学生特典があるお店 詳細

ピープル・ツリー 表参道店さんは、2011年７月末で閉店されました。


ピープル・ツリー表参道店さん、
途上国を身近に感じられる素敵な“フェアトレード”商品たちをありがとうございました！
また、原宿表参道キャンパスの授業
「オフィスdeフェアトレード！～世界を変えるかも知れない日常のコーディネート術～」

では大変お世話になりました！

なお、「学生特典のお店」ではありませんが、
ピープル・ツリーさんのお店は「自由が丘店」と「モザイク銀座阪急店」がありますので、
興味のある方はそちらへどうそ！

※以下は、以前まで特典として掲載していた内容です。


【シブ大生特典】
1000円以上のお買いものすると
フィリピンのドライマンゴ（３０ｇ）を１袋プレゼントしてもらえます！


場所は表参道。シャネルやディオールというスーパーブランドが並ぶ大通り。
ここを一歩裏に入ると、水色の看板が目印の、可愛らしいお店があります。
私たなまりとＭＡＰ隊長中里が、この「ピープル・ツリー 表参道店」に
取材に伺ったのは9月の初め。
まだ外は暑いながらも、お店にはすでに秋を感じさせる洋服や雑貨がズラリ。
どれも丁寧に手作りされた、温もりを感じる品ばかりです。


見てるだけでもあったかい、手編みのニット小物たち。

カワイイお洋服もたくさん！

このお店に並んでいるモノたちは、フェアトレード商品。
“フェアトレード”とは、途上国の人々との公正な取引のこと。
仕事に対して適正な対価を支払うことで、自立を支援する活動です。
そんなの当たり前、と思うかもしれませんが、
実は、劣悪な環境で、安い賃金で働く人々は少なくないのが現状です。
「ピープル・ツリー」は、そんな“フェアトレード”のお店です。

表参道店店長の吉田庸子さんは、とっても明るい太陽のような女性。
なんと中学１年でアメリカにホームステイしたという
アクティブな性格の持ち主！さすがですね。

■英米文学→アジア文化
もともと英米文学に興味があった吉田さん。
アジアに興味を持つようになったきっかけは、意外にも大学進学。
希望していた英文科に入れず、少しでもそれに近いことを学べれば、と
思って入った国際関係学部。
しかしここで、予想に反してアジアの美術や歴史を学ぶことになります。
ですがここで出会った友人や先生が面白い人ばかり！

■途上国との出会い
大学２年生の時、インドネシアでの現地研修で、
初めて目にする途上国の貧富の差の激しさに、衝撃を受けます。
それと同時に、立ち寄ったレストランで見かけたカエル柄の食器にクギヅケになり
以来、エスニック雑貨ファンに。

■ハタチの夏
次の転機は大学３年生、ハタチの夏。
親の勧めで行った、フィリピンの植林ボランティア。
ここで出会った同世代の仲間たちが皆、志の高い人ばかり！
また、物質的に貧しくても
キラキラしている現地の人々の姿にも心を打たれました。
この経験から、真剣に、国際協力の道を考えるようになります。

■模索の時代
しかし、当時のＮＰＯには新卒採用はなく、英語もペラペラじゃないとダメ。
悩んだ末、オーストラリアへ旅立ち、
現地の田舎町の小学校で日本語教師を１年間勤めます。
その時に、スーパーマーケットに並ぶフェアトレード食品に気付いたのが、
この道に進むきっかけ。
“国際協力”というと、途上国に学校を建てたり、植林したり、井戸を掘ったり…。
でもそれは本当に、現地の人々の未来に繋がるのだろうか？
そんな疑問を持っていた吉田さんの気持ちに、“フェアトレード”はぴったり来たのでした。

■ピープル・ツリーとの出会い
そして出会った「ピープル・ツリー」。フェアトレードがまだ普及していなかった当時、
ピープル・ツリーの可愛い服や雑貨は、とても魅力的に映りました。
“お客さん”から“ショップスタッフ”を経て、現在、“表参道店店長”に至ります。
何かを作るだけの国際協力に疑問を感じていた吉田さん。
そんな違和感の部分に一つの答を出してくれたのが“フェアトレード”でした。

それは“未来が見える”こと。
現地の人に仕事を提供することによって、
例えば、その人の子供が学校に行けるようにだってなるのです。
そんな夢いっぱいの吉田さん。
学びの機会を与えてくれたご両親には、とても感謝しているそうです。


最後に、【今日の名言】。
「２０代は、迷ったモン勝ち！」
たくさんの経験を経てここにたどり着いた吉田さんのこの言葉は、
道に迷っている今の私に、自信を与えてくれました。

こんな素敵な店長さんがいる「ピープル・ツリー 表参道店」。
皆さんもぜひ、会いに行かれてはいかがでしょうか？


笑顔がステキなスタッフの皆さん。中央が店長の吉田庸子さん。


表参道店名物、壁面サイン！！何が書いてあるか、ぜひ見に来てください。


【特典を受けたい方は】
口頭で「シブヤ大学の学生です。」とお店の人に伝えて頂くか、もしくはこのページをプリントアウトして頂き、お店へ直接ご持参ください。


取材：田中万里子（テキスト、写真）、中里希　※取材日：2010年9月5日　写真撮影：10月3日 【カテゴリー：表参道・装う】