にとっての明治神宮、シブヤ大学にとっての渋谷区のように、活動をバックアップしてくれる存在がとても大きな意味を持ちます。
(3)定着
専属職員は限られているため、ボランティアとして関わるスタッフが多数を占めます。ただ、ボランティアは自発的な活動のため、来るのも来ないのも自由。継続的に活動に参加してくれる保障はありません。活動に定着するボランティアスタッフがどれだけいるか、ということも活動継続の鍵になります。

<交流> 
始めにも書いたように、「響」とシブヤ大学は、共同での授業を何度か行っています。そこでの交流が、新しいものを生むきっかけになることもあります。例えば、どんぐり拾いの授業に参加した生徒さんがそれをきっかけに響活動に来てくれ、今度「響」が参加する予定のイベントに、「響」スタッフでも主力メンバーとして参加してくれるそうです。
世の中にはNPOはたくさんありますが、「響」とシブヤ大学のように、他の団体との交流によって活動の幅を広げたり深めたりしていくのは、いいな、と思いました。私も今後機会があれば、「響」の活動に参加してみたいと思います。


「街の先輩訪問」を終えて明治神宮会館の玄関から外を見ると、やっぱり雨。
そこにちょうど、明治神宮の職員の方が、車で通りかかりました。
井梅さんが挨拶すると、「原宿口まで車で送りますよ」とのありがたいお言葉。こういうところからも、井梅さんがこの明治神宮の中で信頼されて定着しているんだな、ということを感じられました。
井梅さん、お忙しい中貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。「NPO」というものについて、以前より少し、像が見えてきた気がします。今日教えていただいたことを、今後の活動に活かしていきたいと思います。

街の先輩訪問レポート5(西村 佳哲)

訪問先/奈良県立図書情報館
先輩/西村佳哲さん
訪問者/櫻井まみ
訪問日/2010年1月8日~1月11日
「自分の仕事を考える3日間」に同行>

■訪問の目的
西村さんとの出会いは大学1年生の頃多摩美術大学のプレデザインという授業で、ワークショップを受けたのがきっかけでした。そのワークショップは、言うならば西村さんに「こういう視点もあるよ」という提案をしてもらうような授業でした。それは、いままで違うな、と思いながら言葉に出来なかった違和感のようなものを言葉にしてもらえたようなもので、私が学びたかったのはこういうことだったんだ!と気付きました。そして授業が終わった直後西村さん著書の「自分の仕事をつくる」を読みました。

その授業に影響を受け、また西村さんに関わりたいな、と思い機会を伺っていたところたまたまシブ大の街の先輩訪問に西村さんが出ていることを知り、これだ!と思いました。
また、現在3年生ということもあり、ちょうど就活の始まる時期でした。周りがどんどん髪を不自然に黒く染めだす中、この流れにそのまま乗っていいのだろうかともやもやしていた私にとって、この「自分の仕事を考える3日間」というワークショップ自体がとても興味深く、なにかこれからのヒントやきっかけになればいいな、という気持ちも込めて今回の先輩訪問に応募しました。

■訪問内容
今回は西村さんに直接話しを伺うのではなく、このワークショップやゲストを通じて、西村さんの働き方を体感する、といったものでした。ワークショップ中は西村さんとゲストがやりとりをしている際の会場の様子やゲストの方たちの写真を撮り、それ以外は一般の方たちと同様フォーラムに参加していました。
ゲストの方たちと対話する西村さんは完全な聞き手であり、導き手で、その人の魅力を最大限に引き出すのに長けていました。また、聞き手でありながらたまにぽつりという一言がとても核心的で重みがあり、聞いていてどきっとすることもしばしばでした。


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■訪問を終えて
「自分の仕事を考える3日間」というワークショップだったのですが、あまりに魅力的なゲストの方たちを見ていて、「仕事」がどうということではなく、その人の「在り方」の問題なのだな、ということを感じました。それぞれの方たちが濃すぎて、放っておいたらただただ私は光を見るような目でその方たちを見てしまいそうでした。しかし、西村さんもフォーラム中に言っていたように、ゲストの人の光に触れて、それでおしまいではなく、その光で自身を照らすようにしなくては意味がないということを思い出しました。多摩美での授業のときも同様に、感動してまるで自分が生まれ変わった(言いすぎですが)ような気持ちになったのですが、その感動した気持ちを維持し、日常生活に生かすということはなかなか難しいことでした。この奈良での体験を通じて感じたことを、言葉にならない気持ちや揺さぶられるような思いを、どうこれからの日常生活に繋げられるかが、これからの私の課題でもあるな、と思いました。

