シブヤ大学

青をさがして

10:30-12:00
  • ケアコミュニティ・美竹の丘
  • 中島 由美 [戸栗美術館キュレーター]
参加費
無料
定員
20名
参加対象
やきものに興味がある方。

当日の持ち物
筆記用具を必ずお持ち下さい。
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は10月6日(月)に行います。(抽選予約受付は10月5日(日)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、10月16(木)0時まで先着順でお申し込みを
受付いたします。
みなさんの食卓には、どんな色の器が並んでいますか?

東洋を代表する焼き物の一つに「青磁」がありますが、これは紀元前に中国で始まり、近世に至るまで焼かれ続けたものです。「秘色」とも記される、かわせみのような中国の青磁は、各国にもたらされ、これを目指してその土地土地の青磁が作られていきました。
「青磁」は、文字通り青い焼き物、と思ったら様子は違います。実はその色はさまざま。
黄緑、濃緑、水色、青、中には米色青磁と呼ばれる玄米色をしたものもあります。これらがなぜ「青磁」という一言で語られるのでしょうか?

また、青い文様を描いた「染付」も、東洋を代表する焼き物です。
これは14世紀に中国で誕生して以来、世界の東西を問わず人気を博し、収集され、模倣されてきました。濃厚な青い顔料は、もともとイスラム陶器に存在していたもので、これを中国の白い磁器の上に使って、逆にイスラム教圏に輸出されていきます。鮮やかな青と白のコントラストは、ヨーロッパでも「ブルー&ホワイト」として愛されてきたもの。この青はコバルトを含む鉱石を使った青料で、安定した青を発色しますが、原産地、精製法、焼成法などの条件で色合いは微妙に変化します。
こうした染付を、世界各地の人々は、どのような思いで受け止めたのでしょう?

「青磁」と「染付」。
ふたつの青い焼き物を、背景となる歴史、陶磁器の進歩、発色の科学などから考えます。
青を巡る、焼き物の旅です。

(授業コーディネーター:嘉村真由美)

先生

[ 戸栗美術館キュレーター ]

中島 由美

東京芸術大学大学院美術研究科修了(保存科学専攻)。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て現在、戸栗美術館評議員・学芸員。執筆、カルチャースクール講師等の活動を行う。著書「古伊万里との対話」「古伊万里からくさ美術館」監修「週刊やきものを楽しむ」他。

教室

ケアコミュニティ・美竹の丘

渋谷1丁目の旧渋谷小学校跡地に建設された。全室個室の特別養護老人ホームを中心とし、ケアコミュニティ施設、保育園、介護予防施設などからなる複合施設。渋谷区の地域住民の文化および交流活動の中核として、既存のケアコミュニティ・美竹の丘を拡充整備した施設。多目的ホール、会議室、レクリエーションホール、集会室、クラブ室、和室などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
*スロープ、エレベーター、点字タイル設置

所在地
渋谷区渋谷1-18-9
電話:03-3486-4594
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、シブヤ大学:03-3479-4285までお尋ねください。)
最寄り駅:JR山手線・東京メトロ・東急東横線・京王線渋谷駅 下車 徒歩10分
<注意事項>
ケアコミュニティ・原宿の丘ではありません。


<当日の連絡先について>
電話:070-5563-8840
(※注)
場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。