授業レポート

2018/6/1 UP

トワル(仮縫い着)をリメイク&街にくりだそう!~ちくちく編

2018年4月7日に開催された染色編に続く第二回目として、今回はチクチク編が開催されました。
初回からの6名さまに加えて、新たに3名の方に参加いただき、定員8名のところ9名と大盛況の中、みんなでポケットやボタン、襟裏のリデザインなど、よりお出かけ着として、おしゃれに機能的にトワルにいのちを吹き込む作業をしました。


○ トワルの準備

初回からの皆さまには前回ペイントしたご自身のトワルを持参いただき、今回からの方は、ヒロさんが持参された生成りのトワルの中からご自身のサイズやイメージに近いものを選んで、そちらにカスタマイズを加えていただきました。

4月開催の前回は長袖のみでしたが、今回は春夏用の仮縫いがあったのか、袖無しのジレタイプが登場。
「わぁ、こっちもステキ!」と前回染めたトワルは置いておいて、今回はジレのリデザインに挑戦される方もいらっしゃいました。

皆さまに持参いただいたトワルも、洗いをかけてしなやかな質感に仕上げてきた方、前回から更に染めを加えて鮮やかで深みを増した作品を持参された方と、十人十色。今日のためにとスリランカで購入したエスニック調のリボンやボタンを持参された方がいらっしゃったりと、皆さま愛しい我が子をおめかしする感覚で、作品を仕上げていきました。

今回の先生は前回に引続き、障がい者福祉の現場に携わりながら、描いたり、染めたり、ちくちく縫ったり、アートと心の関係を探りながらアートセラピーを実践しているヒロさん。 今回持参いただいたパーツにも、 障がい者福祉施設で生まれたパッチワークがあり、 その色鮮やかさにイマジネーションが湧いて、そのパーツをメインにデザインを考えた方もいらっしゃいました。


○ トワルで遊ぶ

デザインするトワルが決まったら、ヒロさんから本日の作業のポイントを説明いただきました。

・ ポケットのつけ方
・ 襟のつけ方
・ ボタンとボタンホール/ボタンループのつけ方

説明が終わったら、ここからは各自で作業。
完成形をイメージしながら端切れやパッチワーク、リボンなどを自分のトワルの上に置いてのデザインワーク。
ヒロさんに持参いただいた完成品も参考にながら、自分の席とパーツコーナーを行ったり来たり。思い思いにデザインをしてはヒロさんにどんな縫い方をすると機能とデザインが両立するかを相談しながら作業を開始しました。最初はおしゃべりの花をさかせていた方々も、しばらくすると作業に熱中。普段とは違う脳みそをフル回転させつつ、びっくりするほどの集中力で一歩一歩完成形に近づけていきました。


○ 作品完成

完成した作品を試着してみせながら感想を共有しました。
制限時間のある中で最後まで完成させるのはなかなか難しかったのですが、次回6月に千駄ヶ谷 松任谷ビルのSalon_de_Zuppa(かつてのオーナーは有名な画家さんで、その方が自身のアトリエとして使用していたステキなサロンだそうです)でのお披露目会に向けて、みんなで完成させよう!と心をひとつにして解散となりました。

注文服のために作られるトワル。イベントでのユニフォームやダンスの衣装として再利用されるなど、工夫はされつつあるそうなのですが、まだまだ可能性は無限大。限りある資源がもっともっと有効活用されるようになったらいいなぁと思いつつ、皆さまのステキな作品を見ながら思いました。


(レポート&写真:天野麻里)