授業詳細

[ 旅する学部 ]人に会いに行く旅をしよう。@奈良県 奈良市
〜「日本古来から伝わる薬草の新たな展開」「山フェスで森開き!林業のこれから」「奈良ならでは!のビールを生み出す」ほか〜

日時 : 2016年2月27日(土)7:30〜2016年2月28日(日)19:00
教室 : 奈良県 奈良市

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参加費 : 16,500円 定員 : 30名 参加対象 : 社会人・学生の方ならどなたでも。

【申し込み方法】右(スマートフォンは下)の[申込む]ボタンをクリックすると申込ページ(外部サイト)に移動しますので、リンク先の[チケットを申し込む]ボタンよりチケットをお求めください。
※抽選後の欠員募集にてお申込みされた方は、申し訳ありませんがマイページに反映されません。

・申込は先着順で、2月25日(木)10:00までの受付となりますが、満席となり次第、締め切ります。
・満席状況は本ページではなく、申込ページ(外部サイト)よりご確認ください。
※同じ方が同じ授業に2回申込は出来ません。1回のお申込につき、1名様の受付となりますのでご了承ください。

【当日の持ち物】着替え・寝間着・タオル・歯ブラシ・洗面具・お風呂セットなど旅行に各自必要なもの、防寒着、雨具、筆記用具、デジタルカメラ(スマートフォンでも構いません)。

・本授業は、2016年2月27日(土)〜2月28日(日)の1泊2日のツアーです。
 東京⇔奈良駅間は新幹線〜電車で移動し、奈良ではバス移動となります。
・宿泊費、飲食費(1日目:昼食・夕食〜懇親会 / 2日目:朝食・昼食)、体験料、印刷費、郵送費、決済手数料として、実費【¥16,500】を事前決済いただきます。
・本授業は旅行業法上、有限会社リボーン(東京都知事登録旅行業第2-4850号 / 新宿区新宿2-2-1−1203)の旅行企画・実施となります。
・ご入金後のキャンセルはマイページからは受付できかねます。必ず直接ご連絡ください。詳細は本文をご参照ください。

レポートUP



日本各地、そこの土地に暮らし働くことを選んだ”人”に会いに行く旅


自然、まちなか、歴史、文化、食べもの、お酒、暮らし、、
もちろん、そのものだけでも楽しめるけど、地元の誰かと一緒だともっと面白い。
ただの旅行じゃ見えてこない、その土地・その人ならではの、日常や仕事も見てみたい。

観光ガイドやスマホじゃなくて、その土地の人と紡ぐローカルな旅。
今回は、奈良に会いに行きます。

東京からの往復交通費は委託事業の予算から負担します!
よかったら一緒にどうですか?

※本プログラムは、地域の中小企業の仕事に触れる機会づくりとして、
  中小企業庁委託事業「平成27年度UIJターン人材拠点事業」として実施しております。


日本古来から伝わる薬草の新たな展開:保科政秀さん(有限会社ポニーの里ファーム)


奈良といえば、大仏、鹿、寺、古墳! 膨大な歴史資源があります。これらをオリジナリティ溢れる活かし方で「これからの新たな奈良」を打ち出そうとされている方がたくさんいます。今回はそんなひとり、ポニーの里ファームの保科政秀さんに会いに行きます。
保科さんとポニーの里の最初の出会いは、会社のある奈良県高取町に大学院の研究で訪れたこと。当時は高取町のイベントの企画運営に携わり、町の多くの人に支えられたと言います。その後一度就職しましたが高取町から離れたことが寂しく、またその地域での後継者問題も出てきた折に「人が居ないなら、自分がやるしかない」と戻ってきて就職。
「気づいてしまった者の責任ですよね」と笑いながら語る保科さんは、「何をしたいか」より、「誰とやりたいか」、「誰の為にやるか」に意識を置くからこそ、目の前にある資源やチャンスに次々と挑戦されています。
その挑戦のひとつに「大和当帰(とうき)」という薬草を使ったビジネスがあります。当帰は「当に(まさに)帰る」という意味で、病弱な女性が服用すると元気になったことが由来のひとつ。肩こりや腰痛、冷え性、婦人科の症状に効くとされています。奈良は古代から薬用植物の栽培が盛んだったこと、また奈良県からの声がけもあり、大和当帰の生産、商品化の取り組みが始まりました。
『「まずやってみるか」から始まりましたが続けることでなんとかなります』と保科さんは語ります。小さくともチャンスだと思ったことにどんどんと着手、継続する中で、広がっていった大和当帰の生産・商品化。今回のツアーではそんな仕事を覗きに行きましょう。当日は当帰の葉を使った漢方薬の製作工程を体験しながら、今感じている小さなビジネスチャンスを伺います。(漢方薬の制作行程はあくまで体験であり、治療を目的としたものではありません)



