シブヤ大学

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キャンパスライフ

イラスト
生姜塚理恵さん

FILE.19

生姜塚理恵さん

(ボランティアスタッフ)

“面白そう!!と思ったプレゼン大会。
やるかどうかを悩むより、
チャレンジして前向きに悩みたいと思いました。”

原宿表参道キャンパスの授業企画を募集する「わいわいプレゼン」。2010年1月、明治神宮のお茶室で開かれた“香りの記憶ゲーム~「初春の香道体験」”はここから生まれた第一回目の授業でした。この授業をコーディネートしたのが、現在、清泉女子大学で2度目の大学生活を送る主婦の生姜塚理恵さん。シブヤ大学に参加するきっかけから授業づくり、授業後の心境までお伺いしました。

Q:

シブヤ大学に関わるきっかけはなんですか?

生姜塚:

19_v_01.jpg グリーンバードというNPOで、ゴミ拾いを一緒にしている友人に、シブヤ大学という面白いのがあると教えてもらったんです。授業はなかなか当たらないと聞いていたのですが、応募してみたら、「明治神宮の夜間参拝」と「松本ルキさんと巡るシークレットツアー」が当選していて、それが始まりでした。シークレットツアーはとくに新鮮でしたね。私は幼いころ渋谷に住んでいて、この辺りの土地を全く知らないという感覚ではありませんでしたが、「こんなところから原宿駅に通じていた!」とか、「こんなの奥の方まで来たことなかった」とか、その意味で新しい発見があったのがとても面白くて、渋谷がより身近になった気がしました。
その夜の3周年パーティーで、たまたまスタッフの方とお話したんですよね。そうしたら、話が弾んで「今度原宿表参道キャンパススタッフの職員会議があるので、もしよければいらっしゃいませんか」とお誘いいただき、後日参加してみることになったんです。これがきっかけで、シブヤ大学の授業を受けるだけではなく、つくる側の考え方やどのように運営されているのかにも興味を持つようになっていきました。


Q:

会議に参加されてみていかがでしたか?

生姜塚:

ここも本当に面白かったです。初めて参加したのに壁も全く感じませんでしたし、皆さんが自由に意見を交わしている光景がとても新鮮で。すごく良いコミュニケーションの場だなと思いました。その会議の中で、今度「わいわいプレゼン」というのがあると聞いたんですよね。原宿表参道キャンパスで、年明け1月の授業企画をみんなから募集するというプレゼンテーション大会で、面白そう!!と、すぐに興味が湧きました。でも、よく考えてみれば、シブヤ大学を知ってまだ間もなく、プレゼンも上手くできるか自信がない。それに皆さんの時間を割いて発表を聞いてもらうわけだから、やるからには責任をもってやらないと。私がやっていいのか、そもそもできるのかとても迷いました。でもちょうどそのころ、清泉の方でもプレゼンの仕方を授業で学んでいたんですよね。せっかくなのでこれも一つ勉強で、自分が成長するためかなと思い始めました。やはり、やらないで後悔したり、どうしようと悩むよりは、チャレンジして、その後に直面する問題に対して、前向きに悩んだ方が良いと思い、やってみようと、締め切りギリギリの時間に決心しエントリーしました。


Q:

プレゼンはいかがでしたか?

生姜塚:

19_v_03.jpg 以前から興味のあった、「香道」をテーマにした授業を作りたくて発表したのですが、緊張しましたし、素人なので無理かなと思っていました。でも、参加者投票の結果、なんと選んでいただけたんですよね。授業開催が1月ということで、お正月という時期がたまたま良かったみたいなんです。でも、「本当ですか?いいんですか?!」と、ずっと驚きでした。決まってからが大変、以前から親交のあった香道の先生にお願いしたり、授業紹介の文章を考えたり、何を伝えたいのかを考えたり、原宿表参道キャンパススタッフの船元さんや皆さんに手取り足とりサポートして頂きながら準備を進めました。そのおかげで、授業は大成功、生徒さんから「楽しかった」とか、「また第2弾をやってほしい」という声もかけてもらえました。生徒さんがそう感じてくれていたのを知れて、「やって良かった」って。本当に嬉しかったです。


Q:

その後何か変化はありましたか?

生姜塚:

もしシブヤ大学に来ていなかったら、清泉の方で授業が終わったら家にすぐ帰るだけになっていたと思います。同級生は当然18歳で、私は主婦で年齢的にみんなと違いますし。でも、シブヤ大学に来ていろいろ経験させてもらって、学校での過ごし方と言いますか、姿勢が変わっていきました。年齢も背景も違う人たちが、認め合って良いコミュニケーションをしていて、かつ楽しみながら真面目に何かに取り組んでいる。そういう姿を目の当たりにしてからは、自分とまわりと年齢や背景が違うことをむしろプラスにとらえ、私ももっと積極的に一生懸命やろうとか、まわりを巻き込んで何か一つのことをやりたいという気持ちになれました。そのおかげで、清泉でも委員会に挑戦してみたり、アースデイ東京というイベントに、清泉女子大学地球市民学会として出展するリーダーをやらせてもらいました。シブヤ大学に来ていなかったら、ここまで能動的になれていなかったと思いますし、本当に感謝の一言に尽きますね。

Q:

何かしたいという人にメッセージはありますか?

生姜塚:

19_v_04.jpg 何かに踏み出すのを迷っている人がいたら、ぜひ、ダメもとでもチャレンジしてみてほしいです。チャンスはあっという間に通り過ぎてしまうので、それを逃すのは本当にもったいない。それに、「私は主婦だし」とか、「時間ないし」とか、「若くないし」って自分を限定してしまうと、本当にそうなってしまう気がします。これをしたらまわりにどう思われるかなとか、年甲斐もないかなと一切考えず、まっさらな気持ちで、いいややっちゃえってチャレンジしちゃう。そうすると、フレッシュな気持ちでいられて、とても楽しくなってくると思います。

プロフィール:生姜塚理恵さん(しょうがづかりえ)

渋谷区出身、港区在住。幼いころテレビで見た女優の、凛としたたたずまいに憧れ、彼女の出身校清泉女子大学に入学。しかし、その心を理解できないまま卒業を迎えてしまう。結婚後は夫の仕事で転勤生活を経験。知らない土地、慣れない習慣の中でもまれ、精神的に強くなるとともに「学び」への姿勢が変化していく。東京に戻った現在、かつての憧れを胸に再び清泉へ。「18歳その2」をキャッチフレーズに、委員会やゼミ、サークル活動等でキャンパスを走り回る日々を送っている。

(2010/05/20 | インタビュー 岸野宏子|撮影 oyabinさとう 他)

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