シブヤ大学

〝耳〟で映画を観よう!~若手監督4人のショートムービー~

15:45-18:00
  • UPLINK
  • 映画音声解説ゼミ ゼミ生
参加費
1,000円
定員
50名
参加対象
どなたでも/ショートムービーに興味のある人/映画監督のお話を聞きたい人/音声解説付きで映画を観てみたい人

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】開場および受付開始は15:30です。15:30〜15:45の間に受付をお済ませください。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業では、会場費としてお一人1,000円いただきます。(お釣りのないようにお願いします)
※2:参加者に視覚障害の方がいらっしゃることがあります。晴眼者(目が見える方)には誘導のお手伝いをお願いすることがあります。未経験でも問題ありません。スタッフがお教えします。
※3:本授業の抽選は2016年1月8日(金)に行います。 (抽選予約受付は1月7日(木)24時までとなります。)
※4:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2016年1月15日(金)10時まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。

映画を〝耳〟で観る?


私たちは映画の音声解説制作を通して様々なことを学ぼうという映画音声解説ゼミです。
「音声解説」とは、目の不自由な人が映画を観る時にどんな映像が映っているのかを説明するナレーションのことで、耳だけでも映画が楽しめる解説作りを目指しました。


ゼミについて


映画を鑑賞したいけど諦めている視覚障害者がいることが知られていない、
普段視覚障害の人と接点すらない、という人がほとんどのなかで、
「音声解説」が誰もが知る当たり前のものにしたい、と感じていた松田高加子が2007年にシブヤ大学の中で発足させたゼミです。発足以来、ゼミ生が制作した音声解説付きの上映会をシブヤ大学での授業として開催することをゴールにして1期ごとに新しいメンバーで活動をしてきました。
もちろん、メンバーには視覚障害のある人もまざっていて、そのメンバーが聞きやすいと感じる音声解説を目指して作ってきました。


今回の授業について


授業を開くのは第4期生。4人の若手監督のショートムービーを音声解説付きで上映するというゴールを目指して活動してきました。
ゲストに監督たちもお呼びして映画製作の裏話や自分の作品についた音声解説の感想などお聞きしようと思います。(制作したゼミ生は内心ヒヤヒヤ!)
音声解説は会場で貸し出すFMラジオで受信してイヤホンで聞いていただきます。ラジオを持参される方は88.5 MHzでお聞きいただけます。


第4期の上映会のポイント


・音声解説の原稿、ナレーション、録音全て自分たちで作業!
・監督たちも自分の映画の音声解説に何らかの形で関わってもらって作成!
・視覚障害のあるメンバーが点字で台本を作ってナレーターに挑戦!

上映の合間のトークでは、監督本人達のトークと併せてゼミ生たちの苦労話や、ナレーションを担当した視覚障害メンバーの話しなどを和気あいあいなムードで進めていきたいと思いますので、気楽にお越しください!

音声解説って何?な方も百聞は一見にしかずですよ!

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【授業内容】(予定)
4つのショートムービーの上映
上映の合間に4期生のトークと監督たちのトークを予定

「LIMIT」 瀬戸裕介監督
【あらすじ】 面接を受けに行こうとする男。突然の腹痛、トイレへ急ぐ。とあるビルに入りトイレを発見。が、目前には同じ状況の男がいた。タイムリミットが迫った2人の男のトイレ争奪戦が始まる。

「管材屋の唄」多胡由章監督
【あらすじ】
今津昇は41歳の大手商社サラリーマン。実家は昔ながらの管材屋を営んでいた(管材とは水や空気などの配管材料のこと)。そんなある日、昇の父親、浩平は67歳で死んだ。「ピンピン生きてコロリと死ぬ」の信条どおり、最後まで店に出て職人相手に商売をしていた。親孝行のひとつもしたことのなかった昇は、妻と相談し店を閉めて母親と同居を決意する。そのことを母親に打ち明けるが拒否される。就職と同時に家を出て、仕事に追われながらも、ようやく出世の道を掴んだ昇は、家のことも店のこともよくわからない自分にイライラしていた。そんな通夜の前日の晩、祭壇の前で仕事をしていた昇の前に、アルバムでしか見たことのない30代の頃の父親が現れた...。


「砂の上の男」村上智監督
【あらすじ】
とある刑務所の敷地内、特殊国有地と呼ばれる砂浜の清掃業務を任されている看守が防護服に身を包み砂浜の掃除をしていた。彼が掃除を終えたころ、同じ防護服に身を包んだ看守長が、今日刑の執行を迎える死刑囚3人を連れて砂浜にやって来る。その海の砂浜には、触れた者の命を奪う力があり、この刑務所ではその人知を超えた力を利用して死刑を行っていた...。

「いたいのいたいのとんでいけ」朴美和監督
【あらすじ】
まだ補助輪つきの自転車に乗っている小学校1年生の加奈が、両親の不仲を元どおりにしようと、ある行動に出るが...。 


(授業コーディネーター:松田高加子)

先生

映画音声解説ゼミ ゼミ生

石井絹香、石井ちほ、井上雄仁、内海貴弘、小口貴子、川田小百合、清田博子、小岩井玲江、竹内直人、田丸文恵、西田梓、平塚琴絵
朴美和(映画監督)、多胡由章(映画監督)、村上智(映画監督)、瀬戸裕介(映画監督)
SpecialThanks:小山田早苗(録音)
TributeTo:平重忠

教室

UPLINK

色々な種類の椅子が並べられた、リビングを少し大きくしたくらいの空間で、メッセージ性の強いドキュメンタリー映画や、UPLINKだからこそ観ることができるこだわりの作品が上映されています。上映後の監督や出演者の話を、間近で聞くことができるトークショーなど、映画を観るだけで終わらせない様々な企画も楽しみのひとつ。映画館「X」と併設された多国籍レストラン「Tabela」では、上映作品にちなんだ国のメニューを期間限定で味わうことができたり、多目的スペース「FACTORY」・展示スペース「GALLERY」では、作品と連動したワークショップやイベントも開催されています。 訪れる人の興味を様々な角度から引き出し、複雑で多様な文化を映画・アートというジャンルの枠を超え、融合させる。そうやって新しいものを生み出し続けるUPLINKは、渋谷のインディペンデントカルチャー発信基地です。

所在地
渋谷区宇田川町37-18 トツネビル
電話:03-6825-5502