授業レポート

2012/10/31 UP

トーキョー・マグニチュード7.3 〜東京都の被害想定から“首都直下地震”をリテラシーする〜

3月11日以降、
渋谷で働き、休日も渋谷にいることが多い私の中にあった
「もし東京が震源地の巨大地震が起きたら、どうなってしまうのか?」という不安。
今回、中林教授のお話から、今から備えられることや、
どう行動すればいいかを、まとめてみました。

■職場で巨大地震にあったら
揺れの直後、大事なことは、まず落ち着いて状況を見ること。
建物から慌てて外に飛び出すのはガラスの破片などの落下物があるため危険。
状況を冷静に見極めましょう。
避難が必要な場合は、避難場所へ。
(渋谷区の避難場所はこちら→http://www.city.shibuya.tokyo.jp/anzen/bosai/hinan/basyo.html )

3月11日、首都圏では交通機関の乱れから帰宅難民が発生しましたが、
東京で大地震が起きたときは、帰宅しないのが理想なのだそう。
理由は、都心をドーナッツ状に囲んでいる木造住宅密集地域で火災が起こると予想されるため。
郊外へ帰るには、燃え盛る炎の中を通っていかなくてはならないので、とても危険です。
緊急時、家に帰らなくてはという心配要素をつくり出さないことが望ましいので、
家具が倒れないように固定する処置をし、家族の誰かが下敷きにならないようにするなどして
備えておくことが大切です。

■家で巨大地震にあったら
地震は起こったあとが怖いもの。その中でも、怖いのが火事です。
天井につくくらいの大きな炎になってしまうと素人では消すことが出来ないので、
被害を最小限にするために大事なのが、初期消火。
消火器、もしくは水でビショビショになった大きなタオルを上からかぶせることで消火することが可能。
消火水としてや、流れなくなった水洗トイレの流水として利用することも出来るので
お風呂に水を溜めておくことも有効です。

ブレーカーを落としておくことも大事なことのひとつです。
ガスと違って、電気は復旧されると自動で通ってしまうため、
電気ストーブや、ヒーターなどの電源が入った状態で回復することで、
火災が発生することがあるのだそう。

また、倒壊した家屋の下敷きになってしまったり、負傷してしまった場合、
72時間以内の救出が大事になってきます。
消防車や救急車など公共の機関が大混乱する中、
遠くの親戚より、近くの他人というように頼りになるのは、近所で生活する人々。
ご近所さんと挨拶を行うなどして、顔見知りになっていることこそ、
大切な対策なのかもしれません。

■自分で考えて行動すること
いつ起こるかわからない震災に対して、
これをしておけば絶対に大丈夫という完璧な防災対策は、存在しません。

想像力を使って、シュミレーションすること。
自分の生活は自分が一番知っている。
仕事中だったら、家にいたら、デート中だったら…。
今、こうしている状況でもし地震が起きたら自分はどう行動するか?と自分で考えること。
Imagination、Creation 2つの“ソウゾウ”が大事。

最後に中林教授の言葉を。
「何よりもまず生き延びてこそ。
防災は知識ではなく、行動だ。」

【ボランティアスタッフ・中里希】