シブヤ大学

授業レポート

2011/11/2 UP

10月22日(土)



今日の授業スタート時はあいにくの雨。
でも、競馬場の入り口に設置された「シブヤ大学」の受付では、みんな興味津々におしゃべりしながら競馬場に入るのを楽しみにしています。
11時になり、JRAの旗を持った先生の誘導で中へ。他の入り口から入ったみんなと合流したら、ついに授業が始まりです。(競馬場はとても広い為、今回は2ヶ所で受付をしました!)

今日の先生は、中央競馬ピーアールセンターの田中さん。レース前の競走馬をじっくり観察できるパドック、レースを終えて引き上げてくる馬を間近で見ることのできるホースプレビューを巡りながら、先生のお話に耳を傾けます。そしてスタンド内を抜けて、競馬のレースが行われるコースへ。背景にそびえる巨大なスタンド、目の前に広がる芝生のコースを駆け抜けて行く競走馬を目撃して、みんな一気にテンションアップ。雨も小雨になってきました。

次は競馬博物館へ。現在活躍する競走馬のサラブレッドの父祖は3頭の馬につながることや、馬が走る一歩の長さを知って、感心したり、驚いたり。
博物館の外に出ると、ちょうど雨もあがったところ。お待ちかねのランチタイムです。先生から競馬場のオススメグルメを教えてもらって、ゆっくり楽しめるレストランや、さっと食べられるラーメンやソフトクリームに思い思いに舌鼓をうちました。

さて、お腹が満足したら、今度はとびっきり眺めの良い7Fの特別室で、競馬の初心者講座がスタート! 暖かいコーヒーを横に、ビギナーのための競馬テキスト、赤ペン、競馬新聞を片手に、まずは馬券の種類のレクチャー。

一着になる馬を当てる単勝、3着までに入る馬を当てる複勝はバッチリ理解。他にも、枠連、馬単、3連単・・いろんな買い方があるのだなあと知ったところで、先生から「次のレースを、実際に予想してみましょう」との提案が。まずは小手調べで好きな名前や番号で決めて、レースに臨みます。せっかくだから、と馬券を実際に購入する人も。

当たった〜、はずれた〜と一喜一憂の後は、いよいよ本番。3-4人のグループに分かれてわいわい競馬予想ゲーム!3位までに入る3頭の馬を予想して、1着30pt、2着20pt、3着10ptの合計で競います。

倍率や競馬新聞の読み方を教えてもらい、いろんな事を考えて予想するようになってくると、耳に赤ペンをはさむ強者ガールも登場!
チームのみんなでこの馬かも、あの馬かもと、話しながら決めて、当たったらハイタッチ!負けたら次は頑張るぞ、となんだか盛り上がってきました。ゲームのかたわら、馬券購入も自由だったので、よし!と、各々窓口に走って買いに行っていました。毎レース勝った人もいらした模様(またその反対もしかり)。
途中、競馬新聞の記者さんも登場。次のレースの予想も披露してくれました。雨が降って馬場が悪い今日は、予想はなかなか当たらなくなるそう。語り口の面白さに、みんな引き込まれます。
さて、ゲームに戻って、3レース目。なんと、同点が3チームも。みんな、予想がお上手!勝負は最終レースに持ち越して、ついに優勝チームが決まりました。
優勝、副優勝チームにはささやかな賞品(中には馬のムチという面白グッズも!)が授与されました。ハマリそう、でもハマルと怖そう?とみんな初めての競馬の味を知ってしまった模様。

外の雨がすっかり上がったところで、バックヤードツアーへ。
レース開催中は普通なら入ることの出来ない、レース場の芝生内に特別に入れてもらうことができました。芝生の管理をされている造園課の方にお話をお聞きして、馬は芝生を食べちゃわないの?などいろんな質問も飛び出しました。
全員での記念撮影の後、馬が通る道を通って、朝ホースプレビューから見た検量室の前へ。そこで、勝負服とヘルメットをつけて記念撮影をする人も。(とてもお似合い!)最後に、馬は軽々と歩いていたけど、実際に中に入ると一周が大きく感じるパドックの中を歩いて、今日の授業は終了となりました。
見所盛りだくさんで、少し終了時間が押してしまったけど、とても充実した一日でした。先生、参加していただいたみなさん、ありがとうございました!

(シブヤ大学スタッフ 飯田優子)