シブヤ大学

学生特典があるお店 詳細

Societa~宇田川町の隠れ家、ネオビストロ~

Societa~宇田川町の隠れ家、ネオビストロ~

住所:渋谷区宇田川町6-11 原宿パークマンション1F F号
TEL:03-5728-7920
営業時間:
ランチ 12:00~15:00
ディナー 17:00~24:00(LOの22時)
定休日:日曜

学生特典:
※以下は、特典として掲載していた内容です。

・ 季節のフレーバーワインを1杯サービスしてもらえます。
(17時〜ラストオーダーまで。他のメニューもご注文いただいた方に限ります)
・実家から届いた食材や、お歳暮でもらったものなど、家に余っている食材を持参すると、その材料を活かして、その時の気分に合わせた料理を作ってくれる。
※加工に時間がかかるものはご遠慮ください。

Societaさんは、閉店されました。

NHK前にひっそりとお店を構えるSocietaは席数10席ほどの小さなビストロ。 店内は重厚感のある落ち着いた雰囲気。そこでは、オーナーの寒田ルアさんによるおいしい料理とお酒が楽しめます。 オーナーの寒田ルアさん Societaを一言で表すと「ネオビストロ」。 ビストロとは気軽に利用できるカジュアルなフレンチという意味としてよく使われますが、 ルアさんは元々、関西出身。小さいころから、出汁をベースに味つけしていく関西料理に慣れ親しんできました。 お店を開店して9カ月とちょっと、自分の食の原点である関西料理と得意のフレンチをどうミックスしていくか?  を日々考え、メニューを改良しているんだそうです。 「本当は、関西料理にフレンチのエッセンスを足していくニュアンスの料理を出しているんですが、 それを表す言葉がないので、“ネオビストロ”と呼んでいるんです。」 なるほど、メニューを見てみると「茄子の焼きびたしメルロー風味、京風ピクルス」など関西風のものが多いのもうなずけます。 「日本には四季があって、季節によって新鮮なもの、おいしいものが変わってきますよね。 “自分がおいしいと感じるものを常に出す”ということを意識すると、料理に季節ごとに旬のものを使うことになるのは自然なことなんです。」 こんな何気ない言葉からもルアさんの料理に対する心構えが感じられます。 左 ランチメニュー盛り合わせプレート(スモークサーモンハーブクリームソース・牛すじワイン煮・京風ピクルス・ジェノベーゼのブルスケッタ) 右 カフェラテ ” お店の客層は30代~50代が中心。しかし若い人にも、もっときてほしいとルアさんは語ります。それはなぜなのでしょうか? 「僕が若い時は、“何かやりたい奴はとりあえず飲みに行け”というのが当たり前だった気がします。 というのも、今はmixiやオンラインゲームなどで自分の居場所やコミュニティを見つけられると言いますよね。 でもそれは、はじめから趣向が似ている人との居心地の良い空間になりがちです。 でも、リアルなお店はもっとニュートラルな場で、趣向も世代も違ったお客さん同士が出会えるんです。 それって面白くありませんか? 普段、交わることのない人との会話から新しい価値観を学んだりできて。 だから、20代前半はよく新しいお店に飲みに行きましたね。ちょっと背のびしてでも勉強になったから。 今は、そういう場を自分のお店で作っていきたいんですよね。店名もそうでSocietaはイタリア語で「社交」という意味。 お店とお客さん、お客さん同士とが自然と化学反応をおこせるような「社交場」を作っていきたいという思いから名付けました。 プラスアルファ、その場をもっと楽しむツールとして、おいしい料理と、おいしい飲み物、楽しい会話を提供できたらと思っているんです。」 左 店内はアンティーク調 右 季節のフレーバーワイン 店名のSocietaは、ルアさん自身の体験に基づく実感から考え出された名前だったんですね。 実際に、こんな面白い社交の形もあったそうです。 開店以来の常連さんの方から「今度、仲間とキス釣りに行くから、獲れたキスを使って料理作ってよ。」と言われ、ルアさんもそんなに釣れないだろうと思いながら「いいですよ」と答えていたところ、後日、そのお客さんが40匹くらいキスを釣って、お店に持ってきたんだそうです。 「まさか、そんなに多く釣れると思わないじゃないですか!? さすがに40匹をてんぷらだけで食べさせるわけにはいかないから、常連さんのキス釣り仲間たちにキスを使ったフルコースをふるまいました。こういった機会がなければ、キスという食材についてこんなにも考えることはなかった。いい勉強をさせてもらいました。」 そして、そのお客さんはその一件の後も、ときどき自分が食べたいものをルアさんにリクエストするんだそう。 「このリクエストには、どう切り返してくるか?」をそのお客さん自身、面白がってくれているんだとか。 「もっとお客さんにわがままになってほしい」と語るルアさんには、お客さんから要望に応えることによって自分を高めていきたい、 お店を面白くしていきたいという思いから出てくる、重みのある言葉のように感じました。 ぜひ、Societaでルアさんと話しながらの自分だけのオリジナルな夜を演出してみてください。    【特典を受けたい方は】 口頭で「シブヤ大学の学生です。」とお店の人に伝えて頂くか、もしくはこのページをプリントアウトして頂き、お店へ直接ご持参ください。 (取材・撮影:関根悠二 ※取材日:2009年9月15日) 【カテゴリー:渋谷・食べる】