授業レポート

2012/9/21 UP

渋谷のまちがフューチャーセンターになる。

最近、時々聞くようになった「フューチャーセンター」という言葉。
これは、「対話を通して、未来の価値を生み出す、開かれた場」のことを言うそうです。

例えば、会社の中だけで会議をしていても、
同じような価値観の人ばかりでは、出てくる意見も限られてしまう。
だけど、いろいろな人が集まれる開かれた場を設けて、
自由に意見を出してもらえば、それまでになかったアイディアが生まれるかもしれない。

そんなわけで、渋谷の未来を考えるフューチャーセンターが、
シブヤ大学の授業として開かれました。

この授業、7月21日(土)に第1回が行われていて、今回9月16日(日)は第2回目。

最初に、ファシリテーターの野村先生から、授業の心構えについて説明がありました。

「実現できない理由を挙げて、何もしないのではなく、
 “こうなったら面白い”という未来を描いて、
 それを実現するために、何をすればいいかを考えよう。」

今回は、第1回(7月)のワークショップで出された14のアイディアをもとに、
少人数のグループに分かれてセッションを進めていきました。
内容は、例えば「マイノリティ支援」、「家族連れの来やすい街」、「助け合いの場づくり」など。

第1回の参加者の方が、今回はスタッフとして、前回からの引き継ぎの役割をしてくれたのですが、
今回初参加の生徒さんたち(私も含めて)は、
正直、始めは「自分ごと」という感覚が、あまり掴めていなかったように思います。

そんなセッションの合間に、先生がおっしゃいました。
「誰かがやるなら、私も応援するよ。じゃなくて、
 私はこれをやりたい!という気持ちでなければ、プロジェクトは成功しない。」

先生のこの言葉を受け、
そして「どうしてもこのプロジェクトを成功させたい!」という
熱意を持った参加者さんの話を聴くうちに、
私もあるプロジェクトについて「ぜひ実現化させたい!」と思うようになりました。

いくつかのセッションを重ねて感じたことは、
アイディアだけならたくさん出てくるけど、
それを実現させるために必要なのは、プロジェクトの中心となる人物がいて、
ぶれないビジョンを持っているということ。

プロジェクトの中心人物は、必ずしも発案者とは限りません。
他の人のアイディアでも、それを自分が「いいな!」と思えたら、
その瞬間からもう「自分ごと」として考えればいいのです。

今回の授業では、「渋谷動物園」、「おばあちゃんの家」など、12のプロジェクトが誕生しました。
この中には、実現化するものもあれば、しないものもあるかもしれません。
でも、もしそのプロジェクトを「自分ごと」と考える人が集まれば、
きっと新しい未来をつくれると思います。


(ボランティアスタッフ:田中万里子)