SHIBUYA UNIVERSITY NEXT 10 YEARS PROJECT

今年でシブヤ大学は開校10周年。
次の10年を担う「新しい人材」を募集します!

2006年、開校。あれから10年。
これは次の10年を担う「新しい人材」と出会い
バトンをつないでいくためのプロジェクトです。
シブヤ大学では
関わった人の数だけ「物語」が生まれてきました。
2016年からスタートする新しい3650日の物語。
それは「あなた」との出会いから始めたいと思います。
episode 1

一年に一度息子との思い出をつくる日

杉山あゆみ・子竜(シブヤ大学生徒)
episode 1
杉山あゆみ・子竜(シブヤ大学生徒)

明治神宮でどんぐりを拾って、親子で苗木を育てる。
2006年に開校してからの10年間。
毎年かかさずその同じ授業に参加し続けてきました。
朝早く電車に乗って、静岡から渋谷へ。
一年に一度、息子との思い出をつくる日。
そんな「子どもと過ごす時間」が、
私にはかけがえのないものでした。
苗木の成長に息子を重ねていたのかもしれません。

当時、まだ幼かった息子も中学生になりました。
最近では学校で「どんぐり新聞」を発行したり、
年下の子どもに絵本の読み聞かせをしてみたり、
おかげさまで、とても成長していると思います。

シブヤ大学は、息子にとって「人生」そのもの。
家族とは少し違うけれど、遠く離れたこのまちに
息子の成長を見守り続けてくれている大人がいる。
「おかえり」と言って声をかけてくれる人がいる。
私にとってはそれが何よりもありがたいことです。

今はちょうど思春期の年頃ですが、
これから息子との関係がどんなふうになったとしても、
この思い出があるだけで私は安心して生きていける。
心からそう思っています。

episode 2

私はどれくらいの人たちと出会ってきたのだろう

中里希(シブヤ大学スタッフ/ことり食堂店主)
episode 2
中里希(シブヤ大学スタッフ/ことり食堂店主)

私はどれくらいの人たちと出会ってきたのだろう。
10年前、大学を卒業してまだ間もないころで
慣れない社会人生活にもやもやする日々を送っていた。
シブヤ大学の開校を知ったのは、そんなときだった。
すぐに夢中になって生徒として授業に参加しながら
気がつけば「ボランティアスタッフ」に応募して
気がつけば随分と長い間どっぷりと関わってきた。

ある日、縁あって「キャンパスマップ」をつくる
プロジェクトを任せてもらうことになった。
授業でお世話になった先生のいる場所や、
私が街歩きしていていいなと思ったお店。
それらひとつひとつと丁寧に関係を築きながら、
ひとつふたつみっつとマッピングしていく地図。

私が好きになるのは、小さくても人の個性が溢れる場所で、
人の出会いを大事に、自分の人生を選択している人たちだった。
私にとってはそこかしこが「生き方を学ぶ場」で、
この10年間はまぎれもなく「キャンパスライフ」だったと思う。
そう、まちはキャンパスだ。

ふと気がつけば、私は今このまちで小さな食堂を営んでいる。
いつの日か、シブヤ大学に関わるまた新しい誰かが
このお店を見つけて、訪ねに来てくれると嬉しい。
あのころの私みたいに。

Photo : Takumi Taniguchi , Text : Takeshi Ito

学長メッセージ

今回、シブヤ大学の次の10年を担っていく「新しい人材」の募集をするにあたり、あらためてシブヤ大学の活動の目的について、そして「新しい人材」に求めるキャリア観について私、左京からお話ししたいと思います。

