授業レポート

2019/6/18 UP

第1回 今の時代を生きる「わたしたちの働き方・生き方」

[ 渋南わたしのキャリアデザイン部 ]シリーズが始まりました。


記念すべき第1回目の授業は、平日月曜日に実施されたのにもかかわらず授業申込は満員。“自分らしさ”や“個性”が大切とされる今の時代、キャリアに対する関心が高いことを実感しました。

渋南わたしのキャリアデザイン部とは・・・?
5月~10月にかけて、自分の生きる道を見つけた方々をゲストに迎え、自分らしい働き方・生き方を考えていくシリーズ授業になっています。(11月にはフェスイベントもあるみたいです。楽しみですね!)



早速授業開始です。
導入では、今回初の試みであるsli.do(※)を使ったアンケートをとり、「授業に参加された理由」、「今の働き方・生き方についてどのように感じているか」などの集計を行いました。
※sli.doとは、勉強会やカンファレンスにて、会場からの質問を匿名で集められるサービスのこと



実際に働き方を変えようとしている人や転職中の人から、なんとなく日々の仕事にモヤモヤを感じている人まで、幅広い回答が見られました。

参加者の方々のお互いの思いを知れたところで、授業がスタートです。

授業前半はゲストの先生の話をメインに、後半は会場からの質問も受け付けながら対話の時間を設けて進められました。

今回の授業のゲストは、フリー編集者の鈴木絵美里さん。
広告代理店、出版社を経て、現在のフリーランスの道を選ばれた鈴木さん。
転職のきっかけや当時の葛藤など、ご自身の過去の経験をもとに話していただきました。これまで大きな決断を下す際、「自分の中で大切にしたい条件や求められる要素が3つくらい重なったときに一歩を踏み出してきた」というお話が印象的でした。
また、「答えがない時代だからこそ、仕事をするのと同時に学び続けることが重要な時代」と話されていたことも、納得するものがありました。私自身も、仕事をしながらも積極的に学びを続けることで新たな発見が生まれた経験があります。



 鈴木さんが担当されたお仕事の1つに『新しい社会を創造する 職業図鑑』というものがあります。
「Discover Japan 2019年3月号」の中の特集で、これまで鈴木さんが編集者として取材してきた方々の中から、自分らしい生き方を実現している18組をまとめたものです。
授業では、18組の中から鈴木さんが特に印象に残っている方々3名を紹介していただきました。
『文化活動家』アサダワタルさん
『場を編む人』藤本遼さん
『低山トラベラー』大内征さん

単なる働き方の紹介ではなく、鈴木さん自身が普段から大切にしてきた「いろいろな人に会いに行き、話を聞く」ことの集大成であると感じました。



 授業の後半は、参加者の方々からの質問に答えるかたちで授業が進められました。

「どんな体験をしたら、自分のやりたい仕事を見つけられますか?」
「フリーランスから会社員に戻りたいと思うことはありますか?」
など様々な質問が出ましたが、鈴木さん自身は、好きなことだけをしたくてフリーランスになったわけではないと言います。
フリーランスはすべての責任が自分に降りかかってくる、不安定な働き方です。しかし、不安的であることに「納得感」をもって仕事をしていくうちに、自分の好きなものや得意な分野についての仕事が巡ってきたそうです。
昔から音楽や映画などが好きで多趣味だという鈴木さんですが、どれか1つを突き詰めすぎないことを大事にしているというお話が印象に残りました。

最後に、今日の授業の感想を隣同士3人でシェアしました。
・今後のキャリアを考えるキッカケとなった。
・先生の経歴がとても興味深かった。
・3つの条件がそろったときに動くというお話が心に残った。
など



 授業後には会場のTORQUEカフェで交流会も行われ、鈴木さん、参加者の方々、スタッフ皆で話が盛り上がりました。

「納得感」をもって働くには、自分自身と向き合い続けることが大切です。
しかし、自分のことは1番わからないもの。
鈴木さんの大切にしている「いろいろな人に会いに行って話を聞くこと」。日々の仕事をしながらでもいろいろな人の価値観を知ることで、自分自身を知り行動に移すヒントがもらえるかもしれませんね。
私自身も、キャリアを考えるとても貴重な経験となりました。
今回参加出来なかった皆さんも、第2回目以降の授業に参加し、キャリアを考えて、自分自身の棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。



 (授業レポート:中園拍扶紀 / 写真:菱山久美)