授業レポート

2019/9/12 UP

初めての自分に会おう~一番遠い日本 小笠原~

『小笠原諸島』
なんだか、台風がよく通る場所…?ぐらいしか知識がなかった私。
行きたい!と言うより、「たぶん行けないから、話だけでも聞いてみようかぁ~」と言う軽い気持ちで参加した次第でした。

しかし、この授業コーディネーターのキドウさん自身が「小笠原諸島」に魅せられて、長期滞在をしてしまった。その熱い思いから企画されただけあって、教室は始まる前からパンフレット、スクリーンに映し出される写真で更に雰囲気が漂います。
さらについ先日まで小笠原にいたキドウさんは、夏を楽しんだコトがわかるこんがり小麦色の肌。そして鮮やかな黄色のアロハシャツがとても似合う講師の大久保先生が挨拶を始めると…もう、旅行日程表をもらってイザ出発!!と出港前の説明を聞いているような錯覚に…落ちているのでした。

今回の講師、大久保先生は、新婚旅行で小笠原に。その大自然に魅せられて、約4年間父島に滞在!その後、ドイツでのワールドカップを機に1年間世界中を旅したそう。そして今は東京でご縁があり、小笠原村観光局に勤務されています。

結婚してお子様もいらっしゃるのに、そのダイナミックな転職に「南国の人」を感じます。黄色のアロハシャツが似合うのも納得です。

さて、始まりは「おがさわら丸」乗船の場面から、24時間も船に乗るってどんな感じ?と、戸惑いを吹き払うように、すごく快適な船室の雰囲気が分かる写真や、夜船上からみる天の川。そして、朝目覚めた時の「海の碧さ」の驚き!
おもわず、静かに目を閉じて想いにふけります。これなら24時間の船旅も、いやこれだけでも十分楽しいかも…。
「おがさわら丸」は6日に1便のみ。だからその時に食材や生活用品も入ってくるので、島民は入港したら急いで買い物へ。その様子は、やはり住んでいる人でないと分からない苦労も。でも、なんだかそれすらも楽しんでいるようにさえ感じてしまいます。

いよいよ小笠原の自然の中へ、野生動物とのふれあい。とくに「小笠原諸島」にしか生育していない動植物も沢山います。だから、自然形態を壊さぬよう様々な努力もされています。
例えば…「ねこまち」という団体は野良猫の保護をしています。放置された猫が繁殖して、生態系を壊すので捕獲。そして都内の動物病院へ送って里親まで探すのです。まさに動植物にとっても天国な島なんですネ。

様々な写真を見ているうちに…
ドルフィンスイムで、野生のイルカと目が合うなんてどんな気持ちだろう?
目の前で壮大なクジラのジャンプや、海の中で聞くクジラの声はどんな響き?
ウミガメの赤ちゃんが、一斉に海へ帰るのを見送る時って?
…と、初めての経験を想像して、胸躍る自分がいました。

海だけでなく「小笠原」は陸も負けてはいません!すごいです。
夕日が沈む直前に、運が良ければ見られる「グリーンフラッシュ」は絶対見たい!
ナイトトレッキングで、グリンペペと呼ばれる「蛍光性キノコ」探したい!
空一面の「天の川」と海に映る水面の「天の川」寝っころがって眺めたい!
オガサワラハシナガウグイスの「ホーホケッ」という舌たらずなカワイイ鳴き声。これはもう聴かなきゃ!
ぐんぐんグングン、大久保先生のお話と写真に引き込まれていきます。

そして、お待ちかね!?の「ご当地グルメ」は…
島ずしとウミガメ料理!(年間指定された頭数のみを漁師だけが捕獲できます。)
ちょっと可哀想だけど、おすすめの母島 海底熟成ラム酒と一緒に、一口は味わいたいなぁ~と…。

様々なお話を聞いて、小笠原が「世界自然遺産」だと言うのが納得。日本が世界に誇れる大自然。「小笠原諸島」は南の島というより、「地球」を感じる場所だと思いました。
そんな雄大な感動のあと、グループディスカッション。
もうほとんどの人が、「行ってみたい!」じゃなくて「定住するには?」「仕事は?」とかかなり、具体的な質問に変わっていました!(笑)
話を聞くだけでも未体験がたくさんの“初めて”が盛り沢山の時間でした。

まずはこの後、受講生全員頂いた「小笠原アイランド」の入浴剤で、私は小笠原を少し楽しみます♪

(授業レポート:奈良直美・写真:片山朱実)