シブヤ大学

授業レポート

2016/1/21 UP

本物を大切につかいたい。
(毛皮をリメイク!アクセサリーづくり~本物を大切につかいたい~)

動物愛護の観点もあって毛皮そのものの売買が少なくなった昨今だからこそ、すでに手元にある毛皮は大切に使いたいもの。ただ、時代の流れとともに着なくなった毛皮のコートをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、毛皮はとってもリメイクしやすい素材なんです。普通の布やレザーと違って、縫い目が裏になり、表面は毛で覆われるのでつなぎ目がわかりにくくなるのと素材そのものが丈夫なので、細かく切っても大丈夫なんですね。


今回の先生は、3代続く毛皮リフォーム・リメイク・リペアの専門店 「タッドファー」ディレクターの松田真吾さん。
最初は松田さんから、毛皮の構造からお話を伺っていきました。


みなさん、毛皮の裏って見たことありますか?どうして毛皮からあんなに長いコートが作れるのだろう?と不思議に思いますよね。
実は、V字にカットした毛皮を、細く長くつなげ合わせることによって、あれだけの丈を生み出しているのです!表から見たら、つなぎ目なんてまったくわかりません
お店でリメイクするときには、このV字をほどいて、新しい形を作っていくのだそうです。


このように、丁寧に丁寧につくられた毛皮製品。その貴重な存在に感謝し、現代に合わせてリメイクしていきます!


みなさんそれぞれお好きな毛皮を手に取り、思い思いのアクセサリーを作ることができました。
作業してみると、意外と簡単!みなさんとっても驚いた様子。

リメイクされたアクセサリー、とっても素敵です!


そういえば私の実家にも、おばあちゃんが使っていた古いショールが眠っていたような…。派手なイメージがあったけど、あれをリメイクしたら、私でも使えそうだ!
「本物」を眠らせておくのはもったいない!


(レポート:吉川真以 写真:池田修一)