タップダンスのこと。

『タップダンス』を観たことがありますか？
それは、どんなダンスでしたか？
もしかしたら、ミュージカルや映画のワンシーンといった、「ショウの一部」としてのタップダンスの印象が強いのではないでしょうか？
映像の中で見るような、音楽に合わせてソロで踊ったり、群舞で魅せるタップダンスは華やかで迫力があり、所謂タップダンスの醍醐味かもしれません。
しかし、そのタップダンスの姿は誕生から時を経て「ショウビジネス」用に形を変えてできあがったもので、元を辿ればまた違った一面があります。
それは、即興的で、感情が溢れ出てくるようなTAP。

そもそも、タップダンスはアメリカでジャズやブルースなどの音楽と同時期に同じようにして生まれました。さらに歴史を遡れば、アフリカの大地を踏み鳴らすアフリカ民族の踊りがルーツだとも言われています。
リズムは世界共通の言語と言われますが、タップダンスも同じ。会話を楽しむように踊り、各々のStepを見せあい、それが自己表現やコミュニケーション手段になり得るダンスだと言えます。

授業では、そんな意外と知られていないルーツに近づいたタップダンスをみなさんに体験していただきます。何も難しいことはありません。ステップなど全く知らなくても大丈夫。“踏む”という原始的な動きで、十分に楽しめるはずです。
また、実技だけではなく、タップダンスの映像、デモンストレーションなども加えて、タップダンスの全体の姿をお伝えします。

自分の体を使ってリズムをつくり、自分を表現する楽しさ、互いにコミュニケーションをとる喜びを感じることができるはずです。

TAKAより

（授業コーディネーター：嘉村真由美）

【注意事項】
授業では実際にタップのステップを踏んでみます。履き慣れた上履き（革靴でなくとも構いません）をご持参ください。また、動きやすい服装でお越し下さい。