シブヤ大学

学生特典があるお店 詳細

にほんぼう ~お箸は気持ちの橋渡し~

にほんぼう ~お箸は気持ちの橋渡し~

150-0012 東京都渋谷区広尾5-3-13
TEL:03-5420-1184(“イイハシ”)
OPEN :10:00~20:00
定休日なし

学生特典:
正しいお箸の持ち方を無料レッスンしてもらえます!

■ 日本人としてのマナー 突然ですが、皆さんは、ちゃんとお箸を持てますか? 私、いのっちは、お箸と鉛筆の持ち方を親から、何度も注意されたのにもかかわらず、 治らぬまま、結局現在に至ってしまっています。 ただ、そんな事も特に気にせず、のほほんと過ごしていたある日。 ひょんなことがキッカケで、「にほんぼう」の会社、 馬喰町にある「兵左衛門」のお店に 立ち寄り、訓練用のお箸で、正しいお箸の持ち方を習ったとき、 あまりの難しさに、本気で焦ってしまいました。 そして、自分がいかにいい加減な持ち方で、何十年も食事をしていたのだと気付かされました。 正しい持ち方を指導されても、なかなか、お箸をきちんと動かせない。 あまりの気恥ずかしさに、改めて、日本人としてのマナーを守ることの奥深さを知りました。 そして、「兵左衛門」の直営店が、渋谷区広尾にあるとお伺いし、 「これは、MAP隊で紹介したい!」と思い、今回取材させていただきました。 対応してくださったのは、お店担当の篠田さんです。 福井県小浜市に本社を置く、株式会社「兵左衛門」の直営店。 東京メトロ日比谷線「広尾駅」から出てすぐ、広尾中央商店街を、 恵比寿方面へ歩き、銭湯の「広尾湯」を過ぎると、すぐに「にほんぼう」の看板が見えます。 常時、200アイテムほどを揃えており、若狭塗、輪島塗、津軽塗などの伝統工芸としての お箸だけではなく、和洋折衷なテーブルウェアもそろっています。 素材を厳選し、箸先には純度100%の天然漆を塗り 老若男女、口に入れても、安心・安全。身体に優しいお箸づくりをモットーにしています。 「お箸は食べ物」 たとえば、幼い子供は、お箸をかじる場合があります。 かじるということは、知らず知らずのうちに、「塗料を食べている」ということになります。 口に入るお箸は、「食べ物である」という認識で、特にお子様のいるご家庭では、箸先の品質表示には、 十分気を配ってお買い求めしてほしいとのことです。 見た目は安全そうに見えて、実はその安全性が非常に見極めにくい。 だからこそ、「箸先には、下塗りから仕上げまで、ピュアな漆だけを使用する」ことにこだわるのだそうです。 そして、伝統を守るだけではなく、「常に新しいことへ挑戦する」姿勢で、 様々なデザイン性のあるお箸を提案し続けています。 ↑ちょっと気になるタイトルが面白い、女性向けライン「girlish」 篠田さんは、商品企画の仕事も担当しており、こういったラインのデザインも任されるそうです。 そして、新しい視点でプロデュースされた商品ラインが、数多くお店に並んでいます。 ■ お箸の持ち方のポイント ①(上のお箸)一本のお箸を、親指、人差し指、中指で持ちます。鉛筆の持ち方と同じ。 動かし方は、数字の「1」を書くように。親指と人差し指は軽く支えるだけ。中指に意識を置くのが、ポイント。 ②(下のお箸)親指の付け根に挟んで、薬指の第1関節あたりに乗せるだけ。下のお箸は、動かさない。 ③ 2本を持って、箸先をカチカチとリズム良く音が出せれば、カンペキ! (ちなみに、あまりにちゃんとできないため、下の箸が滑るので、訓練用で、輪ゴムをつけています。汗) ちゃんと持とうとしても、つるつると下のお箸が落ちてしまう。あまりにもそれが続くので、 恥ずかしくて、涙目になりながら、篠田さんに弁解していたら、 篠田さんはほほ笑みながら、 「私も、今の会社に入ったときは、自分のお箸の使い方に対して、自信を持っていたんです。 だけど、この会社で、プロから教わると、自分の使い方が間違っていたというのが分かって、 やっぱりお仕事ですので、それからずっと練習しました。なので、今ではこうして、お客様に 教えるという立場までくることまでできました。なので、日々練習すれば、ちゃんとお箸を使えるようになりますよ。」 そして、篠田さんは、このお店に対して、 「本当に、気軽な気持ちで来てほしい。ただ、お箸やテーブルウェアを見に来るだけでも、 こうやって、お箸の使い方を習いに来るだけでも、構いません。ふらっと立ち寄っていただいて、 お箸の文化や、日本の伝統的な作法を知っていただけたら。このお店は、そんなスタンスでやっています。」 「兵左衛門」の会社では、地域の学校などに出張で、「お箸知育教室」をやっており、 お箸の使い方から、気軽に「マイ箸」を作る教室などもやっているとのことです。 「お箸」を通じて、素敵な日本の食文化を継承していく。そんな素敵なお店です。 <感想> お箸の持ち方から始まった、今回の取材。広報担当の方に見守られながら、若干緊張の一人取材でしたが、 お箸の歴史や、お箸づくりへのこだわり、また、改めて習う、正しいお箸の持ち方のむずかしさ。 今まで、本当に生活に密着したものだからこそ、改めて知る「お箸」という存在が持つ、奥の深さを実感しました。 今回、取材を受けてくださった篠田さんは、私のように正しいお箸の持ち方を聴きにでもいいんで、 気軽に足を運んでもらいたいとのことでした。 私も、散歩ついでに、お箸の持ち方をならいに、頻繁に通ってみようと思います。 【特典を受けたい方は】 口頭で「シブヤ大学の学生です。」とお店の人に伝えて頂くか、もしくはこのページをプリントアウトして頂き、お店へ直接ご持参ください。 取材:井上真理子(テキスト、(写真)  ※取材日:2011年8月24日【カテゴリー:広尾・買う】