■さいごに
この奈良のフォーラム自体、なにかを学ぼう、変わろう、考えよう、という思いの方々が集まった空間だったので、その場自体の空気に勢いがあり、とてもポジティブなものでした。社会に出てもなお変化を求め、なにかを学びたい、と強く思っている大人の方たちとの出会いは、これから社会に出る私にとって、大きなプラスの力になっていくと思います。このフォーラムを通じて出会った方々、西村さん、ありがとうございました!またお会いできることを楽しみにしています。

街の先輩訪問レポート4(寺井 元一)

先輩:寺井元一さん
訪問者:高橋一巴
訪問日:2009年12月26日
訪問内容:一日同行


寺井さんにぶつけてみよう
次世代のクリエータが社会で活躍できる場を作りたい。でもそれを事業化する必要があるのだろうかと悩んでいた最中に、街の先輩訪問という企画を目にし、応募することになりました。

AM10:30 KOMPOSITIONの事務所訪問@KOMPOSITION事務所
寺井さんが小仕事をされた後、KOMPOSITIONの経緯について伺った。
現在のKOMPOSITIONは、ルーチンのタスク量や固定費など、非常にミニマムな運営状況になっているという。このシンプルな状態になるには、紆余曲折があった。KOMPOSITONもかつては、スタッフを雇用していた。しかし、ルーチン業務をこなすだけの組織になりがちだという問題を抱えていた。そこでプロジェクトが集まり、それぞれが稼働する形態になったという。

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PM12:00 オーシャナイズ(タダコピ)の太田さんとのランチ@WIRED CAFÉ 360°
話す場を設けるのは初めてである太田さんとのランチに同行した。ここでは、太田さん、寺井さん各々の未来について盛り上がった。世界中にネットワークを持って、場所で制限されることなく誰かのために役立つことをしたいといった話や宮古島の独立運動をしたいといった話という話が出てきた。異なる世代のビジョンについても耳を傾けることを怠らない寺井さんの姿勢を垣間見ることができた。

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PM2:00 MAGNETICS打ち合わせ(開始30分前)@SunshineStudio
「何話しましょう?」という言葉で始まった打ち合わせ。ホストのUNPLUGの吉岡さんとアークウェブの中野さんと共にネタ出しを始めた。景気、東洋経済、働き方、ソーシャルメディア等それぞれの思う所がある言葉を挙げて、簡単な流れをおさらいして終了。気づけば会場は、お客さんでいっぱいになっていた。

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PM3:00 MAGNETICS meet up 4good! @SunshineStudio
初仕事として、私は突如事業紹介の司会を任された。ぎこちなくスピーカーにマイクを手渡し、そのマイクのコードを解く傍ら、R水素から保育園のコンサルティングまで幅広い事業の話を聞くことができた。
MAGNETICSは、はじめは砂鉄のようにバラバラと「ゆるい感じ」でスタートし、同じ関心を持つ人が、まさに磁石のように強固になって何かプロジェクトが生まれる場であった。主催者の寺井さんも、事業構想で必要なアイデアや人が自然に集まってくる場となってよかったと満足されていた。

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PM6:00 移動中
移動の合間に、寺井さんにぶつけたい質問であった「事業化すること」について伺うことができた。
KOMPOSITIONも同じ壁に当ってきたそうで、とても理解を示してくださった。事業は、徹底的にシビア、シンプル、エゴを追求することだという。誰でも歓迎ではなく、従事してくれる人材を厳選しなければならない。そして、事業として利益を出せるようなビジネスサイクルを生み出すことも求められる。一方で、自分が納得いく形になれば事業化しない選択もある。本当に事業化するのかどうか、仲間と決めることが必要なのではというアドバイスをいただいた。

PM7:00 コピーライター主催忘年会@渋谷区某所
寺井さんネットワークとしてフリーのコピーライターさん主催の忘年会へ向かった。
動けないほどの人で、目の前にいる方(全員初対面)に声をかけては話が盛り上がるといった、とても不思議な空間だった。しかしそこにいた誰もが、「自分の好きでやりたいことに向かって突き進む」姿勢を持たれていた。
ここでは、寺井さんの現在取り組まれるマチヅ・クリエイティブの背景を知ることができた。
これまでのKOMPOSITIONでもクリエータとイベントを開催してきた。しかし、単発イベントをやってもクリエータは食べてはいけない。彼らが貧しくてもお金を出す先は、食べ物や家。つまり生活の場を支えなくては、クリエータを支援することにならない。そこで生まれたのが、マチヅ・クリエイティブでの不動産事業である。松戸市を選んだ理由は、タイミング。コンサルタントも交えて街全体が興奮状態の時は入らずに、街に活気が薄れ始めた時にコミットする。こうした細かい状況の変化を察知することも重要なのだという。

