シブヤ大学

1限目:「社会と個人」の未来を考えよう

10:40-12:10
  • 聖心女子大学
  • 望月 優大 [ライター/ニッポン複雑紀行編集長]
参加費
無料
定員
30名
参加対象
「社会」と関われている実感がないと感じる方、考えるためのきっかけがほしいと思う方

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※1:本授業は2018年9月1日(土)10時より先着受付です。 
※2:定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2018年9月28日(金)10時まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。 
※3:授業開始の15分前までに、食堂に設置する「シブヤ大学 総合受付」にて受付をお済ませください。15分前までに受付が済んでいない場合は自動キャンセルとさせていただき、当日席として解放しますので、時間に余裕を持ってお越しください。なお、受付から教室までは5分程度をみていただければと思います。受付時間は10:00〜です。 
※4:当日、聖心女子大学では通常の講義や試験が行われる予定です。大声を出したり、シブヤ大学以外の教室へ入ることは、絶対にしないでください。キャンパス内を歩く際は、受付でお渡しする入場パスを必ず身につけてください。当日は警備を強化しており、パスを付けていない場合はお声がけさせていただくことがあります。ご協力お願い致します。
※5:託児(1歳以上の未就学児)をご希望の方は、お名前、申込された授業名、ご連絡先、お子様のお名前と年齢を明記の上、シブヤ大学事務局 までメール info@shibuya-univ.net にてご連絡ください。【託児の申込は9月16日(日)まで】

こんにちは、授業コーディネーターの青木優莉です。

この授業のテーマは、「社会と個人」です。
それぞれの言葉を辞書で調べると、 個人とは、“国家や社会、ある集団に対して、それを構成する個々の人々”、社会とは、“人が集まって生活を営む、その集団”と書かれています。

“毎日会社で働いているのに、「社会」と関われている実感が持てない”

これが、社会人として働き始めた20代前半の私自身が漠然と感じていたモヤモヤでした。 目の前の仕事に追われ、会社と電車と家の往復を繰り返し、自分の意見を言えず、ただ黙々と機械のように組織人として仕事に取り組む。「私は一体何なんだろう…」ふと、そう感じた時の気持ちは、今も覚えています。

「自分の人生をどうするか」という私「個人」のことについては、仕事や家庭などさまざまな視点から自分なりに意思決定をし、ここまで何とかやってきました。しかし、自分もその構成員であるはずの「社会」についてはどうだろう。

「インターネットがあって世界中の人とつながれる」
「新しい世代は社会に対する関心が高い」

私(1992年生まれ)の世代はそんな風に言われることもありますが、この私が実際に見ている世界や情報は日々の生活に関わるとても小さな範囲に限られているようにも思います。

その小さな範囲の外側にも「社会」が広がっているのだとしたら、私は日々の忙しさにかまけて「社会」について考えることから逃げているのかもしれません。「社会」について話しているときも、実はどこかで見た誰かの意見を鵜呑みにしてしまっているようでいささか不安な気持ちにもなるのです。

SNSなどを見れば、日々大量の情報が氾濫し、本当に「考えた」末の発言なのかよくわからない言葉の群れが、結果として誰かを深く傷つけたり、同時に多くの人たちをうんざりと無関心にさせているのではないかとも思えてきます。

「自分の意見」とは何か? 「考える」とは何か? 「社会」についてちっぽけな「個人」が考えることに一体何の意味があるのか? 逆に、考え“ない”ことでどんな問題があるのか?

この授業の先生は、ライターで、日本の移民事情をテーマにしたウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」の編集長でもある望月優大さん。 経済産業省、Google、スマートニュースなど、様々な業界での仕事を経たのちに、現在はライターとして独立し、移民・難民問題や、貧困、教育などさまざまな社会課題を捉えて、発信を続けています。


私が生まれた地球には、私の属する場所がない。ロヒンギャ青年の証言 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55673


親にも彼氏にも言えない。新宿の深夜薬局、カウンター越しの小さな物語
https://bamp.is/serial/tsukurou01.html

私たち一人ひとりの「個人」は、この「社会」の問題や未来についてどのように向き合い、どのように「考えて」いけばいいのか?そもそも考えるべき「社会」とは何か?そこには「家庭」や「会社」のようなものまで含まれるのか?考えるためのきっかけや時間はどんな風に作っていけばいいのか?

この授業では、自身のキャリアを変化させながら、様々な形で自分なりのテーマを見つけ、「社会」と関わる活動を実践してきた望月さんと、生徒の皆さん、みんなで考えていきます。皆さん一人ひとりが自分自身の個人的な体験を振り返る時間も設ける予定です。

この告知文を読んで「私もそうかもしれない」とドキリとした方、あるいは一人の「個人」、一人の大人として、これから「社会」との関わりをどうつくっていけば良いかについての指針を得たいと感じている方、ぜひ、授業会場でお待ちしています。 

(授業コーディネーター:青木優莉)


【授業の流れ】(予定)
・「個人」と「社会」を取り巻く状況
・望月さんにとっての「社会」の関わり方
・それぞれにとっての「社会」の関わり方を振り返ろう(グループワーク)
・クロージング/記念撮影

※ 授業後、アンケートのご記入にご協力をお願いいたします

先生

[ ライター/ニッポン複雑紀行編集長 ]

望月 優大

ライター・編集者。日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長。経済産業省、Google、スマートニュースなどを経て独立。株式会社コモンセンス代表取締役。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。1985年生まれ。Twitter @hirokim21

教室

聖心女子大学

<連絡先> シブヤ大学事務局
03-3479-4285(11:00〜18:00)
070-5563-8840(授業当日のみ)
info@shibuya-univ.net


聖心女子大学のキャンパスは広尾という東京の真ん中に位置する場所にあります。六本木・原宿・恵比寿など日本の先進文化の発信地とも言える場所に徒歩圏で、東京・新宿・渋谷・品川・上野・池袋といった、東京の全てのターミナル駅に30分圏内という抜群のフットワークです。聖心女子大学はワンキャンパスですので、全ての学生が四年間をこのキャンパスで過ごします。
広尾という場所は、有栖川宮記念公園や旧白金御料地といった都心とは思えない緑豊かな場所に隣接しており、かつ都立中央図書館や各国の大使館が点在するインターナショナルな雰囲気に包まれた知の中心地でもあります。
聖心女子大学のキャンパスは小高い丘の上に位置し、伸びやかな空間と、都心とは思えないほど四季折々の自然の移りかわりを感じさせる緑に囲まれています。一歩足を踏み入れると、先進的な建物群や設備と伝統を感じさせる建物群とが、美しいコントラストを見せてくれます。

所在地
東京都渋谷区広尾4-3-1
※授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。

・東京メトロ日比谷線「広尾駅」(2番「天現寺橋(聖心女子大学)方面」出口)下車  広尾商店街(散歩通り)を通り 約3分
・JR渋谷駅東口または恵比寿駅より都バス 「日赤医療センター前」行 終点「日赤医療センター前」下車 約3分
・JR品川駅より都バス「新宿駅西口」行 「広尾橋」下車 約4分
・JR目黒駅より都バス「千駄ヶ谷駅」、「新橋駅」行 「広尾橋」下車 約4分