シブヤ大学

授業レポート

2014/9/24 UP

はぎれと器を組み合わせて作る、
ちいさな針山

今日の教室は西武渋谷店 A館7階の手芸コーナーの一角にあるスペース。


曇り時々雨という微妙な天候にも関わらず、全部で8名の生徒さんがお集り下さいました。


まずは、生徒さんそして先生とアシスタントさんの自己紹介の後、先生から作り方の説明を受けて作業に入りました。


 作業の大まかな流れとしては先生が用意してくださった約30種類におよぶ、色や質感が異なるとりどりの端布の中から好きなものを2枚と収納する器と縫う糸を選択してもらいました。


 そして、真綿をほぐし円状にした後、断裁した布をくるんでてるてる坊主の頭のような針山の本体を作った後、ペットボトルのふたにもう1枚の布をくるんで土台を作り、2つのそれぞれを上下縫い合わせて合体させ最後は継ぎ目や針山にラインストーンや羽やビーズなどを用いてデコレーションをしていくという行程です。


 途中、お菓子をつまんでのブレイクタイムがあったり、売り場の見学タイムもあったりでみなさん和気あいあいとお話しをされたり、作品へのアイデアを膨らませていました。


 「布を小籠包やシューマイ作りのように対角線上に丸くなるように縫っていく」など、先生のお話しする作り方のポイントを真剣に聞きながら自分の作品と向き合っている姿が印象的でした。


 特に真綿やペットボトルのキャップなどの物体を押さえながら縫ったりしわを伸ばして均等に縫っていくという作業は実際に見ていてとても難しそうでしたが、皆さん器用にこなしていました。


 作業後は簡単に机の周りの片付けをし、各自作品に対する思いを発表するお披露目会、そして、最後は作品を前に先生と一緒に集合写真を撮り、アンケートの記入、終了という流れになりました。


 ただの布切れとドリンクのキャップが最終的にはまるでカップケーキのような可愛いお菓子のような針山に刻々と変化していく様子を見るのはとても楽しかったと同時に一つ一つの作品ごとにそれぞれの個性が出ていてとても良かったと思います。思わず使うのが楽しくなる素敵な針山が出来ました。


 (テキスト:ボランティアスタッフ:米田藍/フォト:ボランティアスタッフ:高野亜弥子)