PM10:00 流れ解散
寺井さんについて回ることが不可能なほど、会場がカオス状態になった頃、「先に帰りますね、楽しんで!」と言って寺井さんは会場を後にされた。

1日を通して
常に誰かを訪問して話をしていたので、街の先輩である「寺井さんを訪問した」感覚はありませんでした。しかし、同じ空間やネットワークを通して起業家としての寺井さんから多くを学びました。そこで行きついた結論は、「自分」が何をしたいのかということです。
徹底して、自分のやりたい事を考え抜くことで人は賛同して事業が進んでいくのだと思いました。そしてできるだけ多くの人に会って、思いやビジョンを伝える。この地道とも思える行動が、事業を生む最大の仕掛けだったのだと気づかされました。今回は寺井さんご自身がこうしたいと熱く語られる場面はそれほど多くありませんでした。しかし寺井さんのネットワークで出会った方々は、聞き手が事業の展開を鮮明に描けるほど明確なビジョンを持たれていました。誰とどうつながってどこで事業を進めていくのかについて考え抜かれていることが伝わってきました。
寺井さんがされている仕事は、形があるものではない分、人やアイデア勝負だったりします。またやり方も大企業のように定まっているわけではなく、信じられるのは自分の経験と感覚で、それらをもとに意思決定をしていく。正直とてもリスクの高い仕事だと感じました。でもだからこそ、他の人が何に興味・関心を持っているのかを常にインプットして外の感覚をたたき込む事が大事で、寺井さんはどんな世代や分野の人でも耳を傾けて常に事業の種・仲間を探す場を自ら作り、出向くのだと思いました。
そして何より寺井さんの姿勢には、人やアイデアを引きつける力があるのだと1日を通して見えてきました。決して相手を押しのけることはないが、自己主張はしっかりする。また勢いに乗ってくれる一方で、堅実に取捨選択する姿勢を持ち合わせている。こうした姿勢が結果として、会う人会う人が「これやりましょうよ」と話を持ちかけてくるのだと思いました。事業化する上で、どう自分が関わることが巻き込む人々にとってベストなのかを意識することは事業の成否を分ける要素だということを学びました。
1日訪問で学んだことをもとに、「自分」のやりたいことを突き詰め、事業化に踏み出すならば的確なタイミングとスタンスを見極めて仕事に取り組んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。

街の先輩訪問レポート3(西村 琢)

※今回は、2名の同時訪問でしたので、
訪問レポートも2名分まとめてアップします。

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1)街の先輩訪問レポート(ヤマグチさんからのレポート)

訪問先:ソウエクスペリエンス
先輩:西村琢さん
訪問者:ヤマグチ(男性)
訪問日:2009年12月18日(金)

<訪問の目的>
しごと課のページを見ている時に出会った、西村さんの「組織がもう少し大きくなっても管理をすることなく緩く楽しくやっていけるのか、からだをはって実験しているところです。」という言葉に非常に興味を持ち、是非話をしてみたいと思い、訪問させて頂きました。

<訪問内容>
西村さんは、とても気さくな方で街の兄貴的な感覚を受けました。お話しさせて頂いている時も、昔からの先輩感覚でざっくばらんにお話をさせて頂けました。
話をしていく中で、すごく印象に残っているのは、西村さんの仕事に対する考え方で、私の今まで会ってきた、どのベンチャー企業の社長さんよりも、ダントツで緩い印象を受けました。
ベンチャーの社長というと、勢いがあって(※決して西村さんに勢いが無いというわけではありません。)、家庭を顧みず夜中遅くまでとにかく働く!!というイメージがあったのですが、西村さんの場合、すごく良い感じに、肩の力が抜けていて、自然体で仕事に取り組んでいる姿勢に、とても共感しました。
学生時代から、ビジネスに対する取り組み方については、特に変わってないらしく、『自分の"面白い"と思った事を、楽しみながらやっている。』という言葉が印象的でした。
事業の方向性に対しても、長期的な目標をたてて、目標までの引き算で、今何をするべきか?という考え方ではなく、今目の前にある面白いと思う事を、一生懸命とりくんで行く姿勢を大切にされている方で、その辺りの経営感覚が非常に新鮮でした。

