植物の声に、耳をすませば ~植物からの声、試行篇~
暖冬と言われたこの冬を、植物たちは何をうわさしていたのでしょうか。連続授業第2回目はズバリ「植物の声を聞いてみる」です。本当に植物がしゃべるの?と始めは疑っていたのですが、その考えもこの授業を受けてすぐに覆されてしまいました。そう、植物たちもちゃんとしゃべっているんです。
今回の授業は、生徒の皆さんが自宅で育てている植物を持参するよう事前にアナウンスがありました。銅金博士のお話の後、いよいよ持ってきてもらった植物の声を聞いてみる実験の開始です。
ノートパソコンに取り付けられた小さな箱のような装置を植物につなげると画面には心電図のような波形が現れ、それとともに聞こえてきました、植物の声!! 例えるならSF映画に出てくる宇宙人の声といった感じでしょうか…。(実際は植物が出す電位変化を分かりやすくするためにつけた音なのだそう)銅金博士の予想を裏切って一番反応がよかったのはサボテンでした。
興味深かったのが、植物の置かれる環境や育て方によって植物がとてもおしゃべりだったり、逆に元気のない声だったりとその差が顕著に現れること。以前銅金博士が出演されたテレビ番組のカポックという観葉植物を使った実験では、①オフィスで育てたもの、②麻雀荘で育てたもの、③老人ホームで育てたものの3つに装置をつなげてそれぞれの声を聞いたのですが、圧倒的に③のカポックの声が大きいのです。老人ホームのカポックは、よく日の当たる部屋でおじいさんやおばあさんに声をかけてもらいながら世話をしてもらっていました。環境と育て方が①と②のカポックと大きく違う点だったのです。大事なのは植物たちへの愛情なのですね。(そしてさらに驚いたのは、VTRに出てくる銅金博士がとっても若かったこと!貴重な映像をありがとうございました。)
最後に、銅金博士から植物の声を聞くコツを教えていただきました。
『植物を自分と同じ高さに持ってくること』だそうです。例えば鉢植えの植物を育てているなら、足元ではなくテーブルの上に置いてみるとか、自分の目の高さに植物を置くことがポイントなのだそうです。
普段は何気なく通り過ぎてしまいがちですが、通勤・通学路や家の周りなど、私たちの身近には意外と緑が多いことに気がつきます。だんだんと暖かくなるこの季節、お花見に行ったり街を歩いたりする際に関心を持って植物たちを見てみると、もしかしたら植物たちの声が聞こえてくるかもしれないですね。
(ボランティアスタッフ 安達 光)
「植物にも声がある」。これをみなさんに体感してもらうための連続授業の第2回目です。
人間は、リラックスした状態の時には脳にアルファー波が出ます。それと同じように、植物にも『プラントロン』という特殊な装置を使うことで、彼らの発する電位変化を計測することができます。この装置は、植物生体情報を得るためのもの。葉の表面に付けた電極から、微弱な電位変化を取り出しコンピュータ解析することで、ある環境の中での植物の振る舞いを観察し、その電位変化を音に変換することができます。同じ植物でも、一日の中での光の変化や、人が周囲にいるかいないかなどで、その発する「声」は確実に変わっているのです。
『プラントロン』を介在させたサウンド・インスタレーションをめざします。この試みは「植物の声」を聞き取ることで、我々と植物の相互的な関係を考え直し、「生きている」という意味をあらためて問いかけようとするものなのです。
今回の授業では、とりあえず、プラントロンをチューニングしてみたいと思います。そして、いくつかの植物を、『プラントロン』を介してその声を聞いてみましょう。
しかし、植物も気まぐれです。いつも必ず声を聞かせてくれるとは限りません。もしかしたら、第3回目以降も、そのトライアルは続くことになるでしょう…
銅金博士より
*声を聞いてみたい観葉植物を育てている方は、授業当日にお持ち下さい。
http://wiki.livedoor.jp/dogane/d/Profile
今回の教室:「青山ブックセンター本店」
電話:03-5485-5511
最寄り駅1:JR山手線・埼京線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・
東急東横線・京王井の頭線渋谷駅 下車 東口より徒歩10分。
最寄り駅2:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅 下車 徒歩8分。
青山表参道付近では最大規模の書店。略称ABC。デザイン系の書籍が多いなど独特の棚展開で知られ、多くのファンを持つ。
http://www.aoyamabc.co.jp/
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