シブヤ大学

授業レポート

2007/8/9 UP

       

ショートケーキの‘ショート’って何?
そもそもどこの国のお菓子?

一番良く食べるケーキなのに意外と知らないことが多いショートケーキ。
授業ではケーキ大好き、コピーライターの林先生が、ショートケーキの歴史や魅力を楽しく語ってくれました。

ショートケーキの‘ショート’は英語で‘サクサクした’という意味。
元々はアメリカの洋菓子で、ビスケット生地に生クリームとイチゴを乗せたものだった。けれども今のショートケーキがサクサクしていないのは、日本に持ち込んだ不二家の藤井林衛門さんが高級感を出すためにスポンジ生地に変えたためらしい。そして名前だけ残り「ショートケーキ」なのだ。これには生徒一同、関心。

先生のお話の後は、ケーキの試食。これから食べにいくケーキの基準として駅前のあのケーキ屋さんのショートケーキを食べた。このショートケーキの味を覚えてシブヤの街のケーキ屋さんへ向かいます。

4人ずつ4つのグループに別れ、青山のシャンドン、原宿の千疋屋、上原のダリオルール、富ヶ谷のテオブロマへ。それぞれのケーキ屋さんでケーキを食べ、特徴を探る。特にスポンジ、イチゴ、生クリームの三大要素に注目して調べました。

シャンドンではオーナーシェフの清水さんから、弾力のあるスポンジの秘密や、イチゴは季節によって国産と外国産を使い分ける話や、生クリームに使う牛乳へのこだわりなど、普段は決して聞くことのできない生の話を聞くことができました。

ケーキに満足した後は、教室に戻ってプレゼンテーション。
自分たちの行ったケーキ屋さんの魅力を、他のグループに伝えました。同じショートケーキなのに4店舗の特徴がはっきり別れていたのが驚き。他のグループのケーキもテイクアウトで試食でき大満足の発表でした。

こうしてケーキに対する知識を頭と舌で味わったシブヤ大学学食の授業は終了。

「どんなものを食べるにしても、まずはほめる気持ちを持ってほしい。本当の食通は、批判ばかり偉そうに口にする人ではなく、その人と一緒ならペヤングソース焼きそばも最高にうまいと思える人です。」

最後に先生が言ったこの言葉が印象的でした。
林先生。シブヤの街のケーキ屋さん。ごちそうさまでした。

(ボランティアスタッフ 竹田芳幸)

【「学食に行こう!」blog、公開中!!】
「学食に行こう!」blogとは、学食に行こう!シリーズの授業の様子をご紹介していくblogです。
この中では、各お店のレポートや、ご参加いただいたみなさんのお店での様子などを、写真や映像と一緒にご紹介します。

今回の授業ではグループに分かれ、林先生オススメの4つのケーキ屋さんへ。それぞれのお店の味を堪能していただき、レポートしていただきました!!