ゆるい組織作りに関して
『フラットに始まるビジネス』というキーワードで、西村さんの奥さんが手がけている、『PANTS TO POVERTY』の事例を挙げて説明していただきました。
ビジネスにおいて、上も下も存在せずに、フラットな関係作りから始まるビジネスモデルとして紹介していただいたのですが、非常に参考になりました。
 フラットな出会いからビジネスが始まり、関わる全ての人が、平等に潤うようなシステム構築が、ゆるい組織作りで最も大切なような気がします。

<訪問を終えて>
クリスマス・年末商戦を前にして、1年で最も忙しい中、1時間半もの面談時間を取っていただいたことに、すごく感謝します。
西村さんとお話させていただいて、西村さんのビジネスに対する考え方に、非常に共感しました。
私も今後、ゆるい組織でのビジネス展開を考えているので、今回の西村さんとの出会いは、とても勉強になりました。

いつでもオフィスに遊びに来てくださいと、言っていただけたので、是非遊びに行こうと思います。

2)街の先輩訪問レポート(オオシマさんからのレポート)

訪問先:ソウエクスペリエンス
先輩:西村琢さん
訪問者:オオシマ(女性)
訪問日:2009年12月18日(金)

皆さま、はじめまして、オオシマです。今回、「街の先輩訪問」の企画により、体験型のギフトカタログ事業を展開するベンチャー企業「ソウ・エクスペリエンス」の社長・西村さんのオフィスを訪れる機会を得たので、そのレポートを記します。

<訪問の目的>
今回の応募動機から。私自身は会社員として勤めているのですが、ふだん仕事をしていて自分の働き方に疑問を感じることが多々あります。労働時間の面も精神的な面も会社に縛られすぎていること。自分の仕事が社会にとって意義のあるものか、自信が持てないこと。こういう悩みは、多くの会社員が抱えているものかもしれませんが。
また、プライベートでは、中高生へキャリア教育を行うボランティア団体の運営にかかわっています。この団体は、30歳前後のさまざまな若手社会人を講師としてクラスに呼び、仕事の話やこれまでの経歴を生徒たちに直接語りかけてもらうというプログラムを行っています。キャリア教育を受ける中高生だけでなく、ボランティアスタッフとして関わる社会人も、さまざまな講師の話を聞いて、刺激を受けることが多い活動です。
そうした背景から、私は自分自身の労働環境だけではなく、実際に出会った方々や、新聞・雑誌の記事、あるいはインターネットのコミュニティなどを通して、「人々が心地よく働きつづけられる環境とは?」について考える一人なのです。その一環として、10月に西村さんのシブヤ大学での講義「未来の仕事」を受講しました。
講義の中で西村さんは、ご自身や周囲の方々の仕事のスタイルについて紹介されました。「二足のワラジ」のワークスタイルの確立を中心に、一般的な「仕事=会社一筋」とは異なる姿勢でみなさん仕事をされている。西村さん自身も、社長という立場でありながら、「会社に縛られない働き方」を実践され、また周りに奨励していることが印象に残りました。
特に驚いたのが、西村さんは毎日18時過ぎには帰ってしまう、ということ。私の周りのベンチャー勤務の友人は、たとえば毎日早朝に出社して帰りは終電、私生活など無きに等しいにもかかわらず、「自分の仕事ぶりはまだまだ」と言っている。本人はそんな「ド根性論」を良しとしているけど、本当にそれでいいのか日本人、と私は感じているのです。おせっかいでしょうか。
私が「心地よく働きつづけられる環境」について考えてきたきっかけは、もうひとつあります。3年前に半年ほどイギリスに住んでいたことがあるのですが、日本人のように過労気味に働く人など見たことがありませんでした。毎日きっちり定時で仕事を終えて帰宅し、就寝までの時間は、自分や家族のために有意義な時間を過ごす。これが普通なのです。
なので、西村さんのような方が社長を務める会社は、社員の方もさぞのびのびと働いているであろうと想像し、ここに日本の新しい働き方のヒントがあるのではないかと思って、今回「街の先輩訪問」に応募したわけです。前置きが長くなりました。

