授業レポート

2019/9/10 UP

初めての友禅染め~ハンカチを染め上げる~

今日の授業は友禅染でハンカチを作る授業です!

講師を務めてくださったのは、加藤さん。
歌舞伎の衣装などの舞台衣装を中心に友禅染めを用いた制作を行っています。

友禅染とは、江戸時代に京都の扇絵師、宮崎友禅斎によって確立されたと言われ、絹織物の白布に模様を付けるために糊置きし、筆などで染めていくことをさします。

加藤さんさんは、小さい頃から、芸術作品を作ることが好きで、中学卒業と共に友禅の道に進んだそうです。

「友禅染の魅力をもっと沢山の人に知って貰いたい。」仕事場近くの浅草のカフェから、地域のデパート、ホテル…関東各地会場は様々。
小さい子どもから大人まで気軽に、友禅を楽しめるように、ハンカチのモチーフとなる柄は、親しみやすいポップものばかりを選定し、楽しく体験会を開いているそうです。

今回は、5名の生徒の方々と一緒に友禅染めを体験しました。

ハンカチの絵柄を選ぶことからスタート。花や動物、和小物など沢山種類があり、その中から悩みながらお気に入りの2枚を決めました。

さて、「友禅染め」スタート。
まずは、染料を使って布に色を入れていきます。今回使うのは、17色の染料。
パレットに使って、自分好みの色を作ることも出来ます。
竹の押さえを装着し、左の手を左ももに固定して作業すると進めやすいそうです。

既に布に書かれた線は、洗濯をすることで消えるため、線からはみ出さずに色を塗っていきます。
染色のコツは、薄い色を始めに塗り手でなじませ、上から濃い色をのせることで綺麗なグラデーションが出来るそうです。

線からはみ出さずに塗ることは想像以上に難しく、みなさん真剣な面持ちに。
休憩も忘れ、友禅染に没頭しました。
作業を進めながら、加藤さんから、過去作品のお話や、友禅士のお仕事について、色んなお話を伺いました!
全て色が塗り終わると、ドライヤーで乾かしアイロンをし、完成!!2時間で友禅染めハンカチが出来ました。

最後には作品と一緒に記念撮影!
人によってデザインも色合も様々。世界で1枚、オリジナルのハンカチです。

今回体験し感じたことは、「もの作りの面白さ」。与えられた中でいかに自分のこだわりを入れて、満足できるものを作れるか。試行錯誤しながら、一つのことに夢中になるって本当に貴重で、面白い!

加藤さんは、友禅染めの仕事の面白さについて、こう語っていました。

「デザイン会社からデザイン原稿を頂いて、着物を制作するんだけど、やっぱり原稿以上のものを作って、あっと周りを驚かすことが本当に面白い。だから、常に他がやってないことにチャレンジしてるんだよ。」

友禅師の仕事は、常に衣装の締切に終われ、時には夜通しで制作することも。その中で、最大限の工夫を加え、作品を完成させている「プロとしての心意気」を伺うことができました。

友禅染めというと、普段の生活から遠いものと思っていましたが、もの作りへの思いをお聞きしたり、実際に体験したりすることで、少し身近なものに感じました。

また、今回の授業で生徒の皆さんから「また友禅染をやってみたい!」「もっと知りたい!」との声を沢山頂きました。
経験することで、その魅力ってわかりますね。

是非友禅染に少しでも興味のある方、加藤さんの友禅体験、浅草の「ささやカフェ」で毎週第2土日曜日に開催していますので、足を運んでみてはいかがでしょうか??


(授業レポート:長谷川千華)