シブヤ大学

授業レポート

2017/2/24 UP

顔の方程式〜なりたい自分とその表情〜


授業当選倍率約4倍、シブヤ大学きっての人気授業は、やっぱりとても素敵で、同時にメイクの奥深さも学ぶことができました。

講師の丸一先生は、会場に足を踏み入れた途端、周囲がパーッと明るく華やかになったオーラの持ち主。美は自分だけではなく、周りの人をも元気にするパワーがあるのだと思った瞬間でした。


前半は「時代で変わる顔の演出」という講義でスタート。



江戸時代から遡り、各時代に存在したファッションリーダーへの憧れが、文化を創り上げてきた歴史を学びました。先生は、ご自身のアメリカ留学の話もして下さいました。多くの人がTシャツにジーンズ姿であるアメリカとは対照的に、日本はファッションが多様化していることに気付かされたとのこと。

そんなファッション・文化である「ギャルメイク」や「かわいい」についても解説して貰いました。「かわいい」という言葉には、その人の内面に秘めている、華やかさ・クールさ・強さといった意味が含まれており、とても奥深い日本語であることを学びました。日本に居てはなかなか気付かないことも、講義を通して気付くことができました。

その講義を踏まえて始まったワークショップ。「なりたい自分と向き合ってみよう」ということで、各自、当時の憧れの女優さんを思い返し、なりたい自分やメイクを考えました。


そして、後半は「顔の方程式と演出のヒント」という講義でスタート。
統計学に基づいた「人相学」(占いではありませんよ)の観点から、メイクを論理的に学んでいきました。
その講義を踏まえたワークショップでは、「なりたい自分を演出しよう」ということで、まず、生徒さんが、二人一組になって、お互いの顔を観察し合いました。その後、ペアの生徒さんにアドバイスをしたり、実際に眉を描き合ったり、と女子トークの盛り上がりも最高潮に。



大トリはいよいよ先生による公開メイクアップレッスン!2名の生徒さんにモデルになっていただいたのですが、皆さん、先生のメイクテクニックに釘付けでした。モデルさんのビフォー・アフターの違いに、会場中が驚きと感嘆の声でいっぱいに。

誰にも平等に訪れる、時のうつろい。今回、教えていただいた「方程式」で、キレイに年齢を重ねていくことのできる答えを導き出せたら素敵ですね。




最後に、ココ・シャネルの言葉でレポートを締めさせていただきます。


 20歳の顔は自然の贈り物
 50歳の顔はあなたの功績


(レポート:花岡奏)