<訪問内容>
平日午後に会社を休み、ソウ・エクスペリエンスのオフィスを訪れました。渋谷駅からほど近いビルの1室。西村さんや社員の方々、とてもステキな笑顔で迎えてくださいました。若くてなごやかでウェルカムな雰囲気...自分の会社にはない!羨ましい!
もう一名の訪問者の方とともに、さっそく西村さんのお話をうかがいました。起業を志した高校・大学時代の話、学生時代に作った株式投資サークルを他大学とネットワークしたときの反響の喜び、素人っぽさ満載だったソウ・エクスペリエンスの創業当時の話、現在温めている新しい事業の展開案、奥様が携わっているオーガニック・コットンの下着の輸入販売業の話など...。1時間半、いろいろなお話をうかがうことができました。会社の雰囲気も想像通りのびのびとしていて、皆さん仲良さそう。非常に働きやすそうな雰囲気です。細かいことは書けないけれど、私の会社とはえらい違いです!?「いいな~。私、こういう環境で働きたい!」と率直に感じました。
それで、実際に西村さんを前にしてお話した印象としては、「案外、フツウだな」ということです。いえ、「フツウだからつまんない」っていう意味ではありません。会社としての軸をキチンと維持しつつ、その上で新しい価値をマーケットに提供していきたいという、地に足のついた堅実なお話で、決して大風呂敷を広げたりなんかはされませんでした(もちろん、話の聞き手である私のスキルがないもので、もっといいツッコミをすれば、奇天烈なお答えが返ってきたのかもしれませんが...)。
話の最後に、私は西村さんに「同世代で他に気になる起業家はいますか?」と聞いてみました。最近の時流として、一時期の「ITベンチャー」のようなバリバリな起業家とは異なる、新しいタイプの起業家が注目されています。いわゆる「社会起業家」など、会社の成長だけを目標にはせず、社会にとって良いインパクトを与えられるような会社の在り方を目指す起業家。西村さんにぜひそのあたりの認識について聞いてみたかったのです。
ところが、返ってきたお答えは、「特に気になる人はいない」とのことでした。あまり他を意識されないそうなのです。これにはちょっと、ビックリしました。起業家には起業家のネットワークがあって、お互い褒めたたえあったり、ライバル視したりするものかと思ったので。
そういうわけで、西村さんは私が勝手に想像していたよりもだいぶんナチュラルな雰囲気の方でした。学生時代にベンチャービジネスコンテストで数ある応募の中から優勝されたぐらいだから、相当キレ者のはずですが、そんな片鱗を見せびらかすわけでもなし。かといってヘンに変わり者を演じたりせず。内面はアツイものを秘めているのかもしれないけれど、それをあらわにはせず、あくまでソフトに。さわやかで押し付けがましくない感じ、まさに「ナイスガイ」と呼ぶにふさわしい方。うーん、やっぱり羨ましすぎるぞ、ソウ・エクスペリエンスの社員のみなさん。ここに、「心地よく働きつづけられる環境」のひとつのサンプルがあるように思いました。
西村さん、社員の方々、そしてしごと課の渡辺さん、お忙しい中、どうもありがとうございました。これからも仕事のことを考えつづけるうえで、大きな刺激を受けることができました。

街の先輩訪問レポート2(左京 泰明)


<はじめに>
社会人2年目。
「仕事をしてキラキラしている人と、自分との違いは何なのだろうか。」
ずっと自分の中にあった疑問やモヤモヤを、どうにかして晴らしたいと思っていたとき、シブヤ大学のしごと課の街の先輩訪問という企画を見つけました。

「自分がしたいことって、本当にこういうことだった?」
「社会人として、自分らしさにこだわるってワガママなの?」
毎日感じていた、社会人になってからの自分の居心地の悪さ。

私だって毎日いきいきと仕事がしたい。
キラキラしている人にあって、自分に足りないものは何なのだろうか。
自分が輝くためのヒントをもらいたい。
自分のためにも、みんなのためにもなる自分になりたい。

そう思い、シブヤ大学の学長をされている左京泰明さんにメールを送りました。
それが、はじめの一歩。
はじまりです。


【街の先輩訪問 内容報告】
街の先輩:左京 泰明さん(シブヤ大学学長)
訪問者:市川 絢子
訪問日:2009年12月11日(金)

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私が疑問に思っていること、悩んでいることに対して、一問一答形式(丁寧すぎるほどのお答えと説明)で相談にのって下さいました。