山フェスで森開き!林業のこれから:谷茂則さん(谷林業株式会社 取締役)


林業従事者には「山持」すなわち所有者と、「山守」すなわち管理者の、大きく2つの立場があります。
「でもね、林業従事者だけで山づくりが出来るわけでもないから。」ととてもラフに語るのは谷茂則さん。谷さんが代表を務める谷林業株式会社は、中近世から大和国王寺村(現在の王寺町)で地主として土地の集積を行ってきた谷家がルーツ。「吉野の五大林業家」のひとつに数えられる、今でも奈良県内6市町村にわたり1500haもの森林を保有する森林管理業者です。
代々林業に携わる谷さんは、自分たち以外にも林業に関わる人を増やしたいと、放置されていた里山「陽楽の森」を会場として「休日うら山フェスティバル・チャイムの鳴る森」を開催しました。
イベントの企画運営は、陽楽の森に隣接するカフェ「ナナツモリ」のオーナーであり写真家の田村広司さんと共同で実施しました。谷さんと田村さんは、森という場を通して林業従事者だけでなく「木」に携わる仕事を幅広く触れる機会を創りたいと多くのコンテンツを企画。例えば、森の中でのアート作品の展示、クラフトマーケット、そして林業ショーや木登りワークショップなど。結果、イベント参加者は2日間で約4000人にものぼりました。
今回の旅ではイベントが開催された陽楽の森でお昼ごはんを食べながらこれからの森林と人、木と人との関わり方、仕事のあり方を思い描いてみましょう。



奈良ならでは!のビールを生み出す:イチハシケンさん(Golden Rabbit Beer 代表)


平城京への遷都から2010年(平成22年)で1300周年を迎えることを記念して開催された「平城遷都1300年祭」には、通年の奈良観光客数に加えて2000万人が訪れたと言います。1年を通して行われていた遷都祭ですが、夏の暑い日、奈良所縁のビールがどこにも見当たらないことに疑問と、そのもったいなさを感じ、ビールでの起業に乗り出したのがイチハシケンさんです。
イチハシさんは、奈良市主催の起業家事業にも参加しながら地ビールの製造を目指しました。しかしビール免許取得の条件や、酒造業界の古くからの常識が高い壁に。現在はファントムブルワリー(醸造所をもたない醸造)として、2015年12月7日に「奈良そらみつ」というビールを誕生させました。
“そらみつ”という名称や撫で兎、吉野の桜...。この生まれたばかりのビールのラベルには、奈良を象徴するキーワードやイラストが描かれています。
「奈良に根を張って生きていきたい」と言うイチハシさんの挑戦は始まったばかり。自らの疑問と直感から歩み出したビジネスが、最終的な目標に向かって一歩ずつ進む様子、またその先に広がる事業構想を、奈良そらみつビールを味わいながら伺い、地域らしさを活かした商品作りについて考えましょう。





その他のハイライト


他にも、新たな奈良を文化、観光、食など、さまざまな方面から築かれている方々が多くいます。例えば、奈良の春日大社周辺に広がる原生林を新たな切り口でツアーガイド事業を起こす杉山拓次さん、国内外の若手来訪者を奈良のおもてなしで迎えたいとゲストハウスを立ち上げた林雅志さん、奈良×クリエイターを繋ぐ「イントロデューサー」という独自の仕事を生み出し展開する藝育カフェSankakuの山本あつしさんなど。
また食のハイライトは「奈良は美味しいものがない」なんて風評もなんのその、大和野菜、大和肉鶏といった知る人ぞ知る美味があります。これらを使った料理を囲みながら、歴史を感じつつ新たな奈良を地元の方々と語りましょう。



旅の流れ(予定)


