授業レポート

「ボードゲーム」と聞くと皆さんはどのようなゲームを想像されるでしょうか？

大抵の人は、「人生ゲーム」や「モノポリー」など、
今までプレイしたことのある有名なゲームを思い浮かべると思います。

また同時に、「大人数が揃わないとプレイできない」とか
「触れるきっかけがないから、あまり興味が湧かない」など、
どちらかというと敬遠している人が多いかと思います。

今回の授業では、ゲームディレクターとしてご活躍される中、
日頃から様々なボードゲームをプレイしている大久保貴史さんを講師に招き、
ボードゲームの魅力について教えていただきました。

また、先生がオススメする沢山のゲームのうち、いくつかのゲームを実際に参加者皆でプレイしました。


まずは、大久保さんよりボードゲームに関して簡単に説明を受けました。


スタッフの私もボードゲームについては全く知らなかったのですが、
年間で１０００個以上の新作が世界中でリリースされているとのことでした。

また、大会も頻繁に行われているようです。
（ちなみに大久保さんは、日本で行われたボードゲーム大会で準優勝されるなど、相当な腕前のようです）

説明を受けた後、すぐにアイスブレイク（緊張をほぐす為のボードゲーム）が開始されました。

アイスブレイクに使用されたのは「テレステーション」というゲーム。


このゲームですが、以下の手順で行われるゲームです。
①参加者は各自ゲーム用のイラストブックとマジックペンを渡され、
テーマに従って絵を描く。そして、そのイラストブックを隣の人に渡す。

②隣の人はその絵が何の絵かを推測してイラストブックの次のページに日本語で答えを書く。
そしてその答えが書かれたページのまま隣の人に渡す。

③隣の人はそのキーワードを見て絵を描く。
そしてそのイラストブックを隣の人に渡す。（以下、②と③をもう一度くり返す。）


このような手順で行うと、不思議なことで、
最初自分が書いたものとは別の絵が描かれて自分の手元に戻ってくる場合があります(笑)。
絵が得意な人もそうでない人も、とても楽しめます。

アイスブレイク前は他人行儀であった参加者も、
ゲームをやりながらどんどん緊張が解れていくのが分かりました。

その後、もう一つのボードゲームである「DiXit（ディクシット）」をプレイしました。


こちら、あの木村拓哉さんも愛好しているそうです。
文章で説明するのが難しいのでこのレポートでは割愛しますが、
最大で6人までプレイできるこちらのゲームも大変盛り上がりました。
何時間でもプレイできるので、パーティなどに持って来いのゲームだと思います。

後半には、先生が持参したゲームのうち、各自がしてみたいボードゲーム毎に分かれてプレイしました。

皆でリラックスしながらプレイするものもあれば、真剣にプレイするものもありました。
どの生徒さんもとても楽しんでいらっしゃいました。



ボランティアスタッフの何人かも、ゲームに参加しました。（レポーターの私も参加しました）

私が参加したのは「お邪魔者」というゲーム。
カードを出しながらお宝探しをするもいうもの。

正直に掘る良い金鉱掘りと、それを邪魔する悪い金鉱掘りに分かれてプレイします。
誰が悪者かお互い分からないため、カードを見ながら誰が味方か／敵かを推理するのが面白さです。
時間が経つのを忘れ楽しめました。

授業ではボードゲームの魅力を大久保さんから教えていただきました。
大久保さん曰わく、ボードゲームの最大の魅力は、

　・簡単に
　・誰とでも
　・コミュニケーションが取れる

ものだということで、ボードゲーム実績NO１のドイツでは
老若男女、経験者・未経験者問わず多くの人がプレイしているとのことでした。

今回の参加者を見ても、男女年齢問わず、また経験・未経験問わずに皆が楽しんでいるのが良くわかりました。
ゲームもお伽話をモチーフにしたものが多く、絵がとても綺麗で見るだけでも楽しめます。

今回の授業を機会にボードゲームに対するイメージが変わり、
中には「もっとプレイしたい」とボードゲームに関心を持つ人も多かったようです。

授業の最後には、先生からオススメのボードゲームや、
一人で行っても他のお客さんとボードゲームをプレイ出来るお店も紹介していただきました。
スタッフの私も是非一度足を運んでみようと思いました。

(レポート：勅使河原亮介 / 写真：山口こうじ)

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【参考】
授業で紹介されたゲームとお店を記載しております。

＊＊大久保さんのオススメゲーム＊＊
（括弧は目安となるプレイ人数です）

・カタンの開拓者たち（３～４人）
・ドミニオン（２～４人）
・宝石の煌めき（２～４人）
・ニムト（２～１０人）
・ハゲタカのえじき（２～６人）
・パンデミック（２～４人）
・ジャングルスピード（２～１０人）
・クー（３～６人）
・お邪魔もの（３～１０人）
・狩歌（２～８人）
・ディクシット（３～６人）
・テレストレーション（４～８人）
・キャット＆チョコレート（日常編）（２～６人）
・コードネーム（２～８人）


＊＊大久保さんのオススメショップ＊＊

・JELLY JELLY CAFE
世界中のボードゲームで遊べるカフェ。
定期的にイベントも開催しており、渋谷、池袋、下北沢、博多に店舗がある。

・Caravan's Base
吉祥寺にあるボードゲームカフェ。５／２８（日）にＯＰＥＮ予定の新しいお店。
一人で来ても遊べるようお店の人が来ている他のお客さんを紹介してくれる。

・すごろくや
高円寺のボドゲ専門店。お店の人が好みにあったゲームを紹介してくれる。
試遊も可能なので初めての方でも安心して購入できる。