●どんな仕事も必要
私は、父親の経営する漁網製造会社で事務をしています。
しかし本当は、人の「こころ」というものに興味があり、心理系の職に就いて誰かの役に立ちたいという思いがあり、そのために大学も心理学科を選びました。
しかし、今自分がしていることは一般事務。
「自分がしたいこと」と「今、自分がしていること」の質の差に悩んでいました。
"もっと人のためになる仕事がしたい"と言った私に、左京さんが、
「どんな仕事も必要なんだよ。ニーズがあるから仕事として成り立っていて、ニーズがあるということは、人のためになっているってこと。」と。
うちの会社の製品を必要とし、買ってくださっているお客様がいる。
そのことにもっと感謝して、お客様の気持ちに応えられるように精一杯仕事をすることが、「今の自分」にできる「人のためになること」なんだなぁ、と。そう感じました。

それに加えて、「引きこもってしまっていたり、何かの事情で、働くことに難しさを感じている人に雇用の機会を与えられたら・・・」と話した私に、
「(自営業という今の私の環境を活かして)それなら今の会社でもできることだよね。すごくいいと思うなぁ。」と左京さんに言っていただけて、
本当に自分がしたいことは今の会社ではできない!と思っていた私でしたが、今の自分にもできることがあるんだと、前向きな気持ちになることができました。


●今の自分にできることを考える
"今の自分に居心地の悪さを感じている、それじゃあ環境を変えるために転職しよう!"
そんな気持ちを持っていた私に、左京さんが教えてくれたこと・・・それは、
「実は環境を変えるということは一番簡単で、自分の気持ちさえ固まればすぐにでもできる」ということ。
人がたくさん集まれば、どこに行ったってだいたい同じような問題が起きてくる。
それなら、「自分が居心地の悪さを感じる理由は何なのか?どうしたら居心地が良くなるのか?それを考えるといいと思うよ。」と左京さんは提案してくれました。

そして、話をしていく中で、私という人間がなぜ今の自分に違和感を感じているのかを左京さんも考えてくださって、
その場にあった紙とペンを使って、私が輝くための具体的な提案をしてくれました。

『本当の自分を出してもいい』
左京さんが書いてくださった図が載せられないのが残念ですが、その図を文章で表すとこんな感じです。
まず、「本当の自分(1)」というものがあるとする。
そして、社会と接する時には「本当の自分」は仮面を被る。
被る仮面は、友達・恋人・家族・仕事・・・etc、それぞれ接する人や環境によって変化し、社会と接するために仮面を被った本当の自分を「個人
personal(2)」と呼ぶ。
「社会(3)」というのは、友達・恋人・家族・仕事といった様々なものの集まりで、たくさんのことを要求してくる。

(1)→→→(2)→→→(3)
(↑簡単に図にするとこんな感じでしょうか・・・)

社会人2年目の私は、実はしばらく会社をお休みした時期があったのですが、
左京さんとお話ししていて気づきました。社会から要求される自分になりきることに必死になるうちに、本当の自分を見失ってしまい、疲れきってしまったんだなぁ、と。
本当の自分ばかりを大切にしていては、社会と繋がることは難しい。自分を甘やかすことにもなる。
けれど、自分勝手な期待や要求が渦巻いている社会というものに飲み込まれてしまうと、本当の自分とかけ離れてしまってつらくなる。
本当の自分と、社会との距離感が大切で、うまくバランスをとる努力が必要なんだということを教わりました。
左京さんは「僕は勉強することや学ぶことが好きなので、社会のためにもなっていると感じる今の仕事が合っているんだと思います。本当の自分からもそう離れてはいないし、社会とも繋がっているし。」とおっしゃっていて、
もし、今の仕事環境では、本当の自分が持っている気持ちを形にするのは難しいという場合、仕事場以外での第2、第3の個人というものを作って、自分らしくいられるように、本当の自分というものを疎かにしすぎない工夫が大事なんじゃないかというアドバイスをいただきました。
この話を受けて、社会とうまく繋がっているだろうか?ということばかり気にしていた私ですが、自分自身との対話というか、自分が本当はどういう人間で、何を大切にしていて、何が嫌で何が好きなのか、ということを気にしていきたいと思うようになりました。


