シブヤ大学

生物多様性ネットワーク
~“三丁目”に住んでいた生きものたちを探して~

11:00-13:00
  • 長谷戸社会教育館
  • 松木 洋一 [日本獣医生命科学大学名誉教授(農業経済学)]
参加費
無料
定員
50名
参加対象
どなたでも。

当日の持ち物
筆記用具を必ずお持ち下さい。
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は11月4日(火)に行います。(抽選予約受付は11月3日(月)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、11月13(木)0時まで先着順でお申し込みを
受付いたします。
「生物多様性」ってなんだろう?
最近、よく聞くこの言葉。
2010年には、名古屋での国際会議開催が決定して、「ロハス」に継ぐキーワードとして呼び名が高い概念です。定義はいろいろありますが、簡単に言うと「人間だけが全てじゃない」という視点から、生物の多様性を維持し、尊重しようとする考え方。ヨーロッパではこの考えをもとにした取り組みを、先進的に行っています。

今回の先生は、生物多様性の専門家で、生き物をこよなく愛す、松木洋一さん。
今から、50年前の昭和30年代、映画『三丁目の夕日』が描く頃日本には、東京をはじめ都市の至るところに、たくさんの生き物がいたと語る松木先生。
授業では、「なぜ今生物多様性なのか」や「ヨーロッパや日本での先進事例」など、都市に暮らす私たちにもできる取り組みについて考えます。

“多様性”が存在する理由は、生命があらゆる環境で生き残っていくためのリスクヘッジ。
絶滅寸前のツシマヤマネコが、身の回りで生きるようになるためには、カヤネズミという彼らの餌となる生き物が、元気に生きられる環境が必要になってきます。そうやって生物同士の関係性を辿って行くと、おのずと私たち人間との関わりにも繋がってくる。
こうした生物の賑わい自体にある、“関係性の豊かさ”を学びます。


(授業コーディネーター:加藤丈晴)

先生

[ 日本獣医生命科学大学名誉教授(農業経済学) ]

松木 洋一

アグリネイチャースチュワード協会理事長、農業と動物福祉の研究会代表世話人、(有)アグリネイチャーいいじま取締役、NPO法人えがおつなげて顧問、関東ツーリズム大学設立評議員。最近では、農業者が数千年にわたってつくりあげてきた「農業自然」は、農山村ばかりでなく、東京など大都市にも残っているので、市民と都市農業者とともに都市農地周辺の生き物調査を行っています。また、愛知万博の環境キャラクターであるモリゾウキッコロを生物多様性ブランドとして活用するプロジェクトにかかわって、農業がもつ生物多様性保全ビジネス開発をすすめています。また、昨年来評判になっている映画「いのちの食べ方」で取り上げられているストレスのない健康な家畜の飼い方である「家畜福祉」の実現にEUなどの国際NGOとともにかかわっています。



【最近の主要著書】
松木洋一・木村伸男編著「家族農業経営の底力」農林統計協会2003
松木洋一・永松美希編著「日本とEUの有機畜産」農文協2004
松木洋一・R ヒュルネ編著 松木洋一・後藤さとみ共訳「食品安全経済学」
日本経済評論社2007

教室

長谷戸社会教育館

JR恵比寿駅よりほど近く、渋谷区民のための学習や情報交換の場として活用されている教育会館。
社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された施設。昭和55年に建設された長谷戸社会教育館は、音楽室(大・小)、学習室がある。

所在地
渋谷区恵比寿西1-23-4
電話:03-3463-8061
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。

【最寄り駅】
JR恵比寿駅下車 徒歩5分
地下鉄日比谷線恵比寿駅下車 徒歩5分

<連絡先>
シブヤ大学事務局  
080-7507-7332
info@shibuya-univ.net