シブヤ大学

授業レポート

2008/11/25 UP

動いています、○○大学。  

この授業は計5回の連続授業。どんな方が参加されているかというと、通常の授業と比べてはるばる遠方から参加している方ばかり。札幌、松本、大阪、広島、鎌倉、などなど。今回の授業は、まさにシブヤ大学がどのような組織で、どのように運営しているかなどを説明する内容でした。シブヤ大学について、意外に知らなかったりすると思いますので、ちょっとここでよく聞かれるシブヤ大学の運営メンバーの役割についてちょっと簡単にご説明しますね。

■学長 ■事務局長 ■総務 ■企画 ■授業コーディネーター ■広報 ■ブランドマネジメント ■資金調達 ■経理 ■授業運営 ■運営ボランティア

とこれだけの役割をもってシブヤ大学は成り立っているのです。もちろん、各役割を兼任しながら活動しています。詳しくはHPの運営メンバーを参照してください!

また、単純にその役割は誰でも良いというわけでもなく、メンバーに望むことが実はいくつかあるんです。
例えば、★授業コーディネーター…「街の編集者。企画から授業当日まで、人の動きや感情など立体的にイメージできる」★運営ボランティア…「ホームパーティに来た友達をもてなす感覚で生徒と接する」など。ボランティアスタッフの考え方は、ボランティアスタッフから出たイメージコンセプトで。毎回授業後にミーティングを行ったりして、みんなで授業作りをしています。

シブヤ大学は、人で成り立っているということを改めて感じました。そして、その理念に共感する人が、自分が住む地域でおなじことをしようとしている、という状況に軽い興奮を覚えました。

シブヤ大学が目指すものは「地域密着型の生涯学習」と「新しい地域コミュニティ」をつくること。まちづくりの大きな起点になることです。地域の資源をつなげて今まで気づかなかった地域資源を可視化し、メディア化すること。「これは渋谷だからできることではない」と学長は強く語ります。僕もそう思います。気づかなかった魅力を掘り起こす。それに尽きます。見えているけど気づいていないものを、形にする力をつけていくのが、このシブヤ大学のつくり方の授業なんだと思います。

発信力がある渋谷。確かにそうですが、もしそのノウハウを活かして、各エリアに同じような大学ができたら………。想像するだけでもワクワクしますね。どのエリアにできるかは、お楽しみに!

(ボランティアスタッフ 鈴木高祥)