●街の先輩 左京泰明さんとお話しして感じたこと
左京さんとお話ししてみて、左京さんの姿勢や、人に対する考え方で素敵だなぁと感じる部分がたくさんありました。
シブヤ大学学長という立場だけあって、さぞ大きな夢や野望に溢れているのだろうなと思っていたのですが、実際は違いました。違うと言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、「今シブヤ大学が抱えている生徒さんや、スタッフや家族や友達を大事にできる範囲で頑張っていきたい」とおっしゃっていて、人との縁や関わりを大事にされているその姿勢がとても素敵だと感じました。
さらに、その頭の柔らかさというか、人との関わり方のパターンの多さには驚きました。こう関わってみてダメなら、次は違うかたちで関わってみる。それでもダメならまた違うかたちで・・・という風に、その人とどう関わればいいのかを常に工夫されているように見えました。
人と関わるとき、その人を変えようと「意図して動くことはあまり良いと思えない」と左京さんに指摘されました。人とは「向き合う」のではなく「寄り添う」。言い合うのではなく、同じ方向を向きながら相談して話し合う。「なかなか寄り添うことのできる人間は少ないから、それができれば自分の強みになると思うよ。」と、そう教えてもらいました。
左京さんは、ご自分の考えを私に押し付けることなく、アドバイスや提案をしてくれました。
良いことは素直に良いといい、それはちょっとどうかな?と思ったら、その気持ちを私に伝わるように説明して下さいました。それってなかなかできそうでできないことだと思うのです。
今回、仕事をする上で人との関わりが一番大切なんだと感じました。周りにいる人を大切にしながらお仕事をして、自分自身の本当の気持ちにも耳を傾けながら、自分らしくお仕事ができるようになりたいと思っています。


<おわりに>
街の先輩訪問でシブヤ大学事務局を訪れた際、何人かのスタッフさんとお会いすることができました。
素敵な笑顔で迎えてくださる方から、お茶の心配をしてくださる方、緊張している私にさりげなく雑誌を差し出してくださるスタッフさんもいらして、その方法は違えど、私に関わろうとしてもらえたことが嬉しかったです。ものすごく緊張していたので、思ったようにお話しできませんでしたが、温かく迎えていただけたことに感謝しています。
左京さん、しごと課の渡辺さん、大事なお時間を割いて下さってどうもありがとうございました。
あまり気負わず、周りの人に思いやりをもって、笑顔を大切に、日々お仕事ができるように工夫して頑張ってみます。
本当に本当に、貴重な機会を与えて下さってどうもありがとうございました。

街の先輩訪問レポート1(河村 めぐみ)

街の先輩リポート

先輩:アサヒビールお客様文化研究所 
プロデューサー
河村めぐみ さま
訪問者:井上真理子
訪問日:2009年11月10日(火)

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<雑談時の内容>
■河村さんのお仕事柄、現代人の傾向について
現在の仕事は、主に生活者のトレンドやライフスタイルの動向を調査したり、(食品メーカーなので)「食と健康」に関することで世の中をハッピーにする情報発信や、また商品開発ができないかを考えること。
最近の生活者の動向で気になることといえば、今、人々は、何かしら「物語」を求めているような気がすること。人の生き方、ものごとの成り立ちについて、人々が強い関心を持っている傾向にある。
たとえば昨今の「歴史ブーム」。これはそこにある「物語」を詳しく学ぶことによって、自分自身の人生の中に反映したいのではないか。
これはまた、現代社会において、「頼れる」存在というものが少なくなっているからかもしれない。私たちが発信していくものも、よりわかりやすく信頼されるストーリーを持っているものでなくてはいけない気がする。

また、時代の新しいスタンダードや「人と人とのつながり」「人と社会のつながり」を生もうとしているムーブメントや、またそういった活動を起こしている人と積極的に関わっていきたい。そういった点で、「シブヤ大学」の活動に注目もし、一緒に授業を作っている。
※私個人の体験として、その数日前に同じ様なことを聞いた経験があり、その経験を元に、このお話しに強い共感と興味を覚え、その後数分、意見交換をさせていただきました。

■河村さんが注目している世代
今、30代、特に30歳~35歳の人たちに注目している。既に1度「就職氷河期」という不況を経験していて、他の世代にはない勢いがあり、今の社会を変えていく世代だろうな、とも思う。
いっぽう、70代以上の世代の方にも注目をしている。
戦時下を生き抜き、そしてそこからの日本の発展を支え、バイタリティ溢れる人生を送られてきた方々を通じて、今後の世の中の動向を見極めるうえで必要なことを探りたい。また、そういった方々の言葉や知見を、できれば残し伝えていきたい、と思っている。

