地図を通した「人のつながり」
昨日は、地図のリーディングカンパニーで仕事をされているKさんにお願いして、一緒に原宿を散歩してもらいました。
このKさんには、「シブヤ大学キャンパスMAP作り隊」というサークルの集まりでお会いしました。
地図への愛情が強いのはもちろん、圧倒的な知識量、周辺分野(路上観察、歴史、道路、鉄道等)へのカバー範囲の広さなど、まさに第一人者という感じ。
筆者は、Kさんが近い将来、日本の地図という「文化」に新しい風を吹かせる方だと感じました。(Kさんは、シブ大生徒さんの中心となる世代の女の子なので、スイーツへのアンテナをしっかり張っていたりするのも、素晴らしいバランス感覚)
筆者は、「表参道研究家」としてキャットストリートの変遷に興味があり、一緒に調査開始。
キャットストリートは、よく知られていることですが、かつて渋谷川という川が流れていた場所で、今はその上にフタがされて、道になっています。(渋谷駅から恵比寿方面に向かう川は、上流をたどるとキャットストリートの下を流れています。また、源流をたどるとパワースポットしても有名な明治神宮内の「清正の井戸」や、新宿御苑の「上の池」があると言われています)
地下を流れる川のことを暗渠(あんきょ)といいますが、Kさんも偶然、暗渠好きだったようで、かばんの中から最近話題の本、「東京ぶらり暗渠探検 消えた川をたどる」が何の事前打ち合わせもなく自然に出てくるあたりが、さすがです。
キャットストリートを表参道から渋谷方面に歩くと、途中、右手にあるのがパタゴニア東京・渋谷。タイミングよく、パタゴニアさんではリーフレット「渋谷川流域 map」を配布されていました。
以下、「渋谷川流域 map」から抜粋
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渋谷駅付近で、コンクリートの護岸の中から突然その姿をあらわす謎の川-渋谷川。暗渠となり下水道として流れる渋谷川は、私たちが思い描く本来あるべき川の姿からはかけ離れています。葛飾北斎の富嶽三十六景「隠田の水車」にも描かれているように、かつてはきれいな小川がそこには流れていました。
パタゴニア東京・渋谷では、かつては自由に流れていた渋谷川を感じると同時に、日本全国の河川が共通して抱える問題点を理解するために、地域の方とのつながりや対話を大切にしながら昔のなごりを探して歩き、マップとして可視化しました。
このマップを携えて、コンクリート化された名前しか残っていない渋谷川の名残を歩いて感じてみてください。かつては人々の暮らしと密接につながり、生き物の棲みかであった川を私たちがどのように扱ってきたのか、また私たちが開発の恩恵を受ける一方で、失ってしまったものも数多くあることが理解できるはずです。
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思いがけず、今日Kさんと行っている調査がそのまま文章として書かれていて、感動してしまいました。
また、店内でこの地図を見入っていた私たちに声をかけてくださったパタゴニアの店員さんが、このmap作りのいきさつなどについて丁寧にお話ししてくださり、この企業のカルチャーのすばらしさを強く感じることもできました。(元パタゴニア日本支社長のジョン・ムーアさんはシブヤ大学で今年1月に先生を担当されています)
「地図というツールが媒介となって、人とつながりができたり、お話ができることのすばらしさ」を感じた一日でした。こうした体験の中から、次に作る授業の種が生まれていきます。
【今日の学び】
「人から話をきく」、「本で調べる」の二つの調査手法のバランスが大切
追記 :
パタゴニア東京・渋谷さんでは、アウトドアスポーツや環境問題をテーマとして、スライドなどを使ったトークイベントが行われているようです。要チェックですね。
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