“世界観”が判れば見方が変わる!?　映画鑑賞＆制作術
～あるいは低予算映画の突破口にもなる“世界観”～

映画、見てますか？　楽しんでいますか？　
「あー面白かった！」という満足感が、映画鑑賞の何よりの醍醐味。
けれど、ときにはこう思うことだってあるのではないでしょうか。
「いいような気がするし共感もするけれど……それが何なのかが判らない」
すっきり気分で見終えたいし、より深く味わいたいのに。だから、考えてみたのです。「映画をもっと楽しみたい」人に役立つ授業をできないかしら？と。

キーワードは“世界観”。

映画でいうところの“世界観”は、一般的なそれとは少し違い、辞書を引いても載っていない。だから、実際に作っている人＝映画監督に聞いてみます。
ユニークな“世界観”を持つ作品もいくつか見ながら、その正体を探ってみましょう。

一方で。この“世界観”は、「映画作りたい」人にも勉強になるテーマです。

各種機材がアマチュアにも手に取りやすくなった今、「誰もが映画を撮れる（かもしれない！）」時代。今回の先生は、“世界観”を持つ低予算映画で映画の世界を変えられないか？　に取り組み始めた映画監督です。

「巨大資本と巨大メディアの後押しがあれば、映画の良し悪しよりもプロモーション戦略が大切になる。低予算映画で切り込んで行こうとする場合、もっとも大切なのが“世界観”だ」という彼に、当授業で映画制作の実情などもぜひ聞いてみてください。

純粋に鑑賞を楽しみたい人も、いつか撮りたいと企む人も。
目からウロコの映画授業になるといいなと願っています。


【授業の流れ】
15:00～　　　 受付開始
15:30～15:40　オリエン
15:40～16:50　講義Ⅰ　映画における“世界観”とは？　
16:50～17:00　休憩
17:00～18:00　講義Ⅱ　“世界観”を武器に、映画はどう作られる？
18:00～18:30　生徒間で感想共有後、質疑応答　
※授業の流れは、現状での予定となります。

（授業コーディネーター：松本典子）

【注意事項】
※1：当日、教室を提供してくださるカフェでのフリードリンクフィーとして参加費500円を頂戴します。
※2：以下の作品を事前に見ておられると、授業がより分かりやすいかもしれません。
　　　（宿題ではありませんし、見ないと理解できない授業ではありませんのでご安心下さい。）

参考作品：
　『ブレードランナー』　監督：リドリー・スコット
　『ファイト・クラブ』　監督：デビッド・フィンチャー
　『アメリカン・ビューティー』　監督：サム・メンデス
　『見えないほどの遠くの空を』　監督：榎本憲男　※6月11日（土）より劇場公開