今年、「シブヤ大学」で授業を開催させていただいた中で、30代の女性(働く女性を支援する会社を起業していた女性)と、その人が会いたい70代の女性の対談を公開でやったことがあった。そのとき、その30代の女性起業家が会いたい「70代」として名前をあげたのが「テンプスタッフ」の創設者であり社長の篠原欣子さんだった。このお二人に共通してあったのは、
「底力」であり、自由な発想で自らの想いや理想に近づいていこうとしておられるのが印象的だった。

※私も、今年の夏は、例年以上に、夏に戦争ドキュメンタリー番組を見続けていた。自分が今後生きていく中で、戦争に巻き込まれない保証はなかったから。あの過ちを繰り返さない為にも、戦争体験を知っていく必要性があると感じていたため、このお話しは非常に興味深かったです。

■河村さんの日頃心がけていること
最低週に1本(または1回)、何かを観るようにする。例:映画、演劇鑑賞、シーズンであれば、野球観戦など。そうすることで、自分自身を開放したり感性を養うようにしている。
(私が、好きなことを追いかけすぎて疲れてしまった経験を話すと)
時には好きな事を敢えて辞めてみるのも必要。ライブに行くのも好きだが、ときどき耳を閉じ静かに過ごすこともある。そうすることで、見えてくるものもある。

※確かに、好きなことを敢えて辞めてみることで、自分が「何が一番好きなのか」。「どれが、一番大切なものなのか。」そういう事が、だんだんと見えてきた気がします。そして、これまで自分が下してきた苦汁の決断が、決して間違ったものではなかったのだと思うと、少し安堵しました。

■働くうえで、必要なこと
(1)読書をすること。・・・感性を養い、様々な世界を知ることが必要。
(2)人に会うこと。・・・たくさんの人に会う事により、たくさんの生き方・働き方を知る。
(3)物事を進めていく中で、「気持ち悪い」「ここち悪い」と感じたことはないがしろにせず、その直感を頼りに、どうしてそうなるかを追求していくこと。

※読書をせよ、というのは、日頃私が行く先々で、『先生』として指導を仰ぐ様々な方からお伺いしている言葉でもあり、何度も同じ言葉に巡り会っているので、その大切さをより実感しました。また、「人が人を創る」という事を、日頃の生活において、様々なコミュニケーションをしていく中で実感している事だったので、ここでも強く同意しました。

■(現在求職中という身の上を話した上で)会社の一員として『働く』にあたってのアドバイス
(1)働く=その時間をお金に変えること。
(2)嫌な仕事こそ、一所懸命に取り組んでみること。
(3)自分が「この人はいい!」と思った人のマネすること。例:生き方、生活習慣等
また他人からされて嬉しかったりここちよかったことはマネをしてみる。
(4)人に興味を持ち、人に対して柔軟な視点を持つこと

※他にも、シブヤ大学のしごと課の河村さんのメッセージで書かれていることと同じ様な事をアドバイスでいただきました。
物事をシンプルに考え、ほんのちょっとの歩み寄りで、お互い分かり合えることもある。
勇気を出して、歩み寄って、いろんな人と話しをしてみること。なーんだ、もっと早くに話せばよかった、と思うこともよくあるものだ。
言葉に書いてみると、単純そのものですが、実際に行うとなると、なかなか思うようには出来ません。しかし、失敗を繰り返していきながらも、自分の頭の中に意識付けをしていき、徐々に要領を覚えていけばいい。焦らないでいい。という言葉に、日頃感じているコンプレックスが、前向きに捉えられるようになった気がしました。

<全体の感想> 
全体的にお話を伺った後の感想は、日頃私が色々な方から教えを受けている時に言われていることを、たくさんお話いただきました。その驚きと、やはりその考え方が正しい方向性という、納得。そして、今自分が目指そうとする道、その道を進むうえで、あらかじめ心がけておかなくてはならない「大切なこと」をこの「街の先輩訪問」を通して、たくさん学んだ気がします。いただいた、お言葉、一つ一つが私の中で財産となりました。
「働く」という事柄に対して、自分のベストを発揮できるようにするには、どの様にすれば良いのか。どの様な環境であれば、自分のベストが出せるのか。どの様に企業に自分自身を最大限にアピールすればよいのか。これからの就職活動で一つずつ経験をしていきながら、その結果から学び、時に修正をし、更に挑戦していきたいです。

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