シブヤ大学

授業レポート

2019/8/28 UP

【3回連続授業】自分で縫い上げる~この夏の浴衣づくり”2019”(第三回)

今日の授業は、「自分で縫い上げる 〜この夏の浴衣づくり”2019”」の第三回。西武渋谷店サンイデー渋谷で行われる授業です。

三回の授業を通じて、自分自身で浴衣を縫いあげるこの授業も、ついに今回で最終回です。
先生は、今回も和裁士のYAMAZAKI OKO先生。まずは、前回の授業で出された宿題を家でやってみた感想をみんなでシェアするところから始まります。たくさんある宿題に皆さん苦労しながらも、ちゃんとやりきってきていました。人によっては、50メートルある糸を全て使いきり、2本目に突入している方もいました。

シェアが終わったら、さっそく浴衣作りの作業をスタートします。まずは袖を縫い付けていきます。3回目の授業ともなると、皆さん縫うことにもすっかり慣れていて、1回目の授業のときに運針で苦労していたのが嘘みたいです。先生の解説で出てくる浴衣用語に対する理解もすぐにできるようになっていました。

1時間経った頃には集中力もたかまり、皆様もくもくと縫っていきます。

片方の袖がつきました。

さらに縫っていきます。

ついに両袖がつきました。これで部分部分に分かれていた布が1つになり、羽織れるようになりました。ここまで長い道のりでした。

袖がつけ終わったら、ここからは襟を縫いつけていきます。

五時までの予定を三十分延長してラストスパート。細かい仕上げは残しつつも、最後は皆さん浴衣を羽織れるところまで作ることができました。印象的だったのは、一番最後に縫い上げた方の言葉です。この方は、宿題で縫ってきた場所が間違っていたり、授業でも違うところを間違ってしまったりして一番進みが遅かったのですが、運針の早さは誰よりも速くなっていました。「たくさん間違って、何度もやり直したから、人よりたくさん縫っているんです」。とても考えされられる言葉でした。

最後は、自分で縫い上げた浴衣を着て、記念撮影。皆様とてもいい笑顔でした。


(授業レポート・写真:小林大祐)