シブヤ大学

先生紹介

[ IPPF(国際家族計画連盟)事務局長、女性文学博士 ]

ジル グリアGill Greer

ニュージーランド出身。2006年9月にIPPF 事務局⻑に着任。1998年から2006年8月末までは、IPPFの加盟協会の1つであるニュージーランド家族計画協会の事務局長を務めた、経験豊かで熱心なリプロ・ヘルス/ライツの専門家である。初めてのIPPFファミリー内部からの抜擢による、またアジア・オセアニア地域出身の事務局長である。
アジア・太平洋ネットワーク(APA、7 カ国を拠点とする30 NGO のネットワーク)やニュージーランドNGO 保健省フォーラム(ニュージーランドの100 以上のNGO のネットワーク)の会長として、カイロ目標(リプロ・ヘルスの万民普及)の達成努力に精力的に取り組み、その指導力は高く評価されている。
また、ニュージーランド政府関係者からの信任が篤く、外交通商省の国際開発諮問委員会の委員でもあるほか、国連エイズ特別総会(2006年)、国連ワールド・サミット(2005年)、国連女性の地位委員会(2005年)、国連人口と開発委員会(2004年)には、ニュージーランド政府代表団のメンバーとして参加した。
女性文学博士号を有し、副学長を務めたビクトリア大学(ウェリントン)女性学部の名誉研究員であるほか、客員教授でもある。
2002年にはメディアにおける女性の役割プロジェクトの実績が認められ、「女性の新地平線(New Horizons for Women)賞、2005年には永年に渡る家族計画分野と文学への貢献が認められ、ニュージーランドのメリット勲章(Order of Merit)を受章した。
2006年9 月の着任直後から、積極的に各国加盟協会を回り、加盟協会のキャパシティ・ビルディングと、草の根レベルからの発信を特に重視するマネジメント・スタイルを構築中。また、わずかな期間にドイツ、英国、スウェーデン等、欧州各国ドナーから信頼を勝ち取ることにも成功した。IPPF 最大のドナー国の1つである日本政府を特に重視し、着任後の半年間に1回、日本に来訪する。
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