選挙のココロエ。

「清き一票を！」。選挙と言えば、駅前演説に、ウグイス嬢と選挙カー。「社会を変える第一歩」と言われ、未来を決める大切なことだとは認識していても、「選挙制度」となると、いったいどれ位のことを知っているでしょうか？例えば、「ポスターは何枚貼るのか？」「選挙カーってどうやって手に入れるの？」「そもそも予算はいくら位かかるの？」。自分が主役で考えると、意外とわからないことだらけです。

今回は、話題のドキュメンタリー映画『選挙』（※）を通して、「選挙のしかた」について学びます。先生は、映画の主役となった“山さん”こと山内和彦さん。切手コイン商として普通に働いていた山さんは、突如立候補をしたものの、右も左も分からぬまま必死で選挙活動を行い、ついには市議会議員となりました。しかし、当初は街頭演説で「奥さん」と呼ぶのか「家内」と呼ぶのかの規則に迷い、「電柱にもおじき」を合言葉にするほどのド素人。素人として七転八倒したからこそ見えてきた、等身大の選挙の疑問点を解明していきます。もちろん、選挙の概要だけでなく、議員経験者として得た、支持者や政党との関係性や投票の意義などを“山さん”流に展開します。

もうすぐ参議院選挙。投票日を控えたこのタイミングに、ここで一度「選挙」というものを学んでみるのはいかがでしょうか？
　
（※）映画『選挙』の公式WEBサイト（授業を受ける前に予習を兼ねて、ご覧ください。）。