シブヤ大学

授業レポート

2009/1/5 UP

シブヤ大学の授業づくり

なぜシブヤ大学には、毎月沢山の生徒さんが授業を受けに来てくれるのでしょう?
一番の理由はやっぱり、『授業がおもしろいから』かなぁ?と私は思います。

他ではなかなか見つからないような、シブヤ大学ならではの
ユニークで魅力的な授業はどのようにしてつくられるでしょう。

第三回目のシブヤ大学つくり方学科は、授業づくりのノウハウがギッシリつまった
~授業づくり編~です。

講義の後は、2009年2月に開校する表参道キャンパスと恵比寿キャンパスの
ワークショップ。それぞれ3チームづつに分かれて、実際の授業づくりを体験します。

■~授業づくり編~ 講義■

授業をイチからつくるところから終りまで、ざっと書き出しても
こんなに多くの工程が実は存在します。

①先生選考・・・先生を公募、もしくはコーディネーターが発掘
②授業の内容作り・・・テーマや授業内容の設定から、先生との打ち合わせ、
           スケジュールシート作成
③授業前準備・・・生徒募集のためのテキストをウェブにアップ、メルマガ配信、
         ボランティアスタッフ配置、各種配布資料作成 等
④当日運営・・・授業前のスタッフミーティング、教室・受付セッティング、
        授業前の最終確認、受付、誘導
⑤授業後・・・スタッフ全体ミーティング、アンケート整理、
       授業レポートアップ、データ管理

あまり表に出てこない工程も多くありますが、
このように、しっかりと確立されたワークフローのもと、
シブヤ大学の授業運営は進行されているんですね。

また、しくみの以外の部分でとても重要なのが、
意識の共有や組織哲学のような部分。

まず、授業づくりを作り手が楽しむこと、そして、『学び』だけではなく
次に何かが生まれるためのきっかけとして、
先生×生徒、生徒×生徒のコミュニケーションを大切にすること。

これが、シブヤ大学らしい『楽しい授業』を作るための、
何よりの秘訣だと思いました。

■表参道・恵比寿キャンパス ワークショップ■

それぞれのキャンパス開校にあたり、各3チームごとに、授業内容をブレスト。
授業のコンセプトとなる3つの軸(コンセプト)を設定し、
テーマを決めて実際の授業内容を作り込んでいきます。

恵比寿キャンパスは街を構成する人を切り口として、
男・女・生まれる(クリエイティブ)の3つがコンセプト。

一方、表参道キャンパスは街を象徴するものから、
明治神宮・表参道の表側(スーパーブランドなど)・表参道の裏側(裏路地の商店街やこだわりショップ)の3つをコンセプトとして設定しました。

表参道と恵比寿の魅力を熟知した生徒さん達が、色々な意見出しをしながら、
計6つの授業の企画が現在進行中です。

色んなアイディアがどんどん授業という形になっていく様子は、
見ていてとてもワクワクする光景でした。
どの授業もそれぞれのカラーが出ていて、本当に面白そうです!

表参道・恵比寿キャンパス開校時には、この6つの授業を受けることが
出来る予定ですので、どんな授業が出来上がるのか、楽しみにしていて下さいね!

(ボランティアスタッフ 片岡 千草)