1日目:2016年2月27日(土)  ※食事:朝× → 昼◯(参加費内) → 夜◯(参加費内/お酒込み)

07:15〜07:30 受付開始(集合場所は東京駅構内、詳細はお申込後にお知らせします)
08:10 東京駅発(〜新幹線移動)
10:25 京都駅着(〜バス移動・バス内で、自己紹介、ガイダンス、地域の紹介)
12:00 陽楽の森着・キャンプファイヤー&昼食
13:00 陽楽の森散策
13:30【山フェスで森開き!林業のこれから】
    [ヒアリング] 谷林業株式会社 谷茂則さん・久住林業 久住一友さん
          カフェナナツモリオーナー・写真作家 田村広司さん
14:30 移動
15:30【日本古来から伝わる薬草の新たな展開 】
    [事業体験・ヒアリング] 有限会社ポニーの里ファーム 保科政秀さん
17:00 移動
18:00 宿「ならまちのゲストハウス」着
     〜 チェックイン
19:00 夕食(大和肉鶏・大和野菜を使った料理や、奈良で新たに生まれたビールなど)
     ~【奈良ならでは!のビールを生み出す】
       [ヒアリング] Golden Rabbit Beer イチハシケンさん
     ~ 懇親会(地域の方々も交えて)@蓺育カフェSankaku
21:00 移動・就寝


2日目:2016年2月28日(日)  ※食事:朝◯(参加費内) → 昼◯(参加費内) → 夜×

07:00 茶粥&おばんざいで朝食@日本料理おばな(ホテルサンルート奈良内)
    [食事・ヒアリング] 株式会社ホテルサンルート奈良 中野聖子さん
08:30 出発
09:00【鹿だけじゃない奈良公園の資源を探る(春日山・奈良公園を歩いて)】
    [事業体験・ヒアリング] インタープリター 杉山拓次さん・デザイン事務所 カミヒコーキ 北川ケイタさん
12:00 昼食(平宗 柿の葉寿司)
13:00 振り返りワークショップ
14:30 奈良発(〜バス移動)
16:36 京都駅発(〜新幹線移動)
18:53 東京駅着(予定)
    ※当日の交通事情等により、到着時間が変更となる場合があります。


なお、交通費を委託事業予算から負担するかわりに、この旅には”宿題”があります。
旅の後、今回の旅で”グッときたこと”について、写真1枚と400字程度の文章をお送りください。
地域の皆さんにフィードバックするとともに、
記念にご参加された皆さんにもフォトブックにしてお送りいたします。
また、いくつかはシブヤ大学Webサイト「旅する学部」特設ページに掲載させていただきます。



今回、会いに行く人々


・保科政秀さん(有限会社ポニーの里ファーム)
・谷茂則さん(谷林業株式会社)
・久住一友さん(久住林業)
・田村広司さん(カフェナナツモリ オーナー/写真作家)
・イチハシケンさん(Golden Rabbit Beer)
・山本あつしさん(ならそら/藝育カフェ Sankaku)
・北川ケイタさん(デザイン事務所 カミヒコーキ)
・中野聖子さん(株式会社ホテルサンルート奈良)
・杉山拓次さん(インタープリター)
・中島章さん(奈良移住計画)
・林雅志さん(Hostel sakaba)
・山本善徳さん(ヒューマンヘリテージ株式会社)   ...and more!!



(授業コーディネーター:西尾 陽平・春田 千尋・林 春野 / 企画監修:特定非営利活動法人ETIC.)




今回の教室 :
「奈良県 奈良市」

奈良時代に平城京が置かれた古都であり、シルクロードの終着点として天平文化が花開いた地として知られます。数々の貴重な文化財が創り出され国宝建造物数は日本最多、古事記、日本書紀、万葉集、風土記と国内最古の史書や歌集が編纂されるなど、日本文化を支える基盤を創り上げました。こうして「歴史ある古都」の側面も持つ奈良ですが、その歴史や伝統を現代のニーズに合わせて新たに芽吹く文化も持ち合わせています。そんな奈良には年間1400万人が国内外から訪れることからも裏付けられますが、文化遺産に合わせて新旧の行事が通年で開催されています。「歴史」と「新しさ」が共存し、賑わいだけでなく、訪れる人が心穏やかになる居場所が奈良には用意されています。