授業詳細

[ 防災 ]トーキョー・マグニチュード7.3
〜東京都の被害想定から“首都直下地震”をリテラシーする〜

日時 : 2012年9月15日(土)14:00〜16:00
教室 : Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/
先生 : 中林 一樹 [ 明治大学 政治経済学研究科・危機管理研究センター特任教授/ 首都大学東京 名誉教授 ]

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参加費 : 無料 定員 : 100名 参加対象 : どなたでも。

【申し込み方法】上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。

【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。

【当日の持ち物】筆記用具

※1:本授業の抽選は2012年9月6日(木)に行います。(抽選予約受付は9月5日(水)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、
   2012年9月13日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。

レポートUP

今年の4月18日、東京都は6年ぶりに「首都直下地震の被害想定」を改訂しました。報告書のページ数は400頁以上。素人の私たちには、それを読み解くことは現実的ではありません。そこで今回、この首都直下地震の被害想定を「正しく読み解く」ことを目的とした授業を行いたいと思います。

実は「首都直下地震」と言っても、特定の地震モデルが想定されているわけではありません。想定マグニチュード(M)もさまざまで、M6台のものもあれば、M8以上のものも存在しえます。たとえば、その中でも被害が最大となる『東京湾北部地震』はマグニチュードを「7.3」に設定して被害を想定しています。これは、『阪神・淡路大震災』と同じ規模です。しかし、建物の全壊・全焼の被害予想は首都圏全体で「約85万棟」で、阪神・淡路大震災(約11万棟)の約8倍となっています。想像を絶する津波被害を及ぼした『東日本大震災』はマグニチュードが9.0なのに建物の被害数では約13万棟なのです。これは一体、どういうことなのでしょうか?

今回の講座では、この被害想定の策定メンバーである、中林一樹先生をお迎えして、東京湾北部地震など首都直下地震には多様な地震モデルがあることや、「誤った“帰宅困難者”の意味」など、被害想定を読み解く手がかりを教えていただき、「あなたが被災者になる可能性」と「あなたが取り組まなければ誰も取り組んでくれない対策」を自分で考えるための、「防災を自分事化する」ヒントを一緒に考えていきたいと思います。

私たちは、地震や台風などを止めることはできません。
でも、被害を「減らす」ことならできるのです。
「あなたが被災者」にならないための取り組みは、誰もしてくれません。
「自分」でやるしかないのです。

これらは、中林先生が著書に記した言葉。
正しく恐れて、正しく備えるための、シブヤ大学・防災連続講座の第一弾です。


(授業コーディネーター 伊藤剛)
※本講座は、シブヤ大学理事の伊藤剛による新たな防災の取り組み『プロジェクトB』から生まれた連続講座です。このプロジェクトは、単なる自然現象でしかない「津波=TSUNAMI」ではなく、日本が誇る災害対策の知恵「防災」をより向上させていくことで「防災=BOSAI」を国際語にすることを目指した取り組みです。

中林 一樹明治大学 政治経済学研究科・危機管理研究センター特任教授/ 首都大学東京 名誉教授

【専門分野】
都市防災学、災害復興学、都市計画学
1976年の「酒田大火」の被害調査の機会を得た時の衝撃が、都市防災研究・都市復興研究を始めるきっかけである。平時のまちづくりを通して、如何に災害に強いまちづくりを進めるのか、地域を継続し、災害から如何に復興するのか、をテーマに、近年は、東京都と連携して「都市復興図上訓練」および、練馬区、葛飾区、豊島区、八王子市などで「震災復興まちづくり訓練」の手法開発と実践指導、区市の「震災復興マニュアル」の策定支援など、「事前復興」の実践的研究を進めている。東日本大震災では、南三陸町の復興計画策定委員とともに、一般社団法人『南三陸福興まちづくり機構』副代表として地域住民、行政とともに、復興に取り組んでいる。
工学博士(東京都立大学1988)

【社会活動等】
現在、災害復興学会(副会長)、地域安全学会・自治体危機管理学会(理事)のほか都市計画学会・建築学会などで東日本大震災復興支援関連活動にも関わっている。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員会委員・内閣府首都直下地震検討WG委員などの他、東京都火災予防審議会地震部会長、東京都国民保護協議会委員、東京都防災会議地震部会副委員長、東京都震災復興検討会議座長、東京都公園審議会委員、葛飾・台東区・多摩市都市計画審議会会長など多数。
平成21年度防災功労者表彰(防災担当大臣表彰)、平成24年度兵庫県防災功労表彰、他

【著書等】
『地震大国の防災を考える~想定を超える大震災に備えて~』自由国民社(共著2012)
『大地震―あなたの命を守る-東京危険度マップ』(改訂版・監修)朝日出版社(2012)
『あなたの都市に地震が来たらどうしますか?』マガジンハウス(2011)など。その他、多数。

今回の教室 :
「Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/」

東京都渋谷区渋谷2・21・1・8F
電話:03-5468-5892
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。

最寄駅:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。東急東横線、JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結。

<連絡先>
シブヤ大学事務局  
03-3479-4285(10:00〜18:00)
070-5563-8840(授業当日のみ)
info@shibuya-univ.net

2012年4月26日に渋谷駅前に新しく開業した複合タワー『Shibuya Hikarie』の8Fにあるクリエイティブスペース「8/(はち)」。そのフロアの中心に位置するコミュニティスペース「コート」は、グリーンカーペットが印象的な、気持ちのよい空間です。作り手と使い手、個人と社会、地域と東京など、この場所を通じて世界とのつながりをつくるための広場です。