シブヤ大学

授業レポート

2010/12/6 UP

原宿表参道で働く人、100人集まれ!2nd

「原宿・表参道で働く人、100人集まれ! 2nd」
これは、シブヤ大学の中でも原宿・表参道地域に特化して、
地域密着型の授業を行う「原宿表参道キャンパス」の授業です。

「せっかくこの街で仕事を持っているのだから、近くで働く人どうしの友人が増えたらいいな。」
そんなこと、考えたことはありませんか?
それだったら、日々この街で働く人たちが集まれる場をつくろう!ということで、この授業は企画されました。
今日この場に集まった人々は、職業は様々だけど、
皆“この地域で働いている”という共通点を持っています。
今日は私もメンバーのひとりとして、ワークショップ形式の授業に参加してきました!

ちなみに、「2nd」とありますが、第一回の授業はすでに今年の2月に行われています。
 →「原宿表参道で働く人、100人集まれ!」
前回の授業で出たアイディアが形になったのが、
例えば、毎月26日(風呂の日)に表参道の銭湯・清水湯に集う「ゆげ部」や、
月一回、奥原宿のカフェレストラン・J-COOKに集う「部室」プロジェクト。
その他にも、街で挨拶する機会が増えた。呑み友ができた。といった声が聞かれました。

さあ、第二回目の今日は、どんな話が飛び出すのでしょうか…。


<オープニング>

ワークショップの前に、今回の授業コーディネーターである原宿表参道キャンパスの堀田さんと、
今回の授業の先生である原宿表参道キャンパスの遠藤さんがインタビュー形式で話をしました。
シブヤ大学のこと、原宿表参道のこと、前回の100人の会のこと、明治神宮のこと、
そして、途中で堀田さんが忘れていましたが、表参道の名前の由来(明治神宮の表の参道だから表参道)、
そして、当日の流れについて、二人で和やかに話していました。
今日一日、こんな感じで人との話を楽しむのか、そんな印象が伝わってきました。


<ワークショップ(1)>

まずは、1つのテーブルを4人で囲み、ワークショップ(1)が始まります。

はじめに、各自の前に準備された白紙に、
「私と原宿・表参道エリアの関わり」をテーマに絵を描く、というお題が出されました。
とくに「こんな絵」という指定はなかったけれども、私の班は、なぜか全員、地図を描き始めました。
でも、不思議なことに、地図に描かれたエリアや方角が、一人ひとり違うんです。
こういうところに、それぞれのライフスタイルが現れるんですね。

出来上がった地図を同じテーブルのメンバーで共有したところ、
皆それぞれ、自分の会社の周りの店には詳しい、ということがわかりました。
青山エリアなどは、私がまだあまり詳しくない地域なので、新しい発見になりました。
それから、いちだんと話が盛り上がったのが「謎スポット」!
謎の豪邸、謎の店、謎の駐車場、…などなど、街の中には不思議がたくさん!
なんかワクワクしてきました。


<ワークショップ(2)>

ワールドカフェ方式のワークショップの今回。
各テーブル、1人がホストになってその場に残り、他の3人は別のテーブルに移動します。
こうして移動していくことで、また新しい人・情報と出会えるのです。

移動を繰り返すごとに、だんだん、街の地図が広がって、深まっていきます。
とくに盛り上がりを見せたのは、美味しいお店情報、そしてやっぱり「謎スポット」の話!
また、私が時々参加している朝食会や友人のバーのことも、何度か話題に上りました。


<ワークショップ(3)>

いろんなテーブルを回ったあと、最初のテーブルに戻り、各々が得てきた情報を持ち寄ります。
青山・千駄ヶ谷エリアの情報や、謎についての情報などなど…。
いつの間にか、情報通になってる!
皆、語り出すと止まらない…!

そして、持ち寄った情報を、テーブルごとに大きな地図に落とし込んでいきます。

出来上がった地図を壁に貼り出すと、口々に、
「こんな所にこんなお店があったんだ!」
「今度行ってみたい!」
「謎スポットを探検してみたい!」
そんな声が聞かれます。

これを機に、原宿・表参道エリアへの愛着が深まったり、
ランチ仲間ができたりすると、もっとこの街を楽しめそうですね!


最後に、個人的な感想ですが…。

今年2月の授業の時、「原宿・表参道エリア」というと、代々木公園とか、
グリーンバードの表参道そうじとか、…
それくらいしか思いつくものがありませんでした。

でも11月の今、知っている場所がすごく増えていることに、自分で驚きました。

振り返ってみると、それは「ゆげ部」や「部室」のおかげでもあるし、
私が参加しているシブヤ大学のサークル「キャンパスMAPつくり隊!」
「原宿表参道キャンパス」のミーティングで行ったおかげだったりします。

街の魅力って、結局は、人の魅力なのかな…。
少なくとも私は、仲間たちがいなければ、このエリアにこんなに詳しくなることはなかったんだな…。
この授業を機に、そんなことに気付きました。

まさに「働く街がキャンパスに!」それって素敵なことだと思います!


(ボランティアスタッフ 田中万里子)