授業レポート
2017/2/10 UP
カラダの「トリセツ」
1月21日第3土曜日、今日の授業はカラダの「トリセツ」。
“自分のカラダを知り、自分のカラダの「取扱説明書」をつくる!”ことが目標です。
講師としてフリーランス・パーソナル・トレーナーの海老澤佳祐さんを迎え、
座学とグループワークの2部構成で学んでいきます。
授業は体育室で行われ、
海老澤さんがスポーツウェア(半袖半ズボン!)の装いで登場し授業の始まりです!
【第1部】
授業を始めるにあたり、パーソナルトレーナーとは?の説明から始まります。
文字通り「個人トレーナー」であり、
海老澤さんは今まで4歳から83歳の方に対し、指導・サポートを行われてきました。
内容はトレーニング・ケガの再発防止・ダイエットなど多岐に渡り、
個人が抱えている悩みを運動して改善できるよう日々取り組まれています。
そしてパーソナルトレーナーのお仕事を学んだ次は、早速自分の「トリセツ」作成スタート!
先ずは自分のカラダで不調なところ、または昔ケガをしたところを以下の図にマークします。
生徒さんが記入したシートを回収して海老澤さんが確認!
すると皆さん共通して肩や腰、膝が不調な方が多いことが明らかに。。。
パソコンの利用したデスクワークや、椅子に座りっぱなしの生活が増えたことが原因の一つ!と
海老澤さんは語ります。
理由は椅子に座っている時間が長いと血の巡りが悪くなり、
接地している股関節、お尻、足首の柔軟性が徐々に低下してしまうからだそうです。
また、人間のカラダは関節を可動する(ねじる!)ことで、より動けるようになるため、
「ねじる」ことができないと本来動くべき場所が動かなくなり、カラダが劣化してしまいます。
そのため、歳をとって膝を痛めたりするのは軟骨が減るなどの老化現象もありますが、
日常の癖によるカラダの劣化も大きな原因!と海老澤さんは語ります。
先ず第1部では人間としての正しい姿勢やカラダの仕組みを知り、
劣化させないように運動することの大切さを学ぶことができました!
※カラダのねじりを体験!
以下の①と②のどちらが頭の上で腕が伸びるか試してみましょう!
①合掌したまま腕を伸ばす
②腕を交差させてから掌を合わせて伸ばす
【第2部】
第2部では5人1組のグループワークを通して、自分のカラダの「トリセツ」を作成しました。
その方法とは、1人に対し4人が四方から姿勢をチェックし、
その人の癖や気になる所を教えてあげるというもの。
第1部で海老澤さんから学んだ正しい姿勢を参考に、
真剣な眼差しで皆さんチェックされていました。
中にはデッサンするようにペンを持ちながら肩が水平かチェックしたり、
腰の位置を確かめてチェックするなどプロのように取り組まれる方も!
一方、チェックされる人は四方から自分の姿勢を見られ緊張の面持ち。
(普段の生活で四方から一斉に見られることは無いですものね。)
とはいえ自分のトリセツを作るためですので、
つくろうことなく普段の姿勢でチェックして貰いました!
グループワーク中は終始盛り上がり、
他人の姿勢や癖を見る面白さ、自分の思わぬ癖を知る驚きがあったようです。
15分間で姿勢チェックと4人からフィードバックを貰い、
正しい姿勢とのギャップや癖を書いて自分だけの「トリセツ」完成です!!
【まとめ】
講義の終わりには、海老澤さん直々にカラダの歪み、癖を直す簡単なトレーニングも実践!
短い時間でも歪みが矯正されることを実感しました。
こんな簡単なことで直るんだ!と驚くものの、
海老澤さんからは日々の積み重ねであって一発逆転は無い!とのお言葉も。
日々の癖で歪みが出ているのですから、簡単に直るわけではないですよね。
だからこそ、今回の授業で作成した「トリセツ」が活きてきます!
病院や整体に頼るだけでなく、
先ずは自分のカラダの癖を知り、改善することが大切だと学ぶことができました!!
(レポート:原貴行 / 写真:阪井紗矢子)