みんなの図工室14
～伝統の技に学ぶ 竹の角物トレーづくり～

図工室って、何かを作るところですね。そして、なんだかいい響き。

図工室はいつもの教室とちがった特別な場所のような気がします。いろいろな道具が置いてあったり、
大きな机を囲むように座って、みんなの顔が良く見えたりして、なぜか、楽しい、ワクワクするような、
ある時はちょっと一息つける場だったりします。

作ったり、描いたり、直したり、を楽しむ授業がシリーズ「みんなの図工室」です。　

5月「みんなの図工室」は、角物トレーづくりです。「角物」とは、四角形で、胴、フタ、持ち手、と別々に組み上げる入れ物づくりの方法で、薄く削いだ竹を火曲げという特殊技法を用いて作られたものです。角物は明治以前に兵庫県有馬地方から大分県別府に技術が移り、別府籠として始まりました。大分県は真竹の生産量が日本一で、また良質な竹が採れる所でもあり、竹工、竹芸の中でも丈夫な道具として作られた角物は、戦前、戦中、戦後と変わることなく生産され、数多くの角物師（角物専門の職人）もいました。

今回の授業は、伝統の技を受け継ぎ、角物を中心に、暮らしの中で自分たちが使いたいと思うものを真竹を使い作っている、おじろ角物店の小代 正さん、美穂さんを先生にお招きし、竹のパーツを組み上げてつくる、角物トレーづくりを学びます。材料は、大分産の真竹を使い、工房で組み上げる部材に仕上げたものを持ち込んでいただきます。仕上がりサイズは、15ｃｍ×20ｃｍ×7ｃｍ（高さ） で、カードや文房具などを入れるのに良さそう！新緑の季節にふさわしいワークショップになりそうですね。


初めてのかたでも気軽にご参加いただけます。


【授業の流れ】
13：45　　受付開始
14：00　　はじめに～
14：05　　先生から、角物について
　　　　　　作り方を説明
　　　　　　たのしくおしゃべりしながら、角物づくり
　　　　　　完成～何に使いますか？
16：50　　ふりかえり～記念撮影
17：00　　終了

（授業コーディネーター　佐藤隆俊）


【注意事項】
※材料費として、おひとり3,000円を頂戴いたします。
※汚れても良い服装でいらしてください。（あればエプロンなどをお持ち下さい。）


本授業は、シブヤ大学と西武渋谷店 サンイデー渋谷とのコラボレーション企画から生まれました。



■株式会社そごう・西武　西武渋谷店



1968年にオープンした西武渋谷店は、
流行と文化の発信地として常に時代に共感しながら「シブヤスタイル」を提案する百貨店です。
さまざまなお客様のご要望にお答えするために、
深い商品知識を持つ「専門販売員」を売場に配置しています。
また、お体の不自由なお客さまのお買い物のサポートを目的とした
「ハートフルアドバイザー」を置くなど、百貨店らしさに加え、一人ひとりの生活スタイルに答え、
地域にも根ざしたサービスをお客さまに提供することで、
豊かな暮らしの創造に貢献していくことを目指しています。