シブヤ大学

授業レポート

2013/3/27 UP

「シブヤの未来プロジェクトの祝福&継続する仕組みを考える」

●「現状から未来を考える」のではなく、「対話を通して、未来の価値を生み出す、開かれた場」であるフューチャーセンター。

2012年7月から隔月開催で、いよいよ今回の5回目でシブヤ大学としては最終回となりました。これまでのフューチャーセッションを経て、「自分ごとの未来」を考えて生まれた10のプロジェクトのうち、8のプロジェクトが最終回まで残りました。
各プロジェクトを祝福し、さらに継続発展できるような本社機能を立ち上げることをテーマに始まりました。

●第五回目のフューチャーセッション


■関係性をつくる。

全員がペアになり、自分の「稼ぎ」と「務め」それらの一致度、バランスについて対話。
稼ぎの中にも務めの要素を発見した、生産性の高い時間が増えたなど、バランスが取れるようになったと発表がありました。

■シブヤの未来プロジェクトの旅立ちを祝う:

各プロジェクトのリーダーたちがスライドを1枚にし、プロジェクト発足の背景、この数ヶ月で起きたこと、そしてこれからの想いを発表。

どのプロジェクトも初めて来られた方にも分かりやすく、どれも情熱を感じました!
定期的に活動を行っているプロジェクトが多く、なかには野村さんからNPO法人化やビジネスモデルとしても検討できるのでは?といったお話もありました。

・ワールドカフェ
「未来プロジェクトの本社をつくろう」 をお題にプロジェクトを持続させ、成功に導くために、どんな共通機能が必要かについて4人1組で意見交換。

全員が一言ずつ発表し、会場を探す機能、告知機能、自治体の窓口機能といったものから、定例の飲み会、お祭り、いつでも応援してくれる人といった内容まで実に幅の広い意見が出ました。

■未来プロジェクトの次の一歩をプロトタイピング

 「シブヤの未来プロジェクト」をクラウドファンディングに出すとしたら、どのような形で資金集めをするか、テーマ名、想い、具体的活動・成果物のイメージを踏まえてポスターを作成。

お金を出して貰うという、新たな課題に苦労しながらも、テーマの絞り込み、金額ごとのリターンの内容など、最終的にはどのプロジェクトの内容もこれまで以上に明確になったように思えました。

■10万円+1万円テスト

自分だったら、どれにいくら投資するかを10万円×1枚、1万円×1枚の付箋紙を持ち、各リーダープレゼン後に張り付け。

お金という指標を使う事によって想定外の発見や、有料型のプロジェクトは、より手応えを感じていました。金額の差はありましたが、どのプロジェクトも実現しそうで、それぞれに参加してみたくなりました!

■サークル

全員が8~10人程度のグループに分かれて、初めての方、これまで参加している方それぞれフューチャーセッションを体験しての感想、想いを共有し、グループごとに一人ずつ発表。

自分のやりたい事の一歩を踏み出せた、賛同してくれる仲間が出来た、新たな人との出会いが増えたなど、皆さんからは感謝の言葉が多く聞かれました。

●最終回を終えて

シブヤ大学フューチャーセッションから、それぞれ「自分ごとの未来」を考えて強い想いを持った人に共感、対話し、仲間となってプロジェクトが生まれて着実に進んでいます。
今回のプロジェクト以外に、自分のやりたかったことが見つけられた人、始めるきっかけを掴んだが多くいます。
近い将来、職業と自分のやりたい事の境目が無くなったり、逆転していることが普通にある社会になっていたら素敵だなと思いました。


(ボランティアスタッフ:高橋 正)