シブヤ大学学長 左京泰明

「自分の世界を広げたい人」のために

 20代半ばの頃、自分の仕事について悩んでいました。会社では相談も出来ず、でも何かを始めなければ、やがて日常に変化を求める気力すら失いそうな焦りから、大学時代の友人に声をかけて小さな勉強会を始めました。勉強会といっても形式ばったものではなく、毎週金曜日の朝7時にお互いの会社の近くのカフェに集まって、それぞれが興味のあることを調べて発表しあうだけ。思いつきで始めましたが、想像以上に楽しく、気がついたら、苦手な早起きが苦にならないほど、週に一度のその時間が楽しみになっていました。そしてスタートから一年が過ぎるころ、ある朝の会で、会社を辞める決意をしたことを話しました。
 この時の経験を振り返ると、自分がその勉強会で得たものは二つあると思いました。一つは、(その時自分が居る環境を一旦横に置いて)自分は何に興味があり、何がしたいのか、そんなことを真剣に考え、自分自身や誰かと対話しながら模索していく機会。もう一つは、自分が進みたい方向に一歩踏み出すことを応援してくれる仲間です。
 2005年に「シブヤ大学」というコンセプトを知り、NPO法人シブヤ大学を立ち上げようと思ったのは、それが実現すれば、あの頃の自分と同じように、現状に満たされない想いを抱えている人が来てくれるのではないか、そして、自分にとっての勉強会のように、「シブヤ大学」を通じてそれぞれが自分の人生を変えていくきっかけが提供出来るのではと考えたからです。
 先日、新しいボランティアスタッフの方にシブヤ大学に参加した理由を尋ねました。少し考えた後、こんな答えが返ってきました。「自分の世界を広げたいと思って」。
 シブヤ大学を始めた頃も、今も、自分の世界を広げたいと思う人のために、日常から外へ世界を広げたいと一歩を踏み出す人のために、僕たちシブヤ大学はたくさんの出会いやきっかけが生まれるための場を作っているのだと思います。そしてその結果、日々がむなしさや憂鬱さに覆われることなく、それぞれが自分のありたい方向に人生をすすめ、朝、目が覚めたとき、新しい一日の始まりが楽しみになるような日々を送れたらいいなと思っています。

 

自立したキャリア観を持つ人に来てほしい

 「NPOで食べていけるのですか?」と聞かれることがあります。答えは、はぐらかす訳ではなく、その人次第だと思っています。NPOでも、他の職業でも、報酬を得られるかどうかを決めるのは、その職業自体が理由ではなく、自らの知識や技術によって、誰かに価値を提供し、その対価を受け取ることが出来るかどうか、或いは、そもそも誰かに仕事を頼みたいと言ってもらえる人であるかどうかが基本だと考えています。たとえ今引っ張りだこの職業だとしても、先々も変わらないとはかぎらず、反対に今は誰も知らない職業でも、将来人気の職業になる可能性もあります。大切なのは、変化し続ける社会のなかで、人や組織のニーズを見極め、そこに価値を提供できるよう、自らの力を高める努力を怠らないことだと考えています。
 今回、新しい人材を募集するにあたり、最初の雇用形態は「契約社員」からとしました。これはその人との関係を短期的に考えたいということではなく、個人と組織の間に緊張感を保ち、慣れ合いにならないようにしたいと思うからです。組織に属したとしても、そこにただ居ることを目的とせず、学び続け、職業人としての自らの価値を高め続ける意思を持った、自立したキャリア観を持つ人と、一緒に働きたいと思っています。
 シブヤ大学の組織は決して大きくありませんが、人や機会には恵まれていると思います。日ごろ色々な組織、分野などで仕事をしている大勢のボランティアスタッフや、行政、企業、地域の人々といった様々な立場のパートナー、関係者。姉妹校や全国でNPOやまちづくりの分野で働く仲間。好奇心や目的意識を持ち、機会をつくり、何かを吸収しようという想いと行動力があれば、どんな方向にも、自分のキャリアを拓いていくことができる環境だと思っています。そしてもちろん、僕自身がこの10年を通じ、シブヤ大学で学ばせてもらったことも全て共有したいと思っています。あなたとの、良い出会いを楽しみにしています。

 

シブヤ大学について

 特定非営利活動法人シブヤ大学は、人々が学び続け、いきいきとした生活が送れる社会の実現を目的に、法で定める特定非営利活動のうち「社会教育の推進」「まちづくりの推進」「子どもの健全育成」に取り組む団体として、2006年9月に設立されました。
 主な活動は、毎月開催する「授業」の企画運営。これまでの授業数は1,000講座を超え、20,000人以上が参加しました。学生登録者数は約23,000人、現在も毎月100名以上の方が新たに登録されています。「授業」以外には、音楽や旅、国際交流など様々なテーマで活動する「ゼミ・サークル」の設立や運営のサポート、そして、防災や地域コミュニティ等「まちづくり」を目的としたイベントやプロジェクトを行っています。また、2008年から2011年には「シブヤ大学のつくり方学科」を開催し、全国で同じコンセプトで活動したいと手を挙げた人たちと運営ノウハウを共有したり、立ち上げのサポート等を実施しました。その時各地に立ち上がった団体を「姉妹校」と呼び、現在も交流が続いています。
 一般のスクール事業とは異なり、シブヤ大学は受講料が無料です。その代わりシブヤ大学では主に「行政からの生涯学習事業の業務受託」「企業との連携」「参加者やサポーターからの寄付」の三つの方法から収入を得ています。なかでも収入全体の約70%を占める企業との連携は、一般にイメージされる寄付や協賛ではなく、販売促進やマーケティングなどの事業と連動し、企業に対しても価値を提供することで、継続的な連携に繋がっている点が特徴です。
 運営体制は、他のNPO同様「理事会」「事務局」「ボランティアスタッフ」等で構成されますが、200名を超えるボランティアスタッフが、授業の企画や運営、ゼミ・サークル運営など、活動の中心的な役割を担っている点が特徴です。従って常勤、非常勤のスタッフで構成される事務局や理事会の重要な役割の一つに、ボランティアスタッフが主体的に力を発揮できる仕組みや環境づくり(「縁の下の力持ち」的な役割)があります。今回新たに採用する方はこの“縁の下”に加わって頂きます。
 近年は、「姉妹校」だけでなく全国に◯○大学という活動が拡がり、生涯学習政策の分野において「ソーシャル系大学」という新たな市民大学の在り方として着目され、今年4月からは学長の左京が中央教育審議会の委員を委嘱されるなど、シブヤという一つの地域に留まらない役割も増してきていますが、活動の本旨は設立時と変わらず、目の前の人たちのために、より良い授業を作り続けることだと考えています。

 

募集要項

1.応募資格
  1. (ア)求める経験
    1. Office系のソフト(Excel/Word/PowerPoint)が日常業務で使える。
    2. ビジネスシーンでの電話・メール対応ができる。
    3. 基本的なPC・インターネットリテラシーがある。
2.募集人数
2名
3.契約期間
  1. (ア)採用日から平成29年3月31日までとし、期間満了後は双方の合意により更新する。(契約開始日については柔軟に対応可能。)
  2. (イ)試用期間 3ヶ月(試用期間中の待遇は契約社員と同じです)
4.雇用形態
契約社員(フルタイム)
5.待遇
  1. (ア)基本給
    職歴、経験等を考慮の上、社内規定に即して内定時に決定します。
  2. (イ)交通費
    規定により支給
  3. (ウ)健康保険・厚生年金保険加入
  4. (エ)雇用保険加入
6.休日休暇
土日祝、夏期休暇、年末年始休暇
7.勤務地
東京都渋谷区神宮前2-9-11 シオバラ外苑ビル3階
8.業務内容
シブヤ大学の運営に関わる全般
9.勤務条件
  1. (ア)勤務日:週5日(勤務日(曜日)は相談の上決定。)
  2. (イ)勤務時間:10時から19時(実動8時間、フレックスタイム制)
10.採用方法
書類選考の上、面接
11.応募方法
下記のとおり、申込期限までに必要書類(下記12 (ア))を郵送してください。
  1. (ア)申込期限:2016年10月24日(月曜日)必着 [締切済]
  2. (イ)郵送先:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-9-11 シオバラ外苑ビル3階
    特定非営利活動法人シブヤ大学宛
12.応募に必要な書類
  1. (ア)上記申込期限までに郵送
    1. 履歴書(写真付)1通
    2. 職務経歴書1通(任意)
    3. 志望動機書1通
    4. 他己紹介文1通(A4サイズ)
      あなたのことを知っている人から、あなたについての紹介文を書いてもらって下さい。
    5. 課題(A4サイズ)以下のテーマにお答え下さい。
      「人や組織をいきいきとさせるために、あなたが大事だと思うことは何ですか?」
  2. (イ)備考
    1. 応募書類はお返ししませんので、予め御了承ください。
    2. 本件において知り得た個人情報は、第三者に開示・提供することはありません。
13.選考スケジュール
書類応募締切
2016年10月24日(月曜日)※当社到着分まで有効といたします。 [締切済]
書類選考
2016年10月25日(火曜日)~11月4日(金曜日)
書類選考通過のお知らせ
2016年11月10日頃を目安に、選考通過者にのみ、メールまたは電話でご連絡致します。
面接
11月中旬から下旬
入社日
2017年1月を予定 ※入社時期はご相談に応じます。
14.問い合わせ先
特定非営利活動法人シブヤ大学(担当:吉川)
mail:info@